■2023年05月31日(水)
エキスパートシステムなら嘘をつかないことは大事です
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旅先も“AI任せ”な時代に? 経路検索「駅すぱあと」がChatGPT活用 “ざっくり要望”で行き先提案 当然の活用法なわけですが、くれぐれも存在しないアトラクションとか宿を紹介しないようにして欲しいものです。 それはさておき、この場合エキスパートシステムのユーザーインターフェースを対話型人工知能にしたわけなので、モデルとしては旅行会社にざっくりとしたアイデアを説明して旅行を提案してもらうのと同じものです。制度的にも、旅行業務取扱管理者が責任を取れる体制を用意するのであれば問題ないと思います(旅行業法では 第1条(目的)に定められている『旅行業務に関する取引公正の維持』『旅行の安全の確保』『旅行者の利便の増進』を営業所単位で管理・監督させるために、営業所毎に最低1人以上後述の旅行業務取扱管理者試験に合格した者をその営業所の旅行業務取扱管理者として選任することが義務付けられている。)。これが個別の相談や斡旋について有資格者の担当を義務付けるような制度だと、違法になります。 旅行なんて計画や手配が楽しいんじゃないかという話もあるわけですが、さすがに自分で行先も移動手段も決められないやつが旅行など行くなというのは、正しくはあってもあまりに厳しい話ですので、そこは前提にしません。旅行代理店に行って、こんな感じで旅行に行きたいんだけどどうでしょうと訊く感じになります。なお、一般的に旅行代理店に行く場合行く先の候補程度は決めていくものではないかと思いますが、旅行代理店が店内にパックツアーのカタログを置いていることからわかるとおり、南の島で三日くらいのんびりしたいとか、縄文の雰囲気に浸りたい、結婚記念日にマリンレジャーが好きな妻を旅行に誘いたいといった程度の話を持ち掛けても対応してくれます。旅行業者のカウンターで店員さんに提案してもらうのは恥ずかしいことではなく、もちろん人工知能に提案してもらうのも恥ずかしいことではありません。ということにしておきます。 ちなみにBirdsに一週間の避暑旅行を提案してもらったところ、こうなりました。 //Birds はい、喜んで。
8月1日から8月18日の間、宮城県村田町から一週間の避暑旅行を計画しました。
初日は、朝9時以降に村田町を出発し、新潟県の佐渡島に向かいます。佐渡島は、日本海に浮かぶ島で、夏は避暑地として人気があります。佐渡島に到着したら、宿泊先にチェックインし、夕食をとります。夕食後、佐渡島の夜景を眺めることができます。
2日目は、佐渡島の観光スポットを訪れます。佐渡島には、佐渡金山、大野亀、両津港など、多くの観光スポットがあります。佐渡金山は、世界遺産に登録されている金山で、佐渡島の歴史を知ることができます。大野亀は、佐渡島の北部にある亀の形をした岩で、夕日が美しいことで知られています。両津港は、佐渡島の主要な港で、新潟市や東京へのフェリーが出ています。
3日目は、新潟県の魚沼市に向かいます。魚沼市は、日本有数の米どころで、美味しいお米を食べることができます。魚沼市には、魚沼産コシヒカリの田んぼや、魚沼の郷土料理を味わえるお店がたくさんあります。
4日目は、新潟県の湯沢町に向かいます。湯沢町は、日本有数の温泉地で、夏でも涼しく過ごすことができます。湯沢町には、多くの温泉旅館やホテルがあり、日帰り温泉も楽しめます。
5日目は、新潟県の十日町市に向かいます。十日町市は、日本有数の和紙の産地で、和紙の工房や美術館を見学することができます。十日町市には、和紙を使った工芸品やお土産もたくさんあります。
6日目は、新潟県の長岡市に向かいます。長岡市は、新潟県の県庁所在地で、歴史と文化が感じられる街です。長岡市には、長岡城や長岡市立歴史博物館など、多くの観光スポットがあります。
7日目は、新潟県の柏崎市に向かいます。柏崎市は、日本海に面した港町で、海の幸を堪能することができます。柏崎市には、海鮮丼やお寿司などの海鮮料理を味わえるお店がたくさんあります。
8日目は、朝9時頃に柏崎市を出発し、村田町に帰宅します。
この旅行は、日本海の美しい景色や美味しいお料理を堪能できる、夏にぴったりの避暑旅行です。 Birds//
ちなみに最初、村田町が滞在地だと誤解される訊き方をしてしまい、村田町が出発地だと明示して尋ねた結果が上記です。 新潟県の県庁所在地が長岡市であるとか一部間違いがあるものの、なかなか楽しそうなプランですが、旅程が具体的でないので、移動方法を尋ねました。その結果村田町から佐渡島行きのフェリーの出発港までの移動方法として出てきたのがこれです。
//Birds 村田町から新潟市の万代港までの移動を公共交通機関を用いて行うと、以下の通りです。
村田町駅からJR東北本線に乗車します。 新潟駅で下車します。 新潟駅から新潟交通の路線バスに乗車します。 万代港前で下車します。
村田町から新潟市の万代港までの所要時間は、約2時間です。運賃は、大人片道1,000円です。
村田町から新潟市の万代港までの移動は、公共交通機関を利用すると便利です。新潟市の万代港は、佐渡汽船のフェリー乗り場があり、佐渡島へのアクセスに便利です。 Birds//
さすがにこれは無理なので、このあたりは旅行斡旋事業者が改善する余地があるでしょうね。また新潟駅からの路線バスについて、路線名と乗車停留所名が欲しいところです。降車停留所名も望まれますが、どうやら終点で降りるようなので、それがわかればなくてもよいでしょう。ちなみに仙台駅発佐渡島両津港行の旅程を乗り換え案内に検索させた場合所要時間は10:31仙台駅発で5時間ほど、運賃等26840円と出ました。これに村田町から仙台駅までの高速バスについて9時過ぎ発10時前着運賃1000円ほどを加えた額がおおむね妥当な見積もりになります。なお、宮城県村田町内には鉄道駅はありません。町内を走る東北新幹線に線路からしがみついて東京までの運賃と特急料金を節約するというのは犯罪ですし、それでも東京からの費用は1000円にはなりません。 | | |