■2020年07月20日(月)
Lマウントならともかく
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勝手にアカギカメラグランプリ2020(レンズ編) ほうら来た。 「風景を開放絞りで撮る奴がいるか! と昔のカメラ雑誌や撮影指南書には書いてあったけど、それは昔の話だよなあと感じさせる切れ込み。」 そうなんですよね。レンズの性能も使い方も変わりました。というかアポクロマート設計って確か天体望遠鏡では常識なのですが、F値が段違いであるにせよ(カメラ用レンズの方が明るく、設計が難しい)、カラーフィルムになっているのにアクロマートだったら一色滲むんじゃないかと思うのですが、それこそ絞って回避するのでしょうか。とはいえ絞ると今度は回折で像がにじんだりするわけで、そのあたりのバランスを光路計算でゴリゴリッと合わせていくニーズが実はコンピューターの生まれのひとつだったりします。理論も手法もツールも進歩しています。なんとなく、風景写真だからといってF16まで絞るのは止めた方が良いような気がしています。 「発表されたばかりのライカM10-Rの4,000万画素センサーに、コシナのアポランター50mm F2を通した光を浴びせかけたらどうなるんだろうなあ。VMマウント仕様を作ってくれねえかなあと、こればかりが目下の私の一番の関心ごとであり妄想なわけですが、こんなことを書くとまた嫌われちゃうんだろうなあ。」 頑張れ、コシナさん。といってもレンジファインダー対応が結構大変そうです。マウントアダプターで距離計を使わずに目視で焦点を合わせるので良いなら、試作品程度は多機能切削加工機だけでできるでしょうが、メーカー品となるとそうもいきません(と言いつつNoktonは無接点なのですが)。高精度金属加工のできる知り合いにマウントを交換してもらった方が早いかもしれません。 | | |