■2023年12月22日(金)
発熱税
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炭素税なんて言わず、熱を出したら100MJにつき10ドルくらいで税金を取るといいような気がします。ちなみに人が発する熱量は一年間で130MJのようです。さすがにこれに千ドルも払わせると色々問題があるので、10ドルなら少なくとも先進国や中進国の人は問題ないように思います。当然これに様々な活動に関わる発熱が加算されていくわけで、熱出力何ワットのガソリン自動車を何時間動かしたら何ジュール、灯油やガスを使ったら何ジュールといった感じで増えます。 その上で、先進国の負担を重くし、後進国の負担を軽くするのがいいでしょう。後進国の方が熱効率が悪いこと、一方で発熱量自体は小さいことが多いはずで、その分この税金は少なくなり、逆に言えば同じ税負担で使える熱量が増えます。 そして、税金というよりは、この換算熱量ベースで排出権取引のようなことをするわけです。つまり一年間に発生してよい熱量を何ジュールと決めておき、それを例えば全ての国に均等割りし、各国は調整済みの価格で代金を払います。つまり先進国は高いお金を払うことになります。おそらく足りない国も甘える国も出ますが、余る国は足りない国に売ることができますが、この時買う国は売る国に自国の単価で支払うものとします。つまり発展途上国は熱量枠を安く買って高く売ることができます。また先進国は高く買って安く売る羽目になりかねません。つまり先進国には熱消費を減らすドライブが強く働くことになりますし、発展途上国は熱効率を向上させて余剰を作り出せばその分を有利に売れることになります。 | | |