■2024年02月29日(木)
こういうのは年寄りの愚痴と言います
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“アホ携帯”で見直す、スマートフォンと生活の適切な距離感 何というか精神的にお歳を取られたものだと思うしかないわけですが、こういう懐旧とか情緒とかいうのは無意味だと思います。それともご自身の旧悪でも反省されたのでしょうか。 まず、機械というのは本質的に便利でないといけません。つまりセンサー満載機能たっぷりというのが正しいのです(まあ、それでバッテリーの持ちが悪くなったとか重くなったとかいうのは良し悪しですが)。あれはなくていい、これもなくていいというのは人間が不要なら使わなければ済むことであり、「機能があるからつい」などというのはせいぜいが子供の言い訳に過ぎません。そうした便利で快適な垂れ流しというなら、通俗娯楽書、放送、電話、インスタントメッセージングこそが三悪でしょう。昔のように音をアナログ信号にして通す機能しかないアホ電話しかなかったならともかく、今時のスマートフォンであれば位置情報はある程度把握できるわけですから、緊急通報すら電話は不要で、この場所でこの機関管轄の緊急事態が起こったということさえわかれば最寄りの官憲が急行すれば済みます。カメラを内蔵していれば写真添付でもいいでしょう。コミュニケートする必然性というのはたいしてないのです。まあ、官憲の巡回を極力なくして人件費を節約したいという官公署の利便性を考えれば、スマホを持った人が須らく治安機関の端末であり、音声を含めたあらゆる手段を使って異常事態を官公署に報告することが望ましいのかもしれませんが、口頭での説明というのがたいていの場合ろくなものではないことを考えれば、それこそSMSを打てる程度に落ち着いた人からの通報しか受け付けない持てではないかと思います。 それでも減らしたいというなら、まず電話機能と対話を模擬できるような広い画面は無くすべきでしょう。1行20文字程度、つまりポケベルレベルで十分です。それ以外はモニタ外付けでいいでしょう。またパケット通信も装置側で速度を下げ、20kbps程度に落とすべきですし、100パケット送受信したらその後十分間は通信を行わないようにしておくのが望ましいでしょう。こんなもの何に使うのかというと、一方的に送られてくる緊急メッセージを適度に受信するために使います。こちらからの発信はカメラで写真を撮ってそれを送ればよいですし、文章にしても適当なものに書いてそれを写真に撮って送れば済みます。もう一つは本人確認手段や決済手段などのスマートなサービスの利用です。それこそマルチなカードです。その意味では指紋リーダーなり静脈紋リーダーなり虹彩リーダーなりはデータを適切に保護しつつ本体内に記録し照合も本体で行う前提で搭載していることが望ましいわけですが、それこそアホな非接触ICではできないレベルの機能を搭載するためのものです。もちろんカード読み取り機能を内蔵して組み合わせて認証してもいいでしょう。リモートな人間同士のコミュニケーションは最低限でよいし、人間による高度な利用もオプション機器必須でよいのですが、人間が常に持ち歩く高度情報機器、相当程度ある碑と個人と結びついたデバイスという枠組みこそはスマホの社会的な便益であり、それが確保できる程度の利便性を持っているべきであるわけです。 なんなら、電話会社が個人の位置情報を常時警察と消防に連絡する義務を課してもいいでしょう。I always look youというわけです。 | | |