日記

■2020年03月31日(火)  端末を地方巡業させる会とか
政府が移動通信事業者などに統計データ提供を要請
政府、新型コロナ対策でドコモなどに統計データの提供を要請 「法的拘束力はない」
総務省、携帯・IT大手にビッグデータ要請 コロナ対策
これは…ある意味一線を越えたのではないでしょうか。
つまり、端末の位置情報のログを、匿名化済とはいえ、提供しろと言っていることになります。もちろん端末の位置情報というのは契約者が持ち歩いて電源を入れているのでないと意味をなさないわけですが、その限りにおいて、だれがどこにいるのかを、移動体通信事業者は把握できるということを、明言してしまったことになります。まあ、ちょっと仕組みを知っている人ならわかっていたことなのですが。
こういうことをされると、それこそ通販で売っているSIMフリー端末を買って適当なSIMを取り付け、リレーで順送りするようないたずらをしたくなります。つまり、手を組んだ遠隔地の知り合いに端末を送り、その知り合いが次の知り合いに送りというのを適当な時間間隔(それこそ適宜充電しながら)で繰り返すわけですね。契約者ではなく端末だけが移動しているわけです。
移動体通信事業者としては、総務省に嫌がらせをする機会でもあり、恩を売る機会でもあるでしょう。「法的拘束力はない」とはいえ拒否すれば嫌がらせくらいはされかねないわけで、「当社はユーザーのプライバシー保護にかんがみて個人情報の提供につながりかねない情報提供の前例を作ることはできない」くらい大見えを切って拒否するか(そして総務省とデータを出した事業者に対して道義上優位に立つか)、協力して、できる協力はしているのだからむげには扱うなと念を押すか。どことは言いませんが粗相をしている事業者もありますからね。

■2020年03月30日(月)  柄などがついていない円筒形の飲料容器、ただし茶器は除く
コップか、カップか…?
英語じゃないらしいですよ。まあ、コップの場合基本的には持ち手は付いていないでしょうね。素材としては、紙、プラスチック、ガラスはコップです(ガラス製の持ち手なしの飲料容器の場合グラスと呼ぶこともありますが)。金属の場合もコップだと思いますが、魔法瓶の付属品やプディングの型くらいしか類似の容器を見かけないので、確信がありません。陶器・磁器の場合、茶器に相当する場合はコップとは呼ばないと思います。つまり、茶碗はあくまでも茶碗であるということです。一方でカップ、つまりティーカップやコーヒーカップではありえます。

■2020年03月30日(月)  念書を取ればよいという問題ではないでしょうしね
従業員の受動喫煙NO! 飲食店はどうなる?
「どうなる?」と書いておいてどうなるのかがちゃんと書いていないのですが、規制として喫煙可能にするなら店主の自己責任でという点ははっきりしています。特に飲食店のような零細事業者では従業員の立場が弱いでしょうから、喫煙を認めたいなら店主一人、せいぜい家族の範囲で経営しろというのは合理的な線引きでしょう。とはいえ飲食店従業員がインフォーマルな就業形態になってしまう可能性もないとは言えませんので(まさか今時、接客担当者が担当テーブルごとに自営ないし委託の形で注文を取り次ぐなどという規制逃れが通用するとは思いたくありませんが)、喫煙を禁止するリスクまで行政が面倒を見てくれるわけではありませんし、経営者としては悩ましいだろうとは思いますし、そこにつけこむ悪徳コンサルタントも出るだろうなとは思います。従業員保護の観点からは、喫煙目的室をどう規制するかではあるでしょうね。給仕は室外でのセルフサービスのみとか被用者の就業禁止といった規制をかけることができるかどうかです。

■2020年03月30日(月)  免許の発行が滞るなどということがないとよいですが
ドローンの遠隔操縦、免許制へ 2022年から 共同通信報道
筋の通った話ではあります。まあ、目視はいいのかという話はありますが、そこは免許と講習受講という切り分け方もあるわけですし。ただ、資格の認定をどのように行うのかなど、準備にはそれなりの手間がかかるでしょうし、ここ数年の役所の手際の悪さを見ていると、いざ2022年になってみるとそもそも免許試験の実施準備が整っていないとか、試験の規模が希望者に比べて過少だったとか、発行手続を侮っていたといった事態も起きるかもしれません。

■2020年03月30日(月)  回線業者が信用できないという点を除けば合理的な話
楽天モバイル、学校に無償で光回線提供 基地局を敷地内に設置が条件
楽天モバイル、基地局設置で回線を無償提供する学校向けプラン
学校へ10Gbps回線を無償提供、見返りに校内へ基地局設置OK──楽天モバイルと千葉市
あ、なんか少しまともな話が出てきた。割と窮余の一策という感じであるのがひっかかるのと、光回線の仕様が気になりますが(低レベルだったり(Engadget日本語版によると10GBなので、使うに堪えないレベルではなさそう)他社への切り替えに相当額の工事費がかかるなどの制約、楽天側での妙な仕込みなどがあるかもしれません)、今や、地域のネットワーク拠点になっているような大学を除いて(大学はそもそも外部の計算機資源の利用が多いので大きな帯域を必要としますし、拠点であれば中継もあるので、それだけ太い回線が必要になります)、学校に必要なネットワーク帯域はたいしたものではないので(リモートアクセスによる指導が進展すると話が変わるかもしれませんが、そもそも家庭の回線の帯域の方が狭いはずで、一斉授業にこだわりでもしない限りあまり深刻な事態にはならないはず)、携帯電話基地局の運営のような別の稼ぎ方があるのであれば、回線をただで貸して相乗りする形は十分あり得ます。というか、本当は施設管理者が基地局を設置して回線業者から使用料を取るのが筋だと思うのです。基地局から電話交換システムのゲートウェイというエンドポイントが限定された通信なので、データ量の測定もさほど難しくないはずです。さすがに回線業者ごとに専用線を引かないといけないとなるとやっかいですが、ルーティングで済むのであれば、回線容量以外の技術的な問題はないはずです。さすがにまた貸しするから大容量の回線を引くというのはいささか本末転倒ではあるわけですが…必要とする回線容量は基地局の方で辻褄を合わせられると思うのですよね。所与の回線容量とピーク時の通信量を基準に1機の基地局がカバーする範囲を決めればよいわけですから。技術面以外の運用上の問題はいろいろと出てくるとは思いますけど。
自治体単位での協議になるようで、千葉市と協定を締結、他にもいくつか協議を進めているようです。

■2020年03月29日(日)  6Gじゃ足りないはずです
Visual Studioのアップデートで2GBも持ってかれるのでは、月6GBでは足りるはずもありません。12GBの契約に変更しました。千円強のコスト増ですが、まあ、仕方ないでしょう。

■2020年03月29日(日)  いっそたばこ販売店名義の店舗のみ喫煙可にすればよかったのに
受動喫煙の規制逃れ? バーやスナック、例外施設に移行
笑うしかないですね。
いや、いっそたばこ販売免許保有者名義の店舗のみ喫煙可とでもしておけば、街角のたばこ店の延命策くらいにはなったかもしれません(というか出張販売なんて制度があったのですね: それこそタバコの自動販売機と一緒に滅びたかと思っていました)。暖簾を貸して使用料を取るというのはごく一般的な商いですから。どちらも古くは専売局の管轄ですし
もっとも、変な規制逃れは望ましいことではないにせよ、タバコを吸う場所だと宣言するわけなので、規制の目的自体は達せられているのではないでしょうか。嫌なら入らなければよいわけですし、二次会を断る理由にもなるでしょう。そもそもたばこの一般販売を続けるのに喫煙規制をするというのは、分煙の促進と喫煙に対するレッテル貼りでしかないわけですから、店が喫煙所であることを宣言して分煙を望む客に忌避されることを望むというのであれば、形式的な規制逃れを云々する必要はないわけです。もちろん、公務員や官庁出入り業者にとっては、個人的にならともかく官庁名義で利用する場として、あるいは公務員と一緒に出入りする場として、そのような店舗を忌避することになるでしょう。公務員が忘年会や新年会に喫煙所を利用していたなどとメディアに叩かれることも出てくるかもしれません。

■2020年03月29日(日)  フェアリーテイル・クロニクル完結
フェアリーテイル・クロニクル 〜空気読まない異世界ライフ〜
ある意味懐かしい感じの説教エンターテイメントでしたが、完結しました。いや、第1章はそこまでじゃなかったのですが、主人公サイドのパワーインフレと並行するように急速に設定解説込みの説教が増えた印象があります。パワーインフレについては、元々チート系ではあるのですが、さすがに連載開始時の「中ボスなら余裕」と本編フォーレ編以降の「世界を亡ぼせる」は違います。取り巻きが結構えげつないので、へたれてMADに走るヒロシが心のオアシスだったりします。というか、工作や料理をして作品を自慢しているヒロシと他のことをうっちゃって料理に走るヒロシとハルナがほほえましいのが売りだと思います。その意味で、本編ダール編以降は何を作っても自慢の種にならなくなり、むしろ社会インフラの整備がネタになるため、ほほえましい話が減りますし、後日談の方はヒロシの処遇と周囲の人間関係が主眼となっているため、本編の消化不良感を解消する以上のおすすめはできません。気楽な娯楽作品としてはファーレーン編だけ読むのが無難です。
後記で8年越しと書いていますが、投稿間隔もあって本編よりも後日談の連載期間の方が長くなっています。そういえばヒロシの周りだけくっつけて終わってしまいましたが、本編終了時点でファーレーン王国のレイオット王子の外堀が埋まりかけていましたし、アズマ工房にも縁がないことを悩んでいるメンバーが数人いたはずですが、あの辺りは収拾したのでしょうか。とくにアズマ工房のメンバーは、結構ネタにしていたのに放置はいささかかわいそうな気がします。まあ、番外短編で済むはずですけどね。
ともあれ完結おめでとうございます。よく破綻させずに結末にたどり着いたと思います。

■2020年03月28日(土)  そこに疑問を持つような人だったっけと悩みました
人口減少時代にリニアは本当に必要なのか?
個人的には、人口減少時代であれ、東京と大阪がより短い時間距離で結ばれればそれなりに経済効果はあると思います。
とはいえ、ITMediaの記事であるわけで、人が実際に移動するというスタイルがビジネスとしては時代遅れというスタンスもあり得るわけで(観光は別ですが、その場合東海道新幹線で十分です)、もしかしてそういう記事かな?でもそんな記事を書く人だったかなと悩んだのですが、ごく普通に、「リニアには十分な経済効果がある」という記事でした。だったら疑問符などつけるなという気がします。

■2020年03月28日(土)  新型コロナウイルス流行の影響で破産したのではないのではないだろうか
ソフトバンクGも出資の英OneWebが新型コロナで破産申請 74の衛星を残して
衛星インターネットのOneWebが破産申請。新型コロナ影響の市場混乱で資金調達失敗
変だと思うのですけど。
事業自体にはCOVID-19流行で影響を受ける要素が見当たりません。いやまあ、もしかしたら従業員が禁足になって打ち上げや運営に支障をきたしたのかもしれませんが、COVID-19の流行が深刻な事態になったのはせいぜい昨年末くらいであり、つまりはロケット1台の打ち上げができなかった程度の影響しかないはずです。その影響でサービスインが遅れて財務状態が悪化することはあり得るにしても、そもそもサービスイン自体が2021年の予定であり、今設備の整備に何か問題が出たところで即財務状態に影響するような段階ではなさそうです。
となると、不況と市場の混乱により資金調達ができなかったのが主因ということになりそうですが、立ち上げ中のベンチャー企業に投資するような投資家ならむしろ、不況や市場での投資に支障がある状況でこそ、見通しの明るい事業には投資しそうな気がするのです。ましてやEngadget日本語版の記事にあるように相手がソフトバンクだとしたら、先があると思っていれば資金調達は可能だったのではないかという気がします。
つまり、そもそも先行きが懸念されて資金調達が行き詰まっていたのを新型コロナウイルスに転嫁しているだけではないでしょうか。当事者の発表である以上報道としてはそう報道するしかないわけですが、変に思わなかったのでしょうか。

■2020年03月28日(土)  報道には責任を負っていないような気もしますけどね
内容ないコロナ首相会見に抗議広がる
記者会見をするのが当然、質問できるのが当然、答えるのが当然、なのでしょうか。
内閣総理大臣というのは当然国会に対して責任を負っているわけで、国会における討議に際しては、職務における責任の上でも、また提出した法案に対する賛同を得るためにも、誠実な答弁をする必要があります。内閣総理大臣の方から質問はできないのかという問題はありますが(この件は正直帝国議会の弊風を継承しているだけではないかと思うのですが)、質問が出たら答えるのが義務なのです。そのために、質問通告という習慣までできているわけです。
一方、報道関係者というのは私人に過ぎません。確かに報道というのは重視されますが、それは理念の上であって、公務員は法律上しかるべき記録を残し、それを報道関係者を含めた一般に公開する以上の義務はありません。国会としても、秘密会以外について希望者に傍聴を認める以上の義務はありませんし、傍聴人が秩序を乱せば追い出すことも可能です。記者会見や公的施設に立ち入っての取材などという制度は法律上存在せず、記者会見を行う側、立ち入りを認める側が一定の思惑で便宜を図っているにすぎません。そうである以上、ペーパーの読み上げや予告なしの質問の無視、会見時間の規制や不十分な会見時間なども、「これで記者会見と呼べるか」などと言う筋合いではないでしょう。まあ、「会見をそそくさと切り上げ、まともに答えなかった」という記事を書くのも咎め立てされる筋合いはないわけですが。「十分な時間と質問できる時間を要求」する前に、まず国会の議事録をきっちり読み、あるいは役所の資料や記録を丁寧に読み解き、色々な意味でまともな質問をするようにした方がよいと思います。「報道の自由」というのは、その上で記者なり編集者なりの主観(言い換えれば取材で得られた事実についての解釈)を交えて記事なりを作って配布してよいという話で、政治家にしろ役人にしろ、報道関係者の取材に付き合う義務があるわけではありません。下手なことをしゃべって「嘘つき」と言われることがないように話す内容には嘘を入れないことが望ましいですし、部外者としては報道関係者が詳細な事実を報道してくれれば色々調べる手間が省けて好都合ですが、「記者会見は国会の議論と同様の重要性を持つ。」というのは実質的にはそれ以上の意味は持たないと思います。

■2020年03月27日(金)  2000円カード取扱終了?
セブンイレブンでWebMoneyの2000円カードを買おうとしたところ、レジを通りませんでした。そのカードだけがダメだというわけではなく、少なくとも陳列してあった2000円カードは全てダメだったようで、購入時にチャージ額を設定するカードは通ったのでそれで代替しました。対応してくれた店員さんには感謝です。
とはいえ、なんでそんなことが起きたのかは謎です。まさか陳列時にチェックイン処理が必要なのにしていなかったなどということはないでしょうし、アクティベーションのために照会が必要である以上、カードが通るかどうかは店側の設定の問題ではないと思います。となると、WebMoney側で新規の2000円カード発行を中止しているか、セブン-イレブン・ジャパンで2000円カードのみ、ないしは額面固定のカードの取り扱いを中止しているかですが、どちらも店側に何らかの連絡は来るはずで、そのまま陳列されているというのは考えにくいのです。実際、この件の後、2000円カードは陳列棚から回収していたようですし。

■2020年03月27日(金)  成功するのが当たり前でしょう
アメリカ宇宙軍、初の衛星打ち上げが成功。軍用通信衛星AEHF-6を軌道へ
「初の」と言ったって、そもそも空軍の部署がそのまま移動しただけでしょうに。新軍種の組織に伴って予算がごっそり削減されたとでも言うならともかく、成功する方が当たり前です。JAXAに再編された後の旧東大宇宙研の固体ロケット部隊の方が条件が悪かったでしょう。

■2020年03月27日(金)  これが楽天の地なんでしょうか
楽天モバイル、海外ローミングの提供エリアを変更
ECモールの送料の扱いの件もそうですが、どうも最近、「ちゃんと考えたか?」という事例が多い気がします。この件も、趣旨は分かるのですが(つながらないならともかく、定額制の対象国かどうかなんてそうそう確認しないですし、確かに後でトラブルになる可能性が高いでしょうね)、そもそもわかりきってるでしょう。そこを踏まえた上でつながることの方が大事という選択はあり得るし、トラブル回避にしても定額制を確保できるパートナーをとにかく確保する、あるいは国によって条件が変わるにしても定額枠が減る程度ですます方がよかったのではないかと思います。そこを見込みで走ってできそうにないから提供エリアを減らしましたということだとすれば、見込みが甘いのです。そんなことは織り込み済みで済む程度のディスカウントならばともかく、最初の1年はさておきそこまで安くないですよ。

■2020年03月27日(金)  それは競合への脅迫ですか
4G周波数の5G転用は「有利誤認」を招く恐れ──ドコモが慎重姿勢
懸念の内容自体は理解できますし、事業者として慎重な姿勢というか、「本来の」5Gネットワークの充実が必要という主張もわかります。しかし、ならばサービスインの時点でまともなネットワークを用意しておくべきですし、ましてや競合を脅すような真似はすべきでないでしょう。「偽の5G」呼ばわりならまだわかります。少なくとも通信速度や収容端末数は4Gとさほど変わらないわけですから。まあ、それで転用をやったらいい笑いものですし、いつまでたっても表示が4Gのままだと評判が落ちかねません。とはいえそれを競合を不正競争呼ばわりして脅迫することで回避しようというのは、逆の意味で恥ずかしい話です。そもそも本来の5Gではオーバースペック、コストオーバーで、むしろ基地局のカバレッジが問題である場合に、4Gの周波数帯を転用することは、本来の仕様というべきです。アンテナや受信機などの通信機部分はともかく、エンコーダー・デコーダーや通信管理の部分を5Gに共通化できれば、それだけ端末のコストダウンにつながるでしょう。それこそ最初から5Gで参入しようという事業者がいれば、その方が有利なはずです。そのあたりまで考えて仕様が決まっているわけで、それを「なんちゃって5Gなのに5Gと表示されるのはおかしい」などと今更言うのは何とも情けない話です。周波数の割り当てすら受けられなかったというならまだわかりますが、ドコモですよ?口先で介入するのではなく、実力で「カバレッジと通信品質はさすがドコモ」と言わせてほしいものです。

■2020年03月27日(金)  そりゃまあ、普及している端末で「4G」という表示が出続けるようでは恥ずかしいでしょうね
NTTドコモが5Gを始めるも150箇所の「スポット」から――やる気のないエリア展開に尻を叩くのは9月登場のiPhone 5Gか
ああ、やっぱり拍子抜けなんですね。
というか、ここ数年の5G展開の掛け声からすると、キャリア各社の対応は全て「嘘つき!」レベルでしょう。もちろん、一気に展開なんかできない、電波だって通らないのにというのはわかります。わかりますが、それこそわかりきっていたことでしょう。せめて政令指定都市の市街地、あるいはIoTがキラーアプリケーションだというなら物流拠点や幹線道路のような使えそうなところはちゃんとアンテナが立つくらいにしておけという気がします。それが「おそらくドコモの支店のロビーや県庁前辺りをエリア化する程度から始まるのではないか。」というのは、何がしたいのかわかりません。エリア展開のストラテジーとしてはありうるとしても(それこそキャリア網ではなくユーザーの敷地内設備にした方が展開が速かったんじゃないですかね)、あそこまで鳴り物を鳴らしておいておもちゃ程度のスタートというのは、それこそADSLに比べてもひどすぎます。
 とはいえ、さすがに他社が5Gと表示されているところで自社網では4Gとしか出ないとなれば見栄っ張りのドコモのこと、根性くらいは入れるでしょうか。そういう意味で、iPhoneの対応待ちという見通しは肯けます。
 しかし、こういうことをやるとNTTグループの統合なんて話を肯定しにくくなるとは思わなかったんですかね。やる気がないんだったら、改めて分割してエリア単位で投資ファンドにでも売り払ってもいいと思いますが。買い手のないエリアは、それこそ地方自治体に払い下げればよいわけですし。分散型の公衆通信網の研究の方が、そもそも予想される環境での実用性に懸念のある高速化・収容端末数の増加よりも大事ではないですかね。

■2020年03月24日(火)  楽天のあれよりはましですかね
ヤフー親会社、打倒アマゾン・楽天に“次の一手” ヤマトと組んでEC事業を強化 川邊社長「ナンバーワンになる」
運送と組んでECを強化というのはまともな方向性だと思います。楽天の送料無料枠の押し付けよりはましでしょうし、宅配自体は佐川急便と日本郵政という強力な競合がいるので(ゆうちょ銀行だけでなく、日本郵政は最近どうもポカが続いている感じですが)、NTTと組んで何かやるのよりは筋が良いと思います。まあ、ヤフーの資本関係をたどっていくとソフトバンクになるわけですが、それでもNTTやKDDIのような税金の遺産で食っているようなところがアプリケーションに手を出すよりは筋が良いでしょう。
NTTは余計なことをやっている暇があったら回線敷設工事を迅速化して欲しいものですし、ドコモも5G網の展開を迅速かつ広範に進めるべきでしょう。ついでにNTTはそろそろ非対称な回線から脱却して欲しいです。ADSLはつなぎだからあれでよいのであって、光までダウンロード優先の非対称ではそれこそテレワークやリモートオフィスにも支障をきたしかねません。インターネットだって対称が本来の前提です。スマホで映画を見るためにIP v6があるわけではありません。

■2020年03月23日(月)  デスク設置完了
パソコンデスクの設置を完了しました。天板の高さもちょうどよさそうです。ワゴンと合わせてツインディスプレイにするのも何とかなりそうです。とはいえ、ワゴンに向いて作業をするのは厳しい感じなので、外付けをメインモニタにして、PCのをサブとして使うのでしょうかね。外付けモニタの設定が悪かったようで、最初スタートメニューボタンと時計がタスクバーに表示されなかったのですが、モニタ側で自動調整を行ったら表示されるようになりました。
ブルーレイはHDCP対応のグラフィックシステムを介してHDMIに出力するのでないと再生できないので、椅子に座って映画を見るというわけには当分いかなさそうですが、まあ、よいでしょう。
ゲスト用無線LANも設置できました。もっとも現状セキュリティなし状態ですが。TP-LINK_Extender_Guestです。

■2020年03月22日(日)  絞るか開けるか
ナショナルジオグラフィック プロの撮り方 風景を極める
現代はEXPRESSIVE NATURE PHOTOGRAPHYのようです。前にも書いたような気がしますが、日本語の「風景写真」と英語の「Nature photography」は意味が相当違います。被写体も違いますし、それだけに技術的な部分も違うようです。
その端的な表れが、絞りではないかと思います。同書では、F16ないしはF22を勧めています。全体がパンフォーカスになることが前提です。実際、例えば山岳写真などでは、パンフォーカスにするためにレンズの性能の許すぎりぎりまで絞るようです。しかし日本語の風景写真では、パンフォーカスは前提ではありません。自然物を撮る場合であっても、メインの被写体以外の前景や後景をぼかして目立たなくしてしまう、あるいはボケによる効果を狙うことも少なくありません。このため、F8やF5.6、あるいはF1.8やF2といった浅い被写界深度で撮影することがままあります。またレンズの評価においては、F8を超える絞りでは回折により像が悪化すると書かれていることがあります。それこそ20mm以下の広角レンズであれば、F5.6あたりで遠景についてはほぼパンフォーカスが得られます(この場合レンズの実際の焦点距離が問題になるので、35mm判だろうがマイクロフォーサーズだろうが同じです)。一方で100mm以上の望遠レンズの場合被写界深度が相当浅いので、F16なりF22なりというのは適切というか、これでもパンフォーカスにならないことがあります(まあ、遠景の場合はそんなことは起きないでしょうが)。300mm F6.3で近景にピントを合わせたら数m後ろの遠景がぼけたことがあります(このレンズは絞りがついていないので、そもそも被写界深度の調整ができませんけどね)。

■2020年03月22日(日)  アルカのマウントプレート
アルカスイスのクイックマウント規格はサードパーティーも含めて広くサポートされており、便利なのですが。
カメラ側のマウントプレート。E-P1につけるとバッテリーの蓋を塞ぐのです。バッテリーが切れると一度プレートを外してバッテリーを交換してから付け直すわけですが、カメラボディにプレートを固定するためのネジが回しにくいというか、ハンドルがなかなか出てこないんだな。溝が切ってあって、硬貨で回るらしいのですが、写真を撮るときに財布がすぐ出てくる場所にあることがあまりありません。いやまあ、海外出張中に財布の中身が札ばっかりの状態でバッテリーが切れることが多いせいだとは思うのですが。後は、ユーロの硬貨があまり大きくないせいですかね。50円玉だと回しにくいサイズなので。500円玉やシリングだとちょうどいいかな。まあ、ボディの底に蓋をつけたE-P1の設計の問題でないとは言い切れないのですが。もしかするとフルサイズ前提の一眼レフだと干渉しにくいのかもしれませんし(つまりPentax KとかFuji Xだと同じ問題に遭遇するのかも)。ボディが薄いのでプレートが前後にはみ出し、太いレンズだと干渉して取り付けられなかったりもしますし。これは多くの雲台でも同じで、マウント部が狭い雲台を選ばないとTokina Reflex 300mmのようなマウントぎりぎりまで太いレンズで干渉します。一番三脚を使いたいレンズなんですけどね。

■2020年03月21日(土)  「健全な家庭」を押し付けているからでは?
伸びぬ里親の委託率 国の目標満たす自治体、1割未満に
目標を設定して達成状況を管理すればよいというものでもない気がします。「虐待などで親と暮らせない子どもを家庭的な環境で育てる里親制度」などという時点でどうも胡散臭いですが(特に「家庭的」のところが)、そもそも達成しようのない基準を設定していないか、委託先を変に限定することになっていないか、そのあたりが気になります。まあ、里子に出した先が夜になるまで保育所や学童保育に預けるような環境だとそもそも里親制度の趣旨にそぐわないだろうという話もありそうですが。

■2020年03月21日(土)  リモートワークはどこ行った?
書斎も無ェ、デスクも無ェ、リモートワークは何者だ?
山田さん、リモートワークの部分が抜けてますが。クラウドに倉を建てる話も抜けてますよね?
まあ、リモートワーク環境やクラウドは、どちらかと言えば回線会社と勤め先がなんとかするものなので(個人の契約したクラウドストレージなんて、会社的には危なくて使えません)、今時ないというのは携帯電話回線で全て済ませてしまっている若手くらいでしょうか。とはいえ降って湧いたリモートワークで回線網が飽和しかけたなどという話も聞こえてくるので、仮想デスクトップがいきなり反応が悪くなって驚かされたなどという話も出ているのでしょうか。
タイトルのネタはもちろんわかるのですが、あの文脈であれば「リモートワークって何だ?」という話のはずですが(レーザーデスクはなにもんだ?ですから)、この記事は「書斎もデスクもない状態でリモートワークをする環境をどのように実現するか」という筋です。
もちろん山田氏はノマド歴数十年のベテランであり、辛うじて個室が確保できる程度の安宿でマルチディスプレイを実現する工夫が開陳されています。もっとも、安宿には学校が休校のため在宅でまとわりついてくる子供や時ならぬ夫の在宅にいささか迷惑そうな奥さんなどというものはいないため、自宅マンションの居間かベランダで在宅作業環境を構築するという内容になり、テレカンで打ち合わせをしていると子供が乱入してくるような悩みを抱える向きには期待外れかもしれません。
ところで、カメラ用三脚の上に卓を置いた場合、うっかりすると雲台が耐え切れなくなりそうですが、大丈夫でしょうか。安いトラベル三脚にE-P1と魚眼レンズを載せたらひっくり返ったことがあります。もちろん、一眼レフのフルシステム(3〜4 kg)を載せられる三脚なら、ノートパソコン1台、あるいはさほど大きくない液晶モニタ1台(さすがに30インチを超えると厳しそうです)くらいなら支えられるかもしれません。

■2020年03月21日(土)  芽が出てしまった
ジャガイモは芽が出てしまいました。まあ、昨日などそれなりに温かくはありましたが。一週間以内に使い切るべきなのでしょうね。さあ、今日はマヨネーズと酢を買ってポテトサラダにしてしまおう。
というわけで買ってきたわけですが。ポテトサラダはジャガイモのみ5個で調味料を調整して作りました。豚ロースかつ用3枚は前回と同様味噌漬けに。鶏ももが1枚と言ったところ結構大きくて、300gくらいでしょうか。元々1枚まるまるのつもりでカレー粉を買ってきたのですが、6個に切り分けて、塩とカレー粉をまぶしてみました(初回は無難にということでカレー粉を買ってきましたが、紅茶のおまけについてきたマサラというか、チャイ用のミックススパイスでもよいだろうと思います)。タルタルソースはいつもの通りです。
3/22 カレー粉をまぶした鶏もも肉は、少々塩がきついですが好い感じです。次は塩を減らすべきでしょう。加熱時間は、500Wの電子レンジでシリコンゴムの調理容器に入れて1.5分でよさそうです。

■2020年03月20日(金)  ICUのベッド数など元々多くはないのですが
スイスで重症者のベッドが危機 イタリアと隣接する地域
うーん、イタリアえんがちょ?スイスやオーストリアにさほど違いがあるとは思いませんが、まあ、感染者がこれ以上増えてほしくないというのはわかります。
ICUのベッド数というのは元々さほど多くはないわけで、重篤な患者が増えれば足りなくなる事態はおおいにありえるのですが、ここは過度の効率化の弊害だとでも言ってみるところでしょうか。当然人も足りなくなっているでしょう。ここで羹に懲りてICUの増強などという膾を吹くようなことをすると弊害が出かねないので、臨時の設備を緊急展開するあたりと組み合わせていくのでしょうかね。

■2020年03月20日(金)  目出し帽とゴーグルを装備して旅に出たりして
コロナ問題で気になる「鉄道の換気」の秘密 今こそ観光列車に乗りたいワケ
まあ、鉄道車両やバスよりも職場や学校、あるいは観光客に溢れる観光地の方がよほど感染の危険がある気はします。換気にしても公共交通機関は相当気を使っています。せっかくマスクをして公共交通機関に乗る機会なので、目出し帽にマスク、色付きゴーグルという不審者丸出しの格好で乗ってみるのも面白いかもしれません。
窓開けは、どうなんでしょうかね。路面電車ならともかく、鉄道であれば最高速度が60km/hを超えることもままあります。よく子供が乗用車から乗り出して親に怒られていますが、ああした危険もあります。
死んでも悔いなしというほど覚悟の決まった人がどれだけいるかわかりませんが、日本の観光地は観光客がいないとガラガラのことがままあるので、感染など心配せずに普段混んでいる観光地をガラガラの状態で訪れる機会です。まあ、メインの施設が閉まっている場合があるのはともかくとして、街歩きなどはかえって楽だったり、お店に並ばずに入れたりすることもあるので、独り歩きができる年齢の人は公共交通機関で遠出してみるのも一興だと思います。自宅で家族の辛気臭い顔を見ているよりはよいのではないでしょうか。

■2020年03月20日(金)  ネタ機能かと思ったけど
Microsoft、「Teams」に会議中食事をしても咀しゃく音を消せる機能などを搭載
「ポテトチップスを食べながらオンライン会議に参加するかの議論は置いておくとして……」まあね。少なくとも会議中に食べ物をつまむのは、ピザセッションでもない限りマナー違反ではあるでしょう。とはいえ、リアルな会議でもノイズはあるわけで、オンライン会議でノイズが気になるとしたら何か間違っている気がします。

■2020年03月20日(金)  味噌漬けは持つようで
先日漬け込んだ豚肉の味噌漬けは、冬場の一週間程度なら持つようです。ほうれん草は水をしっかり切っても二日程度が限界のようですが、むしろ気温の上昇が問題という点はまあ、変わりません。

■2020年03月19日(木)  日銀が借り換えを拒否するとも思えませんが
「悪夢」のアベノミクス
債務ではなく政府による生産要素の購入による民間生産の圧迫です、問題は。とはいえ賃金インフレが起こっていないことからして圧迫しているかどうかは怪しいものですが。そして生産要素というのは保存できません。設備は使わなくとも劣化・陳腐化しますし、労働力もそもそも取っておいて後で使うということはできません。土地は使ってもなくなりませんが、そもそも過剰に買えるものでもなければ使わなくなれば売れば使いたい人が使えます。つまり近い将来の生産増強程度の短期の需要に基づいて、その時点の量と流通している貨幣の量のバランスで価格が決まるわけで、政府支出が生産力なり生産要素の量なりに対して過剰になれば、政府支出に連動する形で土地価格や賃金の上昇が起こるはずです。これが起こらないのであれば、むしろ民需が減退している状況を政府支出が補っているのであり、これは立派な景気対策です。もちろん、賃金が下がってよいというなら話は別ですが。ともあれ、将来の生産を前倒しで使うというのは不可能であり、短期のインフレをベンチマークとすることに問題はありません。
そして政府債務ですが、日銀が買い続ける限り債務不履行は起こりませんし、少なくとも国債の借り換え費用であれば、日銀から出たお金が日銀に戻るだけのことです。むしろ民間保有されている国債を償還したときに発生する通貨供給で通貨がだぶつくことの方が恐ろしく、この場合増税や金融操作によって通貨を吸収しないと資産インフレが起こることになります。まあ、資産インフレが起こってしまえば債券価格が上昇することになり、債券の利回りが下がって国債を売りやすくなるはずですが。ともあれ、税収がなければ国債を償還できないなどというのはアナクロニズムもよいところです(そのかわりインフレは警戒する必要があります: それでも現金資産の実質的目減り程度の影響しかないはずですが)。今時の経済学者というのは全員管理通貨制度に慣れている世代のはずで、旧共産圏を含む低開発国の経済しか見ていないのでもなければ政府の貨幣が不足する事態など想定しないと思うのですが(市中の貨幣が多すぎるとインフレになるだけです)。これは(それこそ緊縮財政政策などにより)予算規模が小さくなるなどというのとは全く別な話で、国会と内閣が支出すると決めたなら、必要な量の貨幣を調達する方法は(「将来世代の負担」なるものも含めて)税に依存しないということです。生産力の無駄遣いにより同時期の経済に悪影響を与えることはあり得ますが、一定の生産能力を獲得した経済圏においては将来に持ち越されることはありませんし、まして国の借金を将来世代が無理をして返済するような状況も、国の管理通貨という状況下ではありえませんし、これが崩壊するようなら経済自体が相当形の違うものとなっているはずです。まあ、ユーロ圏の行く末によっては新しい形が見えるかもしれません。
もっとも、資産インフレについては懸念を否定できません。なにしろ利回りが低いために金融機関の経営に問題が出ているわけで、それこそゆうちょ銀行を再国営化でもしないと都市部以外での金融に支障が出かねません。お金が借りられないのではなく、出先が撤収してしまってそもそも金融サービスや決済サービスが受けられない事態です。現金で決済が廻っていたころならともかく、今時は銀行口座での決済が普通なのですから、最寄りの銀行窓口まで車で一時間、あるいは運転免許証を返納した高齢者がアクセスできないなどというのでは困ります(まあ、○○ペイの口座に振り込んでもらえば支障ないという人が増えていくとは思いますが)。にもかかわらず、現物価格や賃金の上昇はたいしたことはないわけで、つまり供給した貨幣が金融市場に停滞している可能性があります。もっともこの解決策は国債発行の抑制や財政緊縮ではなく、金融による事業者への貨幣供給(つまり金融機関を通した融資)から消費者への直接的な貨幣供給(支給の強化)への移行による現物需要の喚起でしょうけどね。とはいえ一部の金融資産への課税などにより金融市場に水をぶっかけてもよいかもしれません。もちろん、金融ブローカーはともかく、金融機関の経営悪化で決済システムに影響が出るような事態には配慮しないといけませんが。

■2020年03月16日(月)  おみあい、おいわい、おみまい…
ギリギリしなかった出産祝いの失敗
「私はお見合いに行ったことありません。」
ああ、お見舞いですかね。まあ、見合い、祝い、見舞いなどにおがついた形なので、発音やかな表記としては紛らわしいのですが、お祝いやお見舞いはともかくお見合いに花なんか持って行くか?などと一分近く悩んでしまいました。

■2020年03月15日(日)  豚肉のみそ漬けなど
とりあえずニンジンと玉ねぎはそのままである程度持つことが判明したので、トライアルとして、豚肉のみそ漬けとほうれん草にチャレンジします。豚肉はとんかつ用として売っているロースをレシピを若干アレンジした味噌ベースのつけ汁とチャック付きビニール袋に入れ、ほうれん草は下茹でしたうえでやはりチャック付きビニール袋に入れて、冷暗所に置きました。冷蔵庫では一週間程度(下茹でしたほうれん草であれば冷凍して数週間)もつことは検証済みですが、気温が低いとはいえ冷蔵庫外で保存した場合どうなるかは未知数です。まあ、みそ漬けなんて本来保存食なので、25℃以上にでもならない限りは翌日食べないと危険などということはないと思いますが。ついでにジャガイモも、そのままで何日もつか、検証します。うっかりすると一週間程度で芽が出てきかねないのですが、日中ですら外気温が10℃程度、暖房で20℃弱という環境でどうなるか。文献によれば結構もつはずなのですが。

■2020年03月15日(日)  模範演奏の使用料は楽譜代に含まれている気もするのですが
音楽教室訴訟を読み解く AbemaでJASRAC特集
これ、会員でなくても見れるのでしょうかね?
「特集ではまず、ヤマハなどの音楽教室での指導時での演奏に著作権が及ぶと判断した東京地裁判決をどうみるか、について論じた。加戸氏は「あまりにも当然すぎる判決」と述べ、海保氏は「この判決は妥当というか当然」と語った。」というのはどうなのでしょうか。まず「演奏」というくくりでとらえること自体がおかしくはないか。例えば楽譜を買って自宅で(まあ、個人的な関係の聴衆だけで)演奏するのは、そもそも楽譜を買った時点で購入者にとって当然の権利になります(購入可能な楽譜のコピー譜で演奏して、楽譜代を払うかどうかというのは別の話です)。音楽教室の生徒さんだって楽譜は個人で買っているはずで、コンサートや発表会ならともかく、練習のために演奏する程度は楽譜代のうちです。自宅に音楽教師を呼んで手持ちの楽譜の演奏を指導してもらう場合も、音楽教師は演奏について使用料を払えなんて話にはならないように思います。そもそも模範演奏自体が、楽譜を販売する時に想定されている利用の範囲内でしょう。ならば、音楽教室での同様の指導や模範演奏が別途使用料徴収の対象となるというのはどういうことなのか。もちろん場所が違う、したがって状況が違うということはありうると思いますが、それはかなり恣意的な線引きの問題で、「あまりにも当然」徴収が認められてしかるべきという話にはならないでしょう。むしろ音楽教室など、普通は楽譜代を教師も生徒も払っているわけですから(出版社に無断で教室の楽譜をコピーして生徒に配っているとしたら問題ですが)、まっとうにお金を払っている部類だと思います。市販のCDを買って客に聞かせていた飲食業あたりよりはよほどましでしょう。
もちろん、出版社が関与して楽譜を販売しているような分野の人と、ほぼ生演奏と音源の販売だけのインディーズ系大衆音楽(よほど売れれば楽譜が出ているようですが)の売り手とは感覚は違うでしょう。後者にとって、音楽教室での模範演奏自体、コピーバンドが耳コピした曲をアマチュア音楽イベントで演奏しているのと同じ印象を持っているのかもしれません。この点では、特に大衆音楽系の曲を指導する音楽教師は、本来の作曲者が関与する形で出た楽譜なのかどうかに神経をとがらせているべきで、生徒が持ち込んだ曲がグレーなものであれば、権利処理をも指導すべきです。JASRACの存在意義は、そうした案件の作曲者側の窓口となることにもあります。とはいえ、作曲者が承認した版として出版楽譜なり音源なり演奏なりがあって、それを私的に再演し、技術面で外部の指導を受けることは、楽譜や音源を買った人、演奏会や放送を聴いた人には認められてしかるべき(楽曲の公表は利用者にそうした使用を認めることを含む)ではないでしょうか。

■2020年03月15日(日)  ワイヤレスヘッドフォン
便利だろうとは思いますが、そもそもせっかくいいDACで音声信号にしたものを再度デジタイズして(あるいはDACにかける前にデコードしたデジタルデータをヘッドホンが対応する形式に変換して)ヘッドホン内蔵のDACを通すというのはどうなのでしょうか。それなら再生系をヘッドホン側に入れて、プレイヤーはデジタルデータを直接送信すればよい気がします。まあ、デジタルデータのデコードが問題にはなるでしょうが。

■2020年03月15日(日)  私用の旅行で感染してきたと怒られても
女子大教授がエジプト旅行で感染 卒業式中止で学長憤り
卒業式の中止が迷惑であることは理解できるのですが、「「卒業生は晴れ着を準備して卒業式を心待ちにしていたのに」と怒りをあらわに」されても、どちらかというと理不尽な印象さえ受けます。
そもそも地元を二日以上離れるときは私用でも届け出が必要って、どこの城仕えのお侍ですか。大学教授というのは公私の区別がつけがたい職業ですが、緊急に呼び出されるような役職や設備管理を担当しているのでもなければ、オフに拘束されるようなものでもありません。長期休暇に連絡すら取れなくなる大学教授などざらにいます。また、届け出が出ていてエジプト行きがはっきりしていたからといって大学で感染を把握できたわけでもないでしょう。どのみち保健所からの通報、ないしは本人からの病院を通じた連絡があって初めて判明し、大学施設の閉鎖と教授会に出席した人の禁足くらいは避けられなかったと思われます。よりによってこの時期にというのは、雇用主の過剰な拘束でなければエジプトという国への差別であって、行政当局ならともかく雇用主やその代理人が言ってはならないことです。それとも、卒業式前に卒業旅行に行ってお土産を指導教授に届けた学生が発症したとしたら(結果はさして変わらないはずですが)、卒業旅行など怪しからんと怒るつもりでしょうか。
感染した方は迂闊でしたね、不運でしたねと言うしかありませんが、八つ当たりする学長に管理職は務まらないと思います。

■2020年03月14日(土)  いつまで高校生をやらされるのか…柊姉妹
久喜市合併10周年記念事業
らき☆すたマンホールカバーですか。こなたじゃないのは、こなたが幸手市民で、かがみとつかさが久喜市民だからでしょう。みゆきさんにいたっては埼玉県民ですらありませんからね。
なお、陵櫻学園の冬服姿で書かれている柊姉妹ですが、とっくに高校は卒業しており、すでに大学や専門学校を終えて就職しているはずです(まあ、長い大学一年生をやっているかもしれませんが: 続刊が出ていないので、既刊の最終巻だと大学生です)。

■2020年03月14日(土)  エってなんだろう
3月中1巻の電子書籍をは無料です✨(など)
ええと、電子書籍の無償提供はまあ、良いことだと思いますが。
それよりも「アマビエ」って、「アマビコ」ではないのかと思ったのですが、「アマビエ」という記録もあるのですね。というか、こちらがwikipediaの見出しになっています。ビエ(アマで連濁したのであればヒエ)ってなんだろう(ヒコなら人名等として由緒ある語なのですが)。

■2020年03月13日(金)  そういうのは直接懲罰動議でも出せばよいでしょう
れいわ・舩後氏に「歳費返納を」 国会欠席で音喜多氏
ツイッターでコメントですか。国会議員というのはのんきでよいですね。本来他の議員に非行があれば、問責動議なり懲罰動議なりの提出ができるわけで、非公式な場でコメントしたということはそんな話は通らないと思っているからこそでしょう。議員など辞職してテレビのコメンテーターでもやってはいかがですか。それなら言いっぱなしで責任を取らずに済みますよ。
というか、他人に筋を通せと言っておいて自分が筋の通らないことをしているというのは、公論に関わる者として恥ずかしいと思わないのでしょうか。審議を欠席するというのは全く褒められたことではないですが、議員なら議院の場においてその責を問うものでしょう。こういう問責動議を出しましたという報告ならともかく、院外で他の議員を批判するというのは、議員自ら審議というのは形式でしかないと言うようなものではないかと思います。自己否定してどうするというのでしょうか。

■2020年03月13日(金)  相手が承知してこその事前協議でしょうが
事前通報「した」「なかった」 入国制限、すれ違う日韓
いや、駐在公使を呼んで伝えたというのは事務的な通告でしかないでしょう。入国管理上の措置だから言っておけばよいなどというのは、拗らせたくてやっているとしか思えません。拗らせたくないなら、せめて相互の入国制限措置の提案を両国同時の発表付きで韓国駐在日本大使から外務大臣か大統領に対して行うべきです。緊急の事案なので即時回答を要求するくらいは仕方ないにしても、相手の面子を潰しかねない行為だけに報告、説明では済まないという程度は大使館にしろ外務官僚にしろ関係閣僚にしろ認識していたはずですし、そうでないといけません。最後通告や宣戦布告だって、本来自国駐在の外交使節と相手国の首脳に対して並行して行うものです(相互に外交使節が駐在していれば、ですが)。意図的にやっているのでなければ常識を踏まえていないとかコミュ障呼ばわりされても仕方ありません。

■2020年03月13日(金)  賃金水準を雇用者任せにしたらそれはそうなるでしょう
同一労働同一賃金で得するのは非正規社員ではなく「会社」や「業者」? 不当な“搾取”や月収激減の実態が明らかに
当然でしょう。同一労働同一賃金というのは、相当強い産別組合や雇用条件についての評価団体(調査研究機関を持つ職能団体など)があるのでなければ、賃下げ、賃金水準抑制の理由付けに使われるものです。まして同一の労働というのが何であるのかを少なくとも特定産業を包括する形で定義しないことには、部署間、企業間で労働条件の比較ができないことになります。この定義は、非常に綿密かつ包括的な業務分析を企業外の研究者が行うことが前提です。少なくとも日本にはそんな条件はないでしょう。
もちろん、導入までにとにかく条件を整えるという道も、特に労働組合にはあったはずです。厚生労働省主導で行うこともできたでしょう。そんな話は全く聞こえてきませんでしたけどね。

■2020年03月13日(金)  今後のネットワーク構築速度次第でしょうね
楽天モバイルが月額2980円で自前網限定「使い放題」を提供――安さの理由は「完全仮想化」よりも「4400局」なのではないか
もっともですね。
とはいえ、「三木谷浩史社長の思いつき的な料金設定」というか戦略的な価格設定でもあるわけで、1年の無料期間中は多少つながらない場所があっても大目に見てもらえるのではないでしょうか。その間にどこまで稠密なネットワークを作れるかが分かれ目だと思います。さすがに一年経っても首都圏でやたらと電波が途切れるなどという状況だと、電波が届くところに住んでいる人のラストワンマイル扱いになる可能性もあります。完全定額なら、パソコンのパッチのダウンロードくらいには使えるはずです。
とはいえ、石川さんとしては2980円でそれだけのネットワークを構築・維持できるのか疑問に思っているのでしょう。その部分は、今後の付加サービス次第で、数年で明らかになるのでしょう。だれが負担するのであれ付加サービスで相応の儲けが出て、入り口の回線契約については低い価格で提供できる可能性もないわけではありません。楽天の場合通信が本業ではないですから、他社のように余計なことに手を出して回線料金はさっぱり下がらないのよりは、納得しやすい可能性はあります。もっとも、それなら2千円を切って欲しかったですが。

■2020年03月13日(金)  そういえば以前にもテレカンの記事で見たなあ…カラオケボックス
「新型コロナのある社会」に適応しつつある「記者会見」の現場事情、「増えるオンライン会見」で変わるものとは?
「参加する記者も「適応」進む、ディスプレイを追加したり、ヘッドフォンを活用したり……カラオケボックスが実はねらい目?」
最近は会議室やノートパソコンを持ち込んでの作業部屋として使う需要もあると何かで読んだ記憶がありますが、人目がないし防音だし、確かに都合がいいですよね。この話も以前、どなたかの記事で見た記憶があります。西田さんのVR会議の記事だったような気がします。

■2020年03月13日(金)  生産の諸要素が政府に濫用されることを憂うるというなら今風なんですが
『サル化する世界』の警句
この人も本当にデフレや均衡財政が好きですね。お金というのは資源の分配のための道具だというのが、20世紀半ば以降の経済学の主流だと思ったのですが。
生産の諸要素、つまり資源や労働力、土地といったものが、政府の事業に吸収されてしまい、民業を圧迫していることを問題視するなら今風なのです。この視点の場合、政府財政を縮小するにしても、財政規模よりはむしろ事業の整理に主眼を置くことになります。むしろ、経済を円滑に回すためには、国債を発行して裏付けをしてでも金融機関への通貨供給を増やすという選択もあり得ます(まあ、中央銀行の金融緩和でもいいのですが)。また、あくまでも現在の資源分配のための道具でしかないので、返済が必要になったらお金を発行すればよく、分配の偏りはともかく資源を将来から借りてくるなどというおかしな事態は発生しません。もっとも必然的にインフレ傾向になるので(資産バブルや過度の賃金上昇が認められた場合金融当局がお金を回収するはずなので、ハイパーインフレはないはずです)、もしかすると外貨や現物資産に対してお金や金融資産が減価していくかもしれません。もっとも、外国為替相場はあまり問題にならないでしょう。なにしろ減価分は通貨発行で補われているはずなので、それがちゃんと回っている限り実際に買える輸入品の量は変わらないはずです。いずれにせよ、問題なのは生産力の不足や生産力を活用できない状況(分配の偏りを含む)であって、お金の多寡や政府負債の規模ではないというのが今風の考え方と思います。
むしろ警戒すべきは金融市場の中にお金が貯まる、金融市場内でお金が回流している状況かと思います。金融市場は本来お金を余らせている人とお金を必要としている人をつなぐもので、移動したお金は現物なり労働力なりに化けていくことになります。しかし、資産バブルが発生する状況では、金融市場で調達したお金で金融資産を買って高値で売り払い、利ザヤで儲ける行動が主流になります。この場合、お金は金融市場内にとどまります。現在の株高はむしろこちらの性質が強いのではないでしょうか。この場合、むしろ国債を増発(この結果最終的には国債がだぶついて国債価格が低下するはず)、合わせて金融取引への課税強化と準備率の強化、高金利への誘導によって金融市場のお金を吸い上げ、政府発注事業を行うことでお金を強制的に現業に回すことになるかと思います。
一方均衡財政を重視する場合、事業内容には関係なく、財政規模自体を税収相当まで縮減することになります。税収増を導く事業に重点を置くことになるのは結果に過ぎません。投資家にお金を渡して国債を買い取ることになるので金融市場にお金がだぶつき、一方で政府が行っていた事業が廃止されるので投資先が減ります。有望な民間の投資対象が十分にあるならばそちらにお金が回りますが、最悪不景気と資産インフレーション、つまり金融バブルが同時に発生します。金融商品(や資産投資)や金融取引への課税、準備率の強化と準備預金へのマイナス金利によってお金を吸い取るのであれば資産インフレーションは避けられるかもしれませんが、資本調達コストは上がるわけですから投資が急減、不景気必須です。むしろいわゆる安全資産(やより有利な投資機会のある市場やタックスヘイブン)へのお金の逃避が起き、その手の資産価格は上がってしまうかもしれません(資産の海外移転なら円価格の暴落による輸入財の急騰でしょうか)。国の借金は将来世代からの借り物などというのは、むしろ旧世代の倫理というか市井の道徳でしょう。
国債発行を控えるべきなのは、むしろ民間の国内現業への投資が拡大している局面です。この場合、現物への需要も拡大しているわけですから、政府発注事業を減らし(当然国債を発行する必要もない)、中央銀行の買いオペレーションと国債の償還のみを行い、金融緩和と合わせてお金を供給することで、民間の生産力の向上を見込めます。税収が増えて国債発行額が減るわけですから、政府財政は黒字となります。
低開発国や旧社会主義国の場合、生産力が低いのに無理矢理輸入を行おうとしたこと、そしてその資金を外貨で貸してくれる相手がいなくなったことで財政破綻や経済の混乱を起こしたわけで、身の丈がどうこう言うならそれは財政赤字ではなく、むしろ外資に頼った資金調達を問題視すべきでしょう。この場合、市場に任せると売れる外国製品を輸入して利ザヤを取り、買えるような金持ちが海外での金融投資に走って国内経済の発展を阻害する行為に走る可能性があるため、統制経済とどちらがましかは評価が難しいところです。

■2020年03月12日(木)  あれを共存というのかどうかはわかりませんが
新型コロナは「撲滅すべき悪」なのか 人類の歴史に学べ
まあ、そもそも撲滅なんて不可能なんですけどね。
とはいえ、例えばインフルエンザで一週間高熱に見舞われ、さらに一週間隔離されるのを共存というのか、あるいは一方的に対応の仕方を覚えるのを共存というのかという気はするのですけど。あるいは、体調が悪いときに風邪みたいな症状を起こす程度のものに変わっていくのかもしれませんけど、それを適応とか共存というのかどうか。まあ、常在菌みたいなものになったとすれば共生とは言うかもしれませんけどね。

■2020年03月12日(木)  怪しければ対応するのが吉という心理はわかりますが
トイレットペーパー買い占め元凶はデマだけか メディア報道に潜む「大罪」――データで迫る
いやまあ、ネグったらマスコミ黒幕説が流れるだけだとは思いますが。
もちろんパニックの発生過程の研究は大事なのですが、うわさが出てしまえばどのみちある程度の確率で起きるわけですから、大事なのはどうやって火消しするかだと思うのです。もちろんカウンターインフォメーションで対応できれば安上がりで済むわけですが、品薄という情報に対して有効なのは、モノが店頭にある、あるいは所要量が流れると確信させるということだと思うのです。買い占められないほどの量が供給されれば、あるいは買い占めで店頭在庫がなくなってもすぐに入荷すれば、短時間で鎮火します。それが難しい場合でも、紙といっても色々ありますが、トイレットペーパーなら一日1ロールも使わないわけですから、しかるべきところに行けば必ず一人一日あたり1ロールは手に入ると確信できれば、消費者もむやみに買い占めや利ザヤ狙いの転売品を買うような行動には走らずに済むでしょう。買い占めて利ザヤを狙うような商人は通常の流通ルートへのアクセスが難しくなっていますから、メーカーと卸流通だけで、その種のいわゆる悪徳商人は排除できるはずです。悪徳商人が不良在庫と頭を抱えるのは、まあ、知ったことではないですね。
マスコミはいまだに情報流通の効率的な手段ではありますが、代替経路ができているという点で、流す側はともかく、流れたまあ、フェイクニュースでしょうか、これを打ち消すための手段としての有効性には、疑問符が付くと思います。

■2020年03月12日(木)  DNSで引っかかる
とりあえずNASもプリンタも使え、4G-LTE経由でネットにもつながる形での宅内ネットワークの構築まで進みました。無線LAN周りはこれからですが、私個人のデバイスは4G-LTEルーター経由で使えますし、他の人はまあ、頑張れでよいかと思います。
とはいえ、外部のサイトについてのDNSが引っ掛かります。LAN側のルーターが4G-LTEルーターにクエリーを投げるところで引っかかっているのではないかと思うのですが、起動後しばらくだけではなく、もしかするとDHCPのアドレスリースのタイミングかもしれませんが、使っているうちに引っかかるようになることがあるのです。LAN側ルーターの4G-LTEルーターに対するDHCPアドレスリースは24時間という長い間隔になっているので、下手をすると数分で発生する現象とはかかわりないでしょう。とすると、再リースされたアドレスからLAN側ルーターへのDNSクエリーについて遅延が発生している、つまりLAN側ルーターに何らかの問題があるということになりそうです。内部では特に問題はなさそうなのですけどね。
後は、数分以上アクセスしていなかったサイトについて発生するようなので、有効期限の切れたFQDNについての問い合わせで4G-LTEルーターで遅延が出ているかですね。それこそ相性問題で、LAN側ルーターが4G-LTEルーターからのリプライ待ちでクエリー失敗と判定しているのかもしれませんが。
どうせDNSサーバーのIPアドレスはゲートウェイのものだということで、4G-LTEルーターのLAN側IPアドレスを配るようにLAN側ルーターのDHCP設定を変更したところ、エラーが起きにくくなりました。この場合DHCPでIPアドレスを割り当てているホストが私が外出しているときにDNSクエリーを発行してしまうと宛先IPアドレスがないということになるのですが、不在時も動作する機材は固定IPを割り当てているので、まず問題にはならないでしょう。

■2020年03月12日(木)  タイトルのつけ方に難がありやしませんかね
まさかスマホ落としただけで…不正アクセス容疑で男逮捕
このタイトルだとスマホを落とした人が不正アクセス容疑で逮捕されたみたいですが、当然ながら、ある人がスマホを落とし(正確にはカラオケに置き忘れたらしい)、それを拾った「男」が不正アクセスを行い、それがばれて「男」が逮捕されたということです。むしろ、「不正アクセスで男を逮捕…ロックされていないスマホを拾った」というタイトルの方が適切でしょう。
というか、ロックもされていないスマホを落としたら使われて当然でしょう。おばかもよいところです。使ってしまった「男」は処罰されても仕方ありませんが、落とした人に今後スマホを使わせるのにも問題があります。まあ、懲りたとは思うのですが、こういう事例があると、少なくともやっちゃった人には講習会の受講・修了までスマホ取り上げもしくはSIMの無効化をすべきではないかとも思えます。

■2020年03月11日(水)  来年度の予習でもしていればよいと思うのですが
街にあふれる中学生 休校1週間「家にいるの無理っす」
まあ、そうなるでしょうね。高校生も。正直、これだけ参考書があふれているのですから、買って来年度の予習でもしていればよいと思うのですが。まあ、あまりうれしい休みの過ごし方ではないですかね。

■2020年03月11日(水)  まずは完結おめでとうございます
デスマーチからはじまる異世界狂想曲( web版 )
3月8日付で完結したようです。ここ一年ほどはエピソードのために書き流している感があって、サトゥーが客観的快楽主義の上条当麻にでもなるのではないかと心配していましたが、結末にたどり着いたということで、安心して読み終えることができます。エピソードを経るごとに増えていく二桁の主要登場人物とワンパターンの筋をだれることなく書いていく人というと、私の読んだ中では成田良悟氏ですが(この人は構想段階から大量の人物を突っ込むのが好きそうですけど)、長編の娯楽小説を書くのであれば一つの目標ではあろうかと思います(書籍版だって19巻に達している)。
後半で楽しく読めたエピソードとしては、セーリュー伯の策にはめられてゼナを略奪して婚約する話があります。
書籍版では巻毎にエピソードをまとめることである程度話の引き締めに成功しています。19巻でアリサ関連のエピソードが節目を迎え、なんとクボォーク王国の残党が首都と領主資格の奪還に成功しました。どう絡めてくるかは今後に期待です。次にパリオン神国のエピソードに入るということは魔王信奉者がらみのエピソードのはずです。大司教がシガ王都でパリオン教への魔王信奉者の浸透ぶりを示しているわけですが、教皇をどう描くかというあたりでしょうか。まあ、プチッと潰してしまって別のエピソード主体にしてもよいのですが。

■2020年03月11日(水)  思弁的な汚染の感覚
「3・11原発事故で日本は致命傷を負った」
記事のような立論はもちろん可能です。希釈すれば安全というものでない以上、また生分解性がない以上、原発事故で放出された放射性物質は相当期間残ります。また先に述べたように希釈したところで放射性物質でなくなるわけではないという事情から、「失われた土地」を境界線によって示すことも不可能です。「汚染」された土地への忌避感も当然あります。
しかし、この「汚染」の観念は非常に思弁的です。汚染自体は否定できないものですが、「先祖代々引き継いできた故郷のきれいな生活環境」という観念というか理想郷の設定でしょうかね、それと組み合わさって、一種の潔癖症というべき路線を引き出しています。
そもそも放射線自体は元から生活環境にすら存在するものですし、核分裂炉が登場する前から生活環境自体そうした思弁的な意味で「きれい」ではありませんでした。記事中後段で述べられる影響は、それこそ気にしなければ気にならないもの、「原発事故」という記憶と結びついて語られるからこそそのように把握されるものとも言えます。
また、被災地の人口構成の変化は、放射性物質への忌避感だけの問題ではありません。避難を余儀なくされてからすでに9年が経過しています。年金収入や貯蓄のある高齢者層は被災地に戻っても「不便」で済みますが、就労年齢層は避難先で職を見つけているわけですし、そもそも被災地に戻っても職のあてがありません。自営業にしても、再建にはそれなりの時間がかかるでしょう。就学年齢層にいたっては、避難先で生活を確立しているはずです。事務所勤務の賃労働者が広域で転勤するのとはわけが違うのです。第二の故郷を見出したでも故郷への思慕よりも考慮すべき事情があるでもよいですが、一度崩壊した社会を再生する動機付けを誰もが持っているわけではありません。せめて避難後一年程度で戻れていたのであれば、あるいはもう少しかかったとしてもあらかじめこの時期に戻れると確定していたのであれば、違ったのでしょうが。汚染の問題ではなく、そもそも生計が立たないところに人は住んでいられないために、金利生活者である高齢者層しか戻ってこないのだからこそ、問題は深刻なのです。それでも、都市でない環境に価値を見出し、移住してくる人も、今後出てくるだろうとは思いますが。それでも、地域の伝統を直接に引き継がない人々に住民が交代していくことは、指摘の通りでしょう。それが嘆くべきものであるかどうかは、議論の余地があるのですが。
理想郷思想は現実を批判的に照らし出す光源としては非常に便利ですが、特に過去を理想化する思想は、建設的な方向性を持ち得ません。そこが思弁的な懐古思想と保守主義の違いとも言えます。この記事は、観念的な汚染観と懐古的理想郷思想に立脚した進歩的精神論によるナンセンスと言わざるを得ません。

■2020年03月10日(火)  直接的当事者の合意なく変更することは許されない
楽天への「送料無料」停止命令の求め、公取委が取り下げ
参加者も含めて出来上がったプラットフォームは提供者だけのものではなく、参加者も含めた直接的当事者の合意なく変更することは許されない、というあたりでしょうか。落としどころはともかくとして、住民団体と首長の対立に近いものを感じます。

■2020年03月10日(火)  素性のわからない観光客が差別されるのは仕方ないにせよ
「日本人が感染源」 インドネシアで邦人にハラスメント
痛ましい話だとは思うのですが、非難には躊躇します。日本人はより悪質なことをやる自信がありますからね。中国系の方など、おかしなことになっていないとよいのですが。

■2020年03月10日(火)  添付資料でも権利処理を、適切な使用料の負担を
ダウンロード規制、閣議決定 スクショの写り込みはOK
公務員がやったら使用者も含めて懲役確定なんてよいのではないでしょうか。正直カジュアルコピーの相当部分は捜査機関を含む公的機関だと思いますよ。

■2020年03月10日(火)  「共同して立ち向かおう」って美しいですか?
世界はコロナウイルスとの戦いに共同して立ち向かおう
いやまあ、知見は共有できればそれに越したことはないでしょうが、人海戦術と強権発動だけで、特別なことをやっているようには見えないのですが。もっとも、地道にやることをしっかりやれば抑え込めるという事実を示しつつあるという評価自体は納得できます。
もっとも、このサイトではこの論調、つまり現在の共産党政府の政策を肯定する論調は珍しいかもしれません。共同とか立ち向かうというのはまあ、非常にテンプレな発想で、本人の意図はともかくお題目以外の意味はないでしょう。むしろ「これまで中国の多くの工場で生産が停止し、部品の供給が途絶えたことで日本企業の生産活動に深刻な影響が生じている。ウイルスに国境はない。人間が用意するさまざまなバリケードをくぐり抜け、世界中で暴れ回っている。世界経済に深刻な影響を及ぼすものとの懸念から、株式市場も連日下落している。中国との連携を阻もうとする「デカップリング」(分断)政策が有害であり、不可能であることを新型コロナウイルスが立証している。」という発想が、共産党政府と国際資本に阿るものと思えます。むしろいかにして地域間の経済的デカップリング(というか結合を疎にする)を成功させるかの方が、国際貿易における搾取といった長期的な課題を克服するためには重要かと思います。つながればすべては良くなるというのは、まあ17世紀から20世紀までの幻想でしょう。
また、ウイルスには国境はないでしょうが、国境を越えた拡散を促進しているのが人間であることは重視しなければなりません。移動や集会なくしていかに社会、あるいは経済だけでも回すかという話ではないでしょうか。
イスラエルが事実上入国禁止 新型コロナで対象国問わず
イスラエルだけにどこまで効果があるかどうかわかりませんが(陸から入れるのでね)、これが2〜3か月程度のスパンで適切な政策だと思いますよ。経済上の問題など、出たところで解決していけばよいのですから。物と情報の流通は止まると困るわけですが、情報は今は代替手段がそれなりにあります(現場に行かないと得られない情報はありますが、人の出入りの統制と整合しないわけではありません)。物は問題が起こるわけですが、とりあえず一ヶ月様子見とかなら破滅的な事態にはなりにくいでしょう。

■2020年03月10日(火)  だから、店頭から品が消えてからでは遅いのですが
トイレットペーパー品薄、まもなく解消 店への配送続く
昨日コンビニのポケットティッシュが払底していて呆れていたのですが、まあ、消費者と中間流通のパニック買いと、高頻度配送による在庫圧縮の反面、つまり流通段階での問題ですかね。もっともコンビニがパニック買いの主戦場ではなく、他のルートでの需要が伸びた結果の流通ハブ段階での在庫払底なのでしょうけど。流通各社の担当者も気の毒なことです。
もっとも、パニック買いがマーケットや店頭での在庫ショートによってさらに亢進することはわかっているわけで、状況を引き起こしてしまった政策担当者は石油ショックの事例から何も学んでいないと非難されるべきです。混乱と言ったって、予想できていなくても仕方がないものと、予想できていたはずのものがあります。例えば21世紀一桁台での災害における携帯電話通信網の混乱は、予想を超えていたのも不思議ではないでしょう。急速に普及した端末からの接続要求が急上昇した場合への対応には前例がありませんでした。しかし、物資流通の混乱には非常に多くの前例があり、現在の流通の特性についても研究が十分にあります。混乱が発生した場合どの程度のタイムスパンで展開していくか、展開の各段階での対応策に要求される要素は何かなども含めて、それこそ在野の趣味人ですら予想できていて不思議はありません。治療法も流行条件も緊急期の長さもわからない感染症に臨んでの交通・集会規制の見通しを立てるのとは全く違います。経産省、そして国土交通省の担当者は無能だったと言わざるを得ないでしょう。

■2020年03月10日(火)  都合で終息するならそんなうれしいことはないでしょうけどね
もう食えない、3月末が限界 危機下で音楽は不要なのか
商業音楽なんていうバブルなものは、不要とまでは言いませんがパッケージや配信サービスの売れ行き相応まで縮小しても仕方ないのではないでしょうか。
潰れてほしいとまでは思っていませんが、ビジネスモデルが行き詰まったときに対応できないならば淘汰されるだけというのは、ごく当たり前の言説でしょう。業界が潰れるなんて悲鳴はみっともないだけです。それでも救済を叫ぶならばまだしも対応のしようがありますが、ビジネスが廻らないから元に戻せというのはナンセンスです。救済を受けている間に変化したビジネス環境への対応策を探すものです。しかも感染症の蔓延防止策なのですから、本来接触の制限や隔離というのは適切な方策です。まあ、今回の場合たぶん最大数年堪えていれば元に戻るでしょうから、その間食いつなげるのであればそれでも良い、夢よもう一度もありだとは思いますが。

■2020年03月09日(月)  まずは野党が説得力ある政策提案をすることでしょう
「緊急事態宣言」を発動させるな
もちろんこんなもの発動しないに越したことはないわけですが。
とはいえ野党さえ説得できない政権ががむしゃらに突破口を開こうとするならそうなっても仕方ないかと。その場合、正当性は結果が証明することになるでしょう。つまり発動した挙句混乱を収拾できずに終わる可能性も相当あります。
問題は、まずはもちろんまともな対応もできておらず、説得力のある説明もできていない政権にあるのですが、政権批判に終始し、説得力のある提案ができていない野党にもあります。国会審議だって傍聴もあれば議事録も公開されており、報道各社の取材もあれば国会中継もあるわけで、コロナウイルス対策のような注目度の高い案件で説得力のある提案をし、実施される政策に取り込まれるだけでなく、いい加減な対応やごまかしを引き出せれば、野党は世論の得点を稼ぐこともできるし、与党なり政権なりの失点にもできます。内閣法制局のようなブレーンがおらず、法案の整合性に難が出るにしても、強権発動を伴う特別措置法のような法案はそもそも法文上はともかく実質において他の法律との矛盾が発生することは避けられず、法案の出来上がりの点で内閣提出法案と議員提出法案で深刻な差が出るとも思えません。議事妨害にしても、先回りして説得力のある提案をして審議でのファストトラックを求めていく方が有権者の理解を得やすいように思います。
「国民も馬鹿ではないから、政府が新型コロナウイルス感染症に関する情報を全面的に公開し、防止策を遂行するにあたって国民の声や専門家の意見に耳を傾ければ、政府が打ち出す対策に国民は自ら進んで協力するだろう。だから、基本的人権を制限しなくても新型コロナウイルスを抑え込めるはずだ。そう思いたい。」というのは、情報の公開や対策への協力、あるいは人権の制約の要否はさておき、国民の声や専門家の意見に耳を傾けるという部分に対応策の実施の上で意味がないという点で、知識人や市民運動家特有のナンセンスと言わざるを得ません。

■2020年03月09日(月)  人が人に教えることも疑ってよいのでは?
休校で困った受験生に「LINE塾」 プロが無償で助言
文章化されていないことを教えるのなら仕方ありませんが、学校で習うことというのは基本的に教科書や参考書に書いてあるでしょうに。学校というのは、生徒に学習へのモチベーションを、保護者に子弟を学校に通わせて勉強させるモチベーションを与え、学習スペースなどの設備のコストを抑えるための仕組みで、そもそも教科書が初等教育レベルでは用意できないほどに高価だった300年前ならともかく、20世紀に入ってからは授業など無視してずっと先を内職しているのが正しい在り方だと思いますよ。他人に聞いていたら身につかないでしょうに。
とは思わないのでしょうかね。

■2020年03月08日(日)  隔離されては困る理由は何ですか
駐在員「行くも地獄、帰るも地獄」 日中とも隔離・待機
そもそも治療法が確立されていない感染症という時点で、隔離や待機に協力するのが当然ではないでしょうか。現地に行ってすぐに行動できないとか、そもそも現地に行けないと言いますが、むしろ行動しないで欲しい、今いる場所で待機して欲しいと言われているわけで、それに従った結果これだけの損害が出た、補償しろと言うのはわかりますが、迷惑だというのは筋違いだと思います。マスクをしたくらいで協力した気分になっていては困ります。もちろん現代は商業物流やインフラストラクチャーへの依存度が高いシステムになっており、それが止まってしまえば生活が破綻しかねません。とはいえ、本来災害備蓄などはそういうときのためのもので、それで数日(というか災害の想定を考えると備蓄分をひっくるめて一か月程度)は持つはずですし、その間に対策を講じるのが中央・地方問わず政府の役割でしょう。そのために緊急時の対応プランなども策定されているはずです。まあ、感染症という状況は想定外だったかもしれませんが(本来それでは許されませんけどね)、通常事務と経費削減だけが政治家を含めた公務員の仕事ではないでしょう。検査で安全宣言を出すことばかり考えていませんかね。

■2020年03月05日(木)  苗木城と五平餅
時間つぶしに中津川に行き、苗木城に登ってきました。最短11kmのウォーキングコースが設定されているのですが(ちなみに長い方は16km)、苗木城から降りて苗木の城下町に入ったところで雪がひどくなり、苗木のバス停からバスに乗って中津川駅前まで戻りました。もっとも適当に降りたところで雪はやんでしまったわけですが。
時折被った雲から雪がちらつきつつも、城からの光景は絶景でした。E-P1を持って行かなかったことを後悔したほどです。雲さえかぶらなければ、空が非常にきれいでした。そこに雪や雲をかぶった山が映えているわけで、行き当たりばったりの割に良い日に登れたと思います。とはいえ、風は強いし寒いし、足場の悪いところでは結構怖かったのも確かです。断崖絶壁に簡易なロープが張られているだけですから。ウォーキングコースという割には杣道に看板を立てたという方が近いもので、看板がなければコースを外れたことを疑ってしまいそうです。まあ、藪漕ぎをしないでよいだけましなのですが、あれは下手すると夏は笹をかき分ける羽目になるのではないでしょうか。いや、メンテナンスはするのでしょうけど。
苗木城の城主が遠山氏で(遠山の金さんの一族というか、こちらの方が本家でしょうかね)、苗木遠山資料館というのがあります。民俗資料や遠山家伝来の資料や文書を所蔵しているのですが、幕末まで存続していた藩だというのに今一つ詳細が不明のようです。表高一万石だそうですが、百石かそこらの村がちらほらある程度の山国であり、米でまともに経済や財政が廻るとはとても思えません。特産は材木でしょう。そのわりに家臣は知行なしの俸禄米制だったようで(つまりお金で支給していたわけではないそうなのです)、幕末の財政悪化以前にそもそも俸禄を支給するだけの米の生産があったのかが疑問です。俸禄の表示は米だとしても、材木の販売権による現物支給か材木販売で得た現金の支給(支給の際の換算価格は支給側に有利に設定できるはず)の方が楽だったのではないかと思うのですけどね。
中津川駅前で食べた五平餅は米を粗くついた醤油味の団子でした。一部では御幣餅というくらいで、笹の葉型をしているものだと思っていたのですが(長野県が舞台の文芸作品でもそんな形でしたし、串原や土岐でもその形です)、三個挿した串団子にたれをつけて焼いたものでした。味は好みです。

■2020年03月05日(木)  相互扶助は麗しいと思いますが
イープラス、新型コロナによるチケット払い戻し費用を全額負担
できる人ができることをやっていくことは大事です。その意味で、この施策は評価できます。
とはいえ、所詮一事業者の善意でしかありません(単純な善意じゃないだろうという話は措いといて)。何も考えずに「損害が出た人手を挙げて〜」というのは責任放棄なんですからね!中央官庁の高級官僚の皆さん。それをやっていいのは、自分の責任で恥をかく政治家だけなんですよ。

■2020年03月04日(水)  自分名義の通帳を見たことのない夫だっているんですけどね
被災者支援金、届かぬ女性たち DVの夫が独占、なぜ
正直婚姻につきものの理不尽であり、結婚というのはそういうもの、そういう制度だというしかないと思いますが。それこそ奥さんに通帳を握られ、給与明細は貰っても自分の通帳の残高は知らない夫だっていますよ。もちろん夫婦が別々の通帳を持つこと自体は全く問題ないわけですが、一方で共同名義の口座を作ることは面倒ですし、その管理のノウハウも当然ありません。コストの面でも、世帯主の指定口座に入金するほうが有利なのです。一部の雇用者は、給与振込口座を複数指定し、額なり分割比率なりを指定できるような制度を設けているようですが。まあ、結婚に夢を持っている人に「共同名義の口座を設け、そこに世帯としての資金を蓄積、生活費の引き落としもその口座からするようにしましょう」などと説いても理解を得ることは難しいような気がします。それで給与の9割を持って行かれるとなったら、せっかくまとまった縁談がぶち壊しになる可能性もありますし。

■2020年03月04日(水)  何をいまさらとは思いますが認識しないよりはましでしょう
製品ではなく“顧客の体験”に注力しなければ生き残れない
「体験」とか「エクスペリエンス」といったうさん臭い言葉はともかくとして、またランニングシューズを買いに行ってハーフマラソンの参加登録とジムの予約までする羽目になったという見方によっては体よく売りつけられたろうという体験はともかくとして(こうした付加的なサービスの紹介に好意的であることも品質担当者の大事な資質だろうとは思います)、上がってきているコメントは非常に当たり前のことだと思います。もしそれが、何か特別な施策なしに経営陣や開発部門まで届かないのだとしたら、ありていに言って悪い意味で官僚主義が蔓延しているということになるかと思います。経営陣や開発メンバーだって今時パソコンのユーザーであるはずで、処理能力が高く、長時間バッテリーが持ち、利用できる通信手段へのアクセス機能を持ち、軽量で、頑丈で、広くて視認性の高い画面を持ち、鞄で運びやすい、なんならセキュリティコントロール機能も備えたパソコンの必要性は実感しているはずです。デザインだって、身近に持ち歩くものなら自分の美意識に沿ったものであってほしい、あるいは他人が見て感心するようなデザインであってほしいというのは当たり前の感覚です(まあ、それがミニマリズムに即したものか派手な色彩と装飾を備えたものかは難しい問題ですが)。T教授(の奥さん?)みたいにインカメラを塞ぎたいという需要だって、けして不思議に思うような話ではないでしょう。インテルの最新のチップを使った製品を作ってみたいといった話ではなく、自分が使う道具はこんなものであってほしいという部分は、レノボの中の人だろうがユーザーだろうが違わないと思うのですけどね。まあ、それでもそれを求めた施策を行うということ自体は悪いことではないと思いますが。

■2020年03月03日(火)  出汁を泡立てるわけね
可児駅前のiMakoyaという、喫茶店というかパンのイートインというかそういう店に行きました。今日のパスタが醤油のヴォンゴレビアンコで、結構面白くいただきました。後はポテトとパン用に何か軽めのディップ、それこそパスタ・ジェノベーゼというかジェノバ風ソースですかね、あれがついているとよかったです。醤油味のアサリ入りスープスパゲッティに泡立てた白いトッピングがかかっていたのですが、味は出汁でした。会計の時に聞いたら、エスプレマがどうとかガスで泡を立てるとか言っておられたのですが、グーグル先生に聞いたところエスプリマに変換されてしまいました。改めてエスプレマで検索したところ、どうもエスプレッソマシンのようです。しばらく考えて、もしかして業務用エスプレッソマシンにはたいていついているはずのカプチーノに使うフォームミルクの泡立て機能で出汁を泡立てたのではないかと思いつきました。最初は山芋をおろして出汁で味付けしたのかと思っていたのですが、食べているうちに消えてしまったため、山芋ではないなと。確かに出汁を強制的に泡立てたのであれば、しばらくすれば消えるでしょうね。
お安くはないですが、休日に駅まで出てきたら寄るくらいのお店です。分量も私で手ごろなので、食の細い人だとランチは多すぎるかもしれません。その場合は特製パンのセットを頼むとよいかと思います。これだと、それでも500円は超えますが、まあ、休日のちょっとした贅沢にはちょうどよいのではないでしょうか。

■2020年03月03日(火)  生き残るかねえ?
まとめ。一眼レフは消えるのか?
私もそうですが、プロもアマチュアもひっくるめた現在の写真家にとって、一眼レフというのは手の届く理想でした。いつかはフラッグシップクラスの一眼レフに高性能の交換レンズを付けたシステムを手に入れるというのは、ほぼ確実に適う夢だったわけです。ですから、その夢の機材が消え去ることはない、と思いたい気持ちはわかります。
しかし、一眼レフが生き残るかというと、相当厳しいと思います。ミラーレスやレンジファインダーもそうですが、これらのカメラはシステムとして売られています。つまり、ボディだけ買ったのでは意味がなく、複数の交換レンズを使い分けて初めて「使っている」と言える機材なのです。ええ、一眼レフにズームレンズ一本だけつけて使っている人を、私は一眼レフを使っているとは認めません。それならフルサイズセンサー付きのコンパクトカメラで十分です。レンズ交換式である以上、レンズを取り換えて使ってなんぼです。しかしながら、この点が生き残りに響いてくる可能性があります。つまり、ある程度の規模のレンズマーケットがないと、レンズ交換式の実質が失われてしまうのです。ユーザーとしてはオールドレンズを使うという選択肢もあるわけですが、レンズが中古市場しかないようなボディをメーカーが製造し続けてくれるとはとても思えません。もちろん懐かしのアイテムとして、オールドレンズとオールドボディを組み合わせた一眼レフを使う人は残るでしょう。100年後動いているのは、今時のミラーレスではなくNikon Fかもしれません。しかし、一眼レフ用のレンズが売れないと判断した場合、メーカーは一眼レフボディの製造から撤退してしまうでしょう。ただでさえミラーレスも含めたレンズ交換式カメラのレンズ価格は高騰しています。もちろん設計も材料もよくなっているとは思いますが、一本10万円もするようなレンズをポンポン買える人口などさほど多くありません(まあ、最高級品だともう一桁上ですが)。ミラーレスでマーケットが広がるかどうか疑わしいのが正直なところである以上、ミラーレスはレンジファインダーや一眼レフとレンズ交換式カメラのマーケットを食い合うことになります。ミラーレスでも不満はないという人口が一定レベルに達したときに、一眼レフが急激に製造中止になっていく可能性は相当高いと思います(一眼レフ用のレンズはほぼ確実にミラーレスでも使えますし)。

■2020年03月03日(火)  つり銭が出ない装置はさっさとpay対応して欲しい
日本の自動販売機文化は非常に洗練されていまして、つり銭がほぼ確実に出る、売り切れが出ないよう適切に保守されている、壊れていないというのは世界的に稀です。
しかしながら、その例外というのがいくつか存在しており、代表的なのはコインランドリーやホテルの洗剤等の自動販売機ではないでしょうか。壊れていることが結構あるというのもそうですが、だいたいにおいてお釣りが出ず、種類も(特に乾燥機が)100円玉のみ、にもかかわらずワンコインではありません。結局、硬貨をジャラジャラと準備していく羽目になります。まあ、飲料の自動販売機が付設されていることも多く、これが両替機替わりなのかなという気もするのですが(お札対応していないとか、財布の中が万札と10円硬貨のみだった時のショックは大きいですが)、別に飲みたくもないコーヒーを買う羽目になるという意味では不満が残ります。お釣りを用意することのリスクはわからないでもないので、こういうものこそできるだけ○○payとかICカードに対応して欲しいのですが、今のところ見たことがありません。特にコインランドリーは、ぼろぼろの機材というのはあまり見ないので、現在稼働している機材は過去5年以内のものだろうと思うのですが、一貫して支払いが不便です。昔からつり銭対応していた飲料の自動販売機はさっさとICカード対応になっているのですけどね。ここ10年宿泊業界は洗濯への対応が良くないので(そもそも三泊以上しないと洗濯物を回収できなかったりするし)、インバウンド需要への対応を考えても、無記名の交通系ICカードへの対応が望ましいと思います。まあ、中国系の決済アプリに対応しているのでもよいとは思いますけどね。
なお、ヨーロッパのホテルであれば、よほどの安ホテルでない限り、プレスはしてくれなくても水洗いと乾燥はしてくれます。だいたい朝出せばその日中に受け取れますし、下着はダメとか靴下はダメとかいうこともありません。ただし土日はフルサービスの洗濯を受け付けてくれないこともあり(プレスしていないとみっともない類のものでなければその方がありがたいこともあるのですが)、従業員のお仕着せと一緒でよければという扱いになることもあります。バスルームで洗濯をして干して怒られたことはないですが、少々極まりは悪いんですよね。ホテルに泊まっているということはお客さんなわけで、お客さんが自室で洗濯をして、客室に洗濯物が干してあるというのは、ホテルとしてもみっともないし、客としても清掃サービスに見られると思うとちょっと嫌ではないかと思うのですが。

■2020年03月03日(火)  馬鹿っていう方が馬鹿なんだぞとも言いますが
馬鹿に付ける薬はない、安倍政権における末期症状
拙速だからと言って二三日対案が出てくるまで待っている筋の話でもないと思いますが。事ここに及んで慌てふためいて改善する状況でもないのは確かでしょうが、自治体や専門家にご相談していたらその間に患者が増えていくことも確かです。混乱を招くからと言って集会禁止をためらっている状況ではないと思うのですけどね。
また、確かに唐突に急行措置を出したのはしまらない話ですが、本来そう言った即応措置への対応に備えておくのも官僚の仕事のはずです。プランニングについては補佐官もそうですが、円滑な実施のための情報は官僚組織が握っています。朝一で指示を出して昼前には対策と見積もりが上がってきて、午後一で閣議決定して発表、並行して各方面に連絡というくらいの動きができるようにしておくことが中央省庁の存在意義のひとつです。この必要がないのは、それこそ逆説的ではありますが、財務省くらいでしょう。当然、そうした事態についての事前の研究が前提になりますし、幹部職の候補者などはこのあたりの研究要員でもあるはずです。
なんでもアベタイジンと結び付ければよいというものではないでしょう。個別の案件についての批判はともかく、拙速に走ったのが悪いというのはむしろ悪い意味で野党根性が染みついているというべきです。もっとも、一か月もたつ間に根回しくらいしておけなかったのかというのであれば、もっともなんですけどね。

■2020年03月02日(月)  時給二千円ってアルバイトかい!
保護者休業の助成金、上限は1日8330円 3月末まで
いや、安すぎるでしょう。単純計算で時給千円、7掛けだとしても二千円いきません。アルバイトじゃないんですから。平均賃金からするとこんなものかもしれませんが、上限だというのですから、主任〜係長級の時給としては相当低い水準です。これでは助成を申請する雇い主も困惑するというものです。

休校に伴う助成金、一部フリーランスにも日額4100円
いや、やらないよりましだとは思いますが、実働5時間と見ても時給800円少々って何の罰ゲームですか。助成金といっても、休校に伴う休業補償である以上、行政の都合で休業させる補償でしょう。それが結局損することは変わらないというのは、子供が休みでも仕事を休むなと言ってるのでしょうか。それとも収入が減った分税金も安くなるのだからトータルでは問題ないとでも言うのでしょうか。まさか子供がいて学校に通っているのは親の罪だから、あるいは本来子供というのは家庭で養育されるべきで、学校で教育や子守を引き受けているのは恩恵だから、学校が休校になって子供の世話のために休業する際にはペナルティをかけるとでも言うのでしょうか。それで子育て支援とか出産退職した女性の再就業支援とか少子高齢化対策とか、口先だけと言われても仕方ないでしょう。そんな施策がなくても子供を作って乳母をつけて家庭教師をつけて育てるのが当然だと言うなら、初めからそう言ったらよいでしょう。それで人口が減ったって自業自得ですけどね。

フリーランスに4100円の根拠 首相「バランス考慮」
いや、非正規雇用であっても一日4100円はないと思いますが。学生アルバイトかいわゆるパート勤務の額ですよ、これ。バランスと言いますけど、そもそも主たる家計支持者であるフリーランスとコンビニのレジ打ち7時間の勤労学生とスーパーのレジ打ち4時間のパートさんを比べてバランスを取るような理由が見当たりません。フリーランスといっても色々であることは認めますが、少なくともバランスを取るなら派遣の事務アシスタントあたりとにしないとおかしいでしょう。ましてや専門職系のフリーランスが一日に稼ぎ出す額をアルバイト基準で測るなど、どういう冗談ですか。

フリーランス4団体、助成金日額4100円に「説明を」
きわめて理解できる、当然の対応です。政治家にしろ行政官にしろ「説明する」のが仕事の一部のはずですが(経営者や販売員もそうですね: というか、プレゼンテーションはここ30年組織人の必須の技能だったはずです)、どうも真面目に説明をする気がそもそもないのではないかと疑われる事例が少なくありません。もちろん真面目に説明などしない、相手にしないというのは正当な行為ではありますが、それは喧嘩を売っているという前提であればこそです。例えば事業者と組んで政府の要請により経済的損害を受けた、賠償しろと訴訟を起こされれば最悪負けかねないわけで、それを避けるために誠意が認められるような説明をするのでしょう。まさか、確定判決が出るころには別の政権になっているとでも思っているのでしょうか。

フリーランス4100円「労働時間決まっていないので」
あ、やっともっともらしい根拠が出てきた。いや、なんで最低賃金なのか、なんで雇用保険の最低基準に合わせたとは言われるでしょうけど、とりあえずそういう基準で計算しましたという理由としてはもっともらしいです。
問題は、なんでそんなことが数日経たないと出てこないのかということです。こんな話、そもそも額を特定した報告書なり提案書なりに算定基準として書いてあって当然ですし、少なくとも首相への質問通告があった時点で調べておかないとダメでしょう。
 厚労省がまるでやる気がないことは明らかになりましたが、まあ、これでフリーランスが互助団体を組織するきっかけにでもなれば、結果としては良かったことになるかもしれません。
 半額なのばかりに注目が集まっていますが、被用者の一日最高8330円だって日給としてみればひどい額ですからね。

■2020年03月02日(月)  やはりこの手のが出るんですね
風邪で休んだら上司に「陰性証明書」を求められた、新型コロナで相談
うん、小役人タイプの管理職にありがちだけど、だったら出勤停止にしとけと。給料出して自宅待機させとく分には問題にはならないので。ほんと責任転嫁だけ気が廻りますね。

■2020年03月01日(日)  無難は正義
お土産の文化
そりゃまあ、これから仲良くなろうとする相手にあまりリスキーなものを持参するわけにもいかないでしょう。これが10万円単位のものなら飾っておくだけでもステータスの誇示になるでしょうが、数千円くらいまでのものだと、奇をてらって趣味が合わなかった場合が悲惨です。製造業者だってそんなことは避けたいわけで、同じものの外見を変えただけとか、味がほぼ同じなんてことになります。
もっとも、無難な線を狙っても失敗してしまうパターンもあって、贈答品というのはとかく悩ましいです。

■2020年03月01日(日)  死ぬかもしれませんが来てくださいって
野田秀樹さん「劇場閉鎖は演劇の死」 公演自粛に意見書
まあ、別に閉鎖はしなくてもよいんですよね。徹底的に消毒します、入り口で防除の処置をするかもしれません、それでも感染し、かなりの期間隔離され、もしかしたら死んでしまうかもしれません、でも損はさせません、それだけの価値があるものをお見せしますとでも横断幕を掲げれば、まあ、後は入場は自己責任でしょう。舞台芸術家にとって公演がどれだけ大事なものかは、わからないでもないですし。
とはいえ、ただ「公演が大事だから実施します」では済まないとも思います。危険はあるわけで、野田氏も書いているように、その状況で人を集める以上はできることをやってその上で来る人に覚悟を問わないといけないのです。
そもそも撲滅などという生易しい状況ではなく、感染を防止しないといけない、これ以上広がらないようにしたいという状況で、本当は対人接触の機会を減らすのがよいのです。社会秩序の維持に責任を負う側が人の集まるイベントの自粛を求めることはごく自然です。フルダイブ型VRが実用化されていたら、代替手段でVRによる公演もありえたかもしれません。

■2020年03月01日(日)  着香茶で堂々とセイロンとか名乗られても
Dilmah THE SINGLE ORIGIN TEA 100% PURE CEYLON
ずいぶんと大上段に振りかぶった商品名ですが、着香茶です。いや、たまたまなのかどうか、売っていたのが着香茶の詰め合わせだったのですが。
紅茶というのはちゃんと香りがあるのですが、香りがとんでしまっているとか、そもそも特定の香りが好きといった場合に、香りの強くない茶葉に燻蒸などによって着香したものが、いわゆるフレーバーティーです。きつい言い方をすれば、二級品を着香によってごまかしたものです。そう考えると、着香茶として使われるというのはあまり売りにならないと思うのですが(上質な茶葉に着香するなど茶葉に対する侮辱だと思いますし)…たぶんフェアトレード関連で、素性がはっきりしていて現地に利益を還元していますよという意味で、セイロンとかDilmahとかを強調しているのだと思います。
たぶん、ストレートで飲める味になるという意味では上質なのではないかとは思います…期待しています。大手メーカーのティーバッグとか本当にストレートでは飲めないので。
…紅茶の味がしませんでした。時間通り入れたのですが、少し渋みを感じるだけで、あとはフレーバーのみ。まあ、ティーバッグだし?でもティーバッグで5分抽出というのは、割としっかりした葉なのだとは思います。一般的なティーバッグの場合、3分もかけると渋くて飲めません。まあ、砂糖とクリープをぶち込んで飲む分には問題ないので、寄付でもしたと思えばよいかと。

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