日記

■2020年02月29日(土)  確かに携帯にご連絡をはないなあ
暮らしと仕事の再定義
スペックとしてはフレッツ光でもテレワークには十分耐えるはずですが、あれはベストエフォートの共有回線なので、近隣で一斉に使用すると問題が出そうではあります。
「先のテレワークスタートガイドを公開したレノボ・ジャパンも、そのことを伝えるプレスリリースはインターネットメールで届き、その末尾に「※現在広報部もテレワーク中につき、携帯電話にご連絡ください」と担当者の携帯電話番号が記されていた。やはりまだそんなものなのだろうか。」
これは笑ってしまいました。まあ、さすがに私物ではないでしょうし、24時間対応でもないでしょうが、休暇を取った場合どうするのかという気はします。そういう意味では、IP電話はもっと活用されてよい気がします。現時点での使い方は格安の電話機扱いではないかと思いますが、もっと活用のしようがあると思うのです。それこそテレワークとは相性が良いと思うのですけどね。携帯電話だと端末に紐ついていますが、IP電話なら間にいろいろ挟むことも可能だと思うのです。

■2020年02月28日(金)  そもそもWi-Fiルーターを設置すること自体がセキュリティリスクですが
サイバー犯罪は対岸の火事ではない。身を守るため、いま見直したいWi-Fiルーターの設定
煩瑣なセキュリティ設定を行わなければいけないのに機器を普及する方も問題があると思いますが。
いかに通信を暗号化しようが、パスワードをかけようが、普及品のWi-Fiルーターというのは最新機種であってもセキュリティリスクです。有線ハブであれば、家の中に入ってまでハブに機材をつないでネットワークを破ろうとする人はそうそういないわけですから、アップリンク側を対策しておけば最低限のセキュリティは保てます。それでは不十分というのであれば、インテリジェントなスイッチでも使い、ポート単位のセキュリティコントロールを導入すべきでしょう。今時、いくらでもそういうソリューションはあります。しかし無線の場合、特に住宅では、建物の外からアクセスできてしまいます。というか、事務所だって電波は駄々洩れでしょう。つまりそもそも両側でセキュリティコントロールをしておかないと危険な機材なのです。それを「設定をちゃんとしましょう」というのは、いささか消費者を馬鹿にした話だと思います。少なくとも、建築屋が家の鍵なんてホームセンターで売ってる南京錠でいいですよと言い放つくらいには(ありえないと思いますけど)。
最低限の対策としては、暗号化やファームウェアアップデートなどに加えて、管理者設定にアクセス可能な端末は有線ポートからのアクセスとし、端末に対して十分な認証手順を講じる(端末を付け替えてのアクセスを制約するため)、Wi-Fiルーターと有線ネットワークの間にファイアウォールを設け、少なくとも80などの開けざるを得ないポート以外での通信を遮断(少なくとも端末間でのLANを想定したプロトコルでの通信は禁止: 当然ファイル共有やプリンタ共有などは使えなくする)、理想的には接続要求があった時点では認証プロトコルしか使えない状態とし、認証を通って初めて認められた権限レベルでの通信を許すように、構内ネットワークを構成すべきでしょう。全ての端末がWi-Fiで接続、見知らぬ端末に認証手順もないなどというのは、セキュリティを破ってくれと言っているに等しいものです。当然構内ネットワークのゾーン分けが前提になります。
それでも、あなたはWi-Fiを導入しますか?

■2020年02月28日(金)  財務大臣が答えることではない点は理解しますが
麻生財務相、休校費用の質問に「つまんないこと聞くね」
個性と言ったってもう少し穏便な受け答えがあるでしょうに。
確かに、費用負担を財務担当大臣として了解しているかどうかはともかく、それをいくらどのように支出するかは財務大臣ではなく管轄の役所がプランなり窓口なりを作るべき問題です。財務省のすることは各省庁に対する窓口となって出てきたプランを精査し補正予算なりをまとめることであり、財務大臣の役割は窓口の設置と予算案の作成を指示し、出てきた予算案を閣議にかけて通し、国会に上程することです。その意味では記者が聞いたスキームの話は財務大臣がする筋の話ではないわけですが。
まず、知らねえよ、くだらないこと聞くなよと言ってしまえるほど内閣としてノープランなのか。少なくとも学校関係は文科省、保育や労働者の休暇取得については厚労省、自営業者などの休業補償については経産省が窓口を作り、補償の暫定的な実施と調整を並行して行っていくことになるでしょう。当然、この段階で、窓口の体制についてプランが出ていなければなりません。要求があれば言ってくださいと言ったって、どこに言ったらよいのかわからないのでは、言う方も困りますし、たらいまわしにされてしまう可能性もあります。省庁横断の総合窓口にするのか省単位の窓口にするのか、それともさらに局や課単位での窓口とするのか、そのくらいは決まっていなければなりません。また、まっとうな政策畑の官僚であれば、こういう時に億円単位のボリュームくらいは出せるくらいの研究は行っていてしかるべきであり、実施のお触れが出る段階でこの精度の見積もりも出てきてしかるべきです(さすがに政治家にそんなことは求めないわけで、地に足の着いたスキームの立案は官僚と政治コンサルタントの領分でしょう)。それがないのだとしたら、あの要請は実に堂々たる空手形、ポーズ以外の何物でもないということになります。そして、仮にノープランであったとしても、「具体的なスキーム、窓口については各担当大臣に確認して欲しい。財務大臣としては必要な額を全力で確保するつもりだ。」とでも言っておけばよいのです。
財務大臣に聞くなよバーカ、厚労相なり文科相なりに聞けと思ってしまうのは理解しますが、言う必要のないところで言ってしまうと品性を疑われますよ。いや、麻生さんに品性を期待するのが間違っているのは重々承知していますけど。野党を含む諸方面の了解を得て迅速かつ柔軟に対応すべき案件なのですから、金がかかるわけでもなし、リップサービスくらいした方がよいと思います。明らかに理由のない問責決議案ならともかく、必要なんだから協力しろと頭ごなしに言って問責されるのはされる方だって悪いし、それで国会審議が揉めたら問責された側の責任なのですから。

■2020年02月28日(金)  そもそも大都市圏に事務所が集中しているのが問題では?
“お上”の指示でやっと広がる時差通勤と、過重労働を招くフレックスタイム――ニッポン社会の限界
実感入ってますよね。「ひとりブラック労働」のところなど、身につまされます。またフレックスタイムを含む労働時間の自己管理を前提とした仕組みが無制限残業製造装置になりがちなことも、否定のしようがありません。
記事の趣旨がそもそも時差通勤とフレックスタイムであるためそうなっている部分もあると思いますが、しかし、通勤ラッシュを時差通勤で乗り切るというのは、鉄道会社あたりが言うならともかく、政府はもちろん、労働問題や経営の評論家としても見識が浅いと思います。時差通勤、コロナウイルス、通勤地獄の三題噺を書くというならもちろん別ですが、通勤地獄には本質的な解決策があります: 三大都市圏への事務所の集中の排除です。これが大工場や大企業のキャンパスへの通勤経路が集中的に混雑しているというなら話は別ですが、日本の三大都市圏の通勤地獄は大都市圏に多数の事務所が集積し、そこへの通勤人口が郊外に居住していることで発生しています。本来であれば、拠点維持や通勤負担のコストが集積によるベネフィットを上回り、事務所間の遠隔連絡網の発達なり連絡の効率化なりによって事務所の周辺都市への脱出が起きてもよいはずなのですが、その周辺都市ですら大都市圏として一体化した挙句に居住区がさらに外殻に展開するという体たらくになっているのが東京大都市圏です。そのソリューションを論じるのが、労働や経営の評論家としてあるべき立ち位置でしょう。辛うじてテレワークがその種のソリューションのひとつと言えますが、そもそもテレワークができるならば事務所を近接して設ける必要もないはずで、日本の状況ならば札幌と東京と名古屋と大阪と福岡を結ぶ連絡システムを設けることができるはずです。自宅・事務所間に通信回線を設けるよりも、事務所同士をつなぐ回線の方が、太い回線を効率よく使えるはずなのです。通信回線の品質が低く、連絡に使える技術も限られていたために、新幹線や飛行機で移動せざるを得なかった1990年代ならともかく、今時リモート接続が使えない理由など、セキュリティくらいでしょう。共用とベストエフォートの普及版光ファイバー回線ですら十分な性能を叩き出します。後は…相手があまりににもひどい対応をしたときに物理的に突っ込みを入れられないとか?
労働問題や働き方に引き付けて論じるならば、そもそもフレックスタイム制が正常に機能しない風土が問題です。もちろん一時的に長時間労働をせざるを得ない状況が存在しうるとしても、それこそ年間労働時間規制をぶっちぎるような期間続くはずもなく(それほどの期間一人がプロジェクトを支え続けるとしたら組織の無能というべきです: せいぜい数か月の期間でステージを設定し、ステージ間で担当を交代したってかまわないようにしておくのが、顧客から見た組織の役目です)、繁忙期や特定のステージでの集中的な作業が一段落すれば同じくらいの期間バカンスに行ってもかまわないというのが働き方のあるべき姿でしょう。また、フレックスタイムの枠組みからは、今日は同居の親をデイサービスが迎えに来るので送り出してから出社、その代わり明日は早めに出てきて集中的に仕事を片付けるといった使い方が想定されます。月間労働時間160時間で片付かないような仕事の量をこなしてようやく月給を支払えているというならば、それは経営の効率が悪いのです。ダンピングか、拠点の維持コストの高騰などか、原因はいろいろあるとは思いますが、効率が悪いことを前提に、経営状況を精査しなければなりません。

■2020年02月27日(木)  椅子に座っているだけなら大臣室で執務しているべきという意見もわかるのですが
河野氏、ツイートを訂正し謝罪 国会張り付きを疑問視
これはもう失言レベルなので、とにかく謝って誠意を見せるしかないですね。
問題となる部分はおそらく二つです。
ひとつは、「張り付き」を野党側から求められたと誤認させるものだったということです。実際には与党側の意向だったわけで、本人としては与党も含めて何で欠席を認めてくれないのかという意図があったとしても、書き方が不十分だったと言えます。
もう一つは、より深刻で、審議という場で議論に関わることを大臣室での執務よりも軽視したと解釈できてしまうことです。意図が何であったにせよ、国会での議論を軽視していると理解できてしまうもので、国会に責任を負う閣僚として不適当な言葉と言うしかありません。もっとも国会での質疑応答が退屈極まりないという点は、同意する人も多いと思います。閣僚として出席した場合、答弁以外の発言が許されないのも事実です。それよりは省庁のトップとしての執務を優先すべきという意見もありうるでしょう。とはいえ国会での議論に基づいて国政が運営されるという建前を理解していれば、大臣室での執務が大事というのは近視眼的ということになります。むしろ、野党による内閣や与党の国政運営への抗議も含めていかに国会審議を実質的なものにしていくかというのが建設的な方向でしょうし、集合しての対面での質疑応答では不効率極まりないというならば、どうすれば議論が深まる国会審議のシステムとなるか、対案を提示するのが筋でしょう。もちろん、決定ばかり重視した決議効率化など評価に値しません。野党が審議を止めてしまうことも、また正常な国会運営だからです。決められないのは不便なことではあるでしょうが、審議に応じてくるような妥協案を提示することも、少なくとも与党の責任ではあります。内閣の責任かというと議論の余地がありますが、少なくともその責任がないとしたら内閣の法案提出権は廃止すべきでしょうし、予算案の提出権も内閣から切り離すべきでしょう。

■2020年02月25日(火)  atermはブリッジ?
atermにハブをつなぎ、PC2台をつないでみたのですが、外部のサイトへのアクセスは成功しました。ただし、一緒につないだNASは見えないようです。
通常の配線にしてNASを再起動したところ見えるようになりました。もしかするとatermは外部行の通信は仲介するが内部での通信は仲介しないのかもしれません。

■2020年02月22日(土)  予備手段を確保できるかどうか
つなぐ会社
この手のソリューションを入れるのはもちろん大変なのですが、経験的にはほぼ確実に発生するトラブルへの対処がより難しいと思います。テレカンが回線不調や端末不調でできなくなったでは済まないわけで(その割にシステムがよく不調になり、スカイプの方がましといった声さえ聞かれるのですが)、公認の代替手段を用意しておくといった運用をすることが大事ではないでしょうか。それこそスカイプでもライン電話でも構わないわけですが、メインのソリューションが不調なら他のソリューションがある、拠点間通信回線が不調でも携帯電話網経由の通信もあるといった多重化によりそもそもの目的が達成できるようにしておくということです。光ファイバを2系統引くなどというのはなかなかできませんが、携帯電話網であれば社用の携帯電話としてデータ通信込みの契約をしているわけで、トラブル発生時のみの追加コストで実現できそうです。

■2020年02月22日(土)  寺で豚肉はまだしもニンニクというのはどうなんだと
衛宮さんちの今日のご飯 みんなで作る餃子
これが学校の調理室で泊まり込みの夕食とでもいうなら全く問題ないのですが、宿泊研修でお寺というのに餃子はどうなのかと思います。肉抜きは厳しい年頃だとは思うので、豚肉までは認めるとしても、葷酒山門を入らずと言うではないですか。あるいは葛木先生は別に修行僧ではないですし、メディアさんの出身地は玉ねぎやニンニクを結構使うはずなので、メディアさんがニンニクと玉ねぎとセリを入れたマトンの炒め物あたりを作っている分にはありではあるかもしれません。しかし、あなたたちお寺で研修中でしょうが。

■2020年02月20日(木)  アレンジも復帰したのでしょうか
T-SQUARE 47枚目のオリジナルアルバム「AI Factory」4月22日(水)発売決定!!!
河野さん、まだ演奏に復帰とまではいかないようですが、曲を提供しているとのこと。和泉氏をして「スクエアの音楽監督」と呼ばしめているわけですが(和泉宏隆×河野啓三インタビュー、「キーボードマガジン」掲載、T-SQUARE & THE SQUARE Reunion 40th Anniversary Celebration Book所収)、そのあたりも復帰していくのでしょうか。なんにせよめでたいことです。

■2020年02月20日(木)  せめてちゃんとした準備をしてから行きましょうよ
「インパクトある動画」狙いスラムへ 日本人、襲われる
いやもう、バイトテロの次はこれかと。強盗くらいで済んでよかったとしか言えません。
普通危険なところに行く人は、状況に合わせてしっかり準備をするものです。パスポートはコピーを取り、チケットやクレジットカードは金庫に預け、その一方で見せ金用の現金をいくつかに分けて持って行くなどがそうですが、ただでさえ高そうなカメラをこれ見よがしに持つ形になる以上リスクも高く、複数人で行動する、現地の案内人を雇うなどして、それでも監禁されたり暴行を受けたりするというのが現状です。
危険視されているところに気軽に行って事件になると、現地の当局も困ります。危ないところに行ってこそ見られるものもあるのでやるなとは言いませんが、日本で繁華街の表通りに行くのとは違うことは認識して欲しいと思います。

■2020年02月20日(木)17:22  コストに見合う成果が出るとよいのですが
鹿島建設、Boston Dynamicsの4足歩行ロボを導入
鹿島建設、四足歩行ロボ「Spot」を建設現場に導入 自律巡回や遠隔撮影など実験
いやまあ、人が歩くよりはロボットが行った方が人命にかかわるリスクを減らせるとは思うのですが。
とはいえ、4足歩行だと移動速度は人間が巡視するのとあまり変わらないような気がしますし(それとも最近の4足歩行機は速足や駆け足もできるのでしょうか)、あまり早足にしてしまうとそもそも巡視の目的に適わないということもあるでしょう(数少ない決まった場所を確認して回るというならば問題にはなりにくいでしょうが)。ゆくゆくは画像データから自動的に状態を解析するような形を考えていくのだと思いますが、制御室からオペレーターが目視するような形だと、効率としては人が見るのと変わらないでしょうし、視野が狭くなる分かえってまずいということもありそうです。人件費削減の面はともかくとして、単なる先進的な試みということに終わらなければよいと思います。

■2020年02月20日(木)  買い物から遠ざけるなんてことにならないとよいのですが
手軽で便利なエコバッグ レジ袋の有料化で注目
コンビニでレジ袋が無料というのは、思い立ったときに買い物ができるというコンセプトだからだと思うのです。もちろんレジ袋(というか包装)に金など払えるかという意見もあるとは思いますが、そもそもスーパーを含めて日本の小売商がコンビニ的発想を元から持っていたのかもしれないとも思います(毎日買い物をするというのは必ずしも普遍的な文化ではないでしょう)。
それだけに、買い物をするという習慣のない人をかえって買い物から遠ざける結果にならないかという点が気になります。例えば家事をしない人は、帰宅時の買い物のために出勤時にエコバッグを持って行くという発想は出てこないでしょう。もちろんそういう人は外食なりネットスーパーなりに行けという見解もあるとは思いますが、外食の場合思い立ってという環境ではだんだんなくなってきていると思いますし、ネットスーパーがエコかと言われると、どうなんでしょうか。
まあ、バランスの問題ではあるので、週に一回スーパーで大量に冷凍食品を買い込み、賞味期限が過ぎて捨てるのよりも、レジ袋の大量排出の抑制の方が効果が大きいということもあるだろうとは思います。

■2020年02月20日(木)  一人10万円でやる気出るかなあ?
観客の投票で写真家に助成金 「プレゼン力」競う
趣旨は分かります。実際、作品について言葉で語ることも大事だと思いますし、その能力はあるに越したことはないでしょう。その機会と考えれば、公開審査会というのは良い機会になると思います。
とはいえ、それで手にするのが一人10万円というのは、写真家の方々としてはどうなのでしょうか。よほど特殊な方向性を持っている人でなければ機材費にはなりませんし、活動費としてもないよりましというレベルでしょう。その手のコンペへの参加費だと、招待でもされない限りは足が出るかと思います。ただのコンペならともかく啓蒙的な意図があるのであれば、モチベーションを高める工夫がもう少し必要ではないかと思います。

■2020年02月20日(木)  経営の堅牢性が低下しているのでしょうか
バス会社「絶望的に仕事減った」 訪日客が消えた観光地
いや、半年やそこら客が来ないから青息吐息と言われても…観光事業なんてそんなもの、ヴォラタイルなものでしょうに。とはいえ、様々な分野において経営の堅牢性が低下し、いわば継続的な自転車操業になっているのかもしれません。本来最低資本金や内部留保というのはそうした自転車操業を防止するためのものでもあったわけですが、資本効率や経営効率を優先した結果予想外の悪条件において突然事業が危機に陥る場合が出てきているとしたら、なにがしかの対応は必要でしょう。
一方で、報道にそういう側面があることはわかりますが、問題を分析する際の視点は感染症により観光客が減った、交通需要が減ったという表面的な事実ではなく、ブーム的な観光需要に対応して規模を拡大したもののその需要が途絶えると短期的な事業維持すらできなくなる構造や、それにどう対応すべきかという部分にあるはずで、表面的な事実の部分だけキャプションにされてもああそうですかとしか言いようがありません。くだらない経済論や経営論からの論説はホイホイと掲載しているくせに事実報道における分析を売りにしていないのは、あまり褒められたものではないと思います。

■2020年02月19日(水)  相変わらず読売新聞は
今月いっぱいで購読契約が切れるので、集金に来た方に購読終了を伝えたのですが、あのキャンセルしてもよいから購読予約できないかという手法はどうにかして欲しいものです。おそらく販売店の評価がそれで有利になるようになっているのだと思いますし、予約を取って面倒だからとキャンセルしない人が一部でもいれば損にはならないという考えなのだとは思いますが、頼み込まれたその場で断るのもキャンセルするのも面倒ですし、正直個人的にそもそも低いとはいえ読売新聞の評価が下がるだけなので、本社側でそういううんざりするような販売手法が起きない形を整えてほしいと思います。本当は個別訪問もやめてほしいと思いますが、新聞全体や読売新聞の需要掘り起こし策として絶対ダメとまでは否定しきれないですね。集金と違って、心当たりがなければ出なきゃいいだけですし。

■2020年02月18日(火)  楽園に閉じ込めたのは誰ですかね
炎が奪ったコアラの楽園、数万匹犠牲「森は回復するが」
いや、森ひとつ、島ひとつ焼けただけで深刻な事態になるまでに追いやったのは、英領オーストラリア植民地だと思うのですが。野生動物保護の話というのは結局人間の都合だよねとしか言いようがないものが多い気がします。

■2020年02月18日(火)  明白に不正指令電磁的記録に当たる例を挙げて問題だと言われても
Coinhive裁判、弁護側がIT業界から意見書募集 Web上の声をくみあげ、最高裁に提出
「平野弁護士は、この理論を当てはめれば、GoogleAnalyticsのような解析ツールやターゲティング広告も不正指令電磁的記録に当たると判断でき、Webサイトのオーナーや開発者が有罪になり得る可能性があるとしている。」
いや、どちらも不正指令電磁的記録そのものだと思いますが。少なくとも抜け穴なくこの手のプログラムをブロックできるブラウザであることが当然になって初めて、意図に反しているかどうかを判断できるレベルに達していると言えます。テレビのチューナーを有効にして民放にチャンネルを合わせたならば視聴中CMが入ることを認めたと判断できるといったあたりが基準になると思いますが、Webの場合そもそもサイトにアクセスする時点ではそうした意図した動作に関わらないプログラムが入るかどうかすらわからないことも多い(検索結果から飛ぶ場合など)のですから、基準があいまいになることは仕方がありません。子供が好奇心でそういった仕組みを実装してしまうならともかく、少なくとも広告屋と開発業者は法的リスクを知悉していることが当然でしょう。ましてやCoinhiveの場合明白にアクセス者のコンピューターの処理時間を奪う目的を持ってプログラムを設置しているのですから、弁解など通じるとは思えません。

■2020年02月18日(火)  企業の破産は防げるのに
労働者2億人、現場に戻れず 企業も悲鳴「破産する」
そりゃまあ、顧客が戻ってこなければ事業は立ち行かないでしょうが、一か月や二か月移動制限なりで人が戻ってこないというのならば、少なくとも企業であれば破産だけは政策で何とでもできるはずなのですけどね。破産というのは支払いができなくなって起こるわけですが(逆に言えば、支払いがないのであれば餓死はあっても破産は起こりません)、企業というからには現金での支払いはほぼないはずで、政府が当面全ての会社について支払いを保証するか、貸し出しを行えば、済むはずなのです。もちろん仕入れから現金取引の屋台などは売り上げがなくなり融資の対象にもまずならない以上立ち行かなくなりますが、逆に言えば別の方法で現金ができれば再起の芽があるのが零細商売の良いところです。破産してしまうと清算なり再生なりで設立からやり直し、大きな設備投資が吹っ飛ぶ企業とは違うのです。

■2020年02月18日(火)  マナー?
食卓で両手を卓の上に出す
「雑な食べ方になってしまうから」というのは確かにあるかもしれませんが、むしろ「敵意がないことを示すためあえて両手を見える形で使うマナーが発達した」のではないかという気がします。

マンガに描かれていることはマナー違反が少なくない
「漫画のイメージは…嘘だったの!?」
少なくとも通学時の立ち食いと飯の掻きこみはマナー違反だからこそ描かれているものです。創作の場合、キャラクターの立ち位置を示すためにあえてマナーを踏み外した行動をさせていることがままあります。立ち食いも飯の掻きこみも下層民の挙動であり、自宅の食卓(食卓が庶民の家に登場したのは明治後期から大正)で食事をとる中流階級以上にとってはマナー違反なのです。飯の掻きこみなど、そもそもが自宅で食事を作らない肉体労働者の外食時の振る舞いです。欧米でいえば、スナックスタンドで買い食いをする労働者階級の振る舞いということになるでしょうか。それが昭和以降中流の若者にも広がっていくわけですが、それを表すアイコンだったものが、多用されたがためにクリシェになってしまい、しつけを受けていない若者や情報のソースが限られる外国人の誤解の元になっています。まあ、マナーなんて変わるものなので、何十年かすればコース料理にどんぶりが出てすすったり掻っ込んだりするのがマナーになっているかもしれませんが、今現在は感心される振る舞いではありません。

正しいマナーで食べると美味しさがアップすることを発見
マナーなんて守らない、知ろうともしないのが粋という話もありますが、また文化の専門家の解説なんてたいていこじつけか間違いですが、homo novusとしてはマナーをわきまえてしかるべき場でこなせると周囲の評価が良くなります。
「旬」の場合、江戸の風俗に起源を求めた場合あれは庶民文化ですからステータスは低いわけで、むしろ室町時代に発して高踏化していった河原者の風俗に起源を求めるべきでしょう。あれがいわゆる鎌倉新仏教あたりの僧侶やそのパトロンになった町衆という回路を通して侘茶や芸事、料理に昇華していき、俳諧の季語や歳時記に結実したとでもいう方が、マナーという高踏文化の文脈では適切と思います。

ちなみにマナーとは少し違いますが、こういう話もあります。
外国人が「日本に長く居すぎてしまった」と実感するのはこんなとき

■2020年02月18日(火)  クロクマ?
ダンボール箱に犬の赤ちゃんが捨てられていたと思ったら…子グマだった
クロクマって…ハイイログマみたいにツキノワグマとかと同レベルの分類でクロクマという種類がいただろうかとしばらく悩んでしまいました。シロクマに対して黒というのでもまあわかるのですが、そこは本来ツキノワグマとかヒグマとか書くところでしょうに、またクマと書いてシロクマだと思う人も、少なくとも日本にはまずいないと思います。

■2020年02月08日(土)  本来連絡も相談もいらないとはいえ
呉製鉄所閉鎖、知事に事前連絡なし「簡単に理解できぬ」
地域の大きな雇用主体の進退を事後報告で知らされたというのが不本意であることはわかります。
とはいえ、所詮民間企業であり、法律に従ってであれば進退は自由とも言えます。むしろ決定をわざわざ報告に行き、従業員の雇用についても維持しているなど、それなりの配慮はしていると言えます。事前に相談されたところで「撤退は認められない」「部分的な縮小で済ませてほしい」程度しか言えないでしょうし、これらは拠点単位での統廃合を行い生産を効率化したい日本製鉄側とは折り合えないでしょう。事業所ごと自治体が買い取るとでも言うなら別でしょうが。

■2020年02月08日(土)  写真家と宣伝主ではリスク評価は別でしょうけど
道路使用許可なし、警察の職質シーンも――富士フイルムのカメラ販促動画炎上、削除までの一部始終
写真家の名前を見た瞬間に「この人はそういうスタイルじゃなかったっけ?」と思ったわけですが、その行動を広告に利用する時点で広告主側のリスク評価は必要だろうとは思います。その上で、炎上上等という立場もありうるわけで、配信停止して謝罪というのはまあ、予習が足りてないのでしょうね。写真家が個人の活動としてやっているのと、広告として拡散させるのとでは意味合いも違うわけですし。たぶん、写真家の方からは、企画担当者に警告はあったのじゃないかという気がします。
この件に限らず、問題作というのは表現としてあってよいのですが、その結果何が起こるかは見通しておくべきですし、配信停止と謝罪というのは典型的なマニュアル対応であり、表現に対する扱いとしては最低のやり方でしょう。問題ないとか表現の自由だとか言い張ればよいというわけではありませんが、一度出しておいて引っ込めればよいとか謝ればよいとかいうのは作品に対する侮辱です。引っ込めないと収まりがつかないと思うなら収まりがつく範囲のものにしておけばよいのですし、それでも出したいなら説得力のある弁解くらい考えておくべきです。それが広告企画の仕事というものです。

「フジフイルムPV炎上」のモヤッと感を整理する
小寺信良氏の評論ですが、確かに世評はこういう行動に厳しいでしょうね。現場で袋叩きなんてことはないにしても、警察の職務質問やネットの悪評くらいは覚悟すべきでしょう。もっとも、私は鈴木達朗氏はそのあたりをちゃんと理解したうえでああいうスタイルを取っていると思っているのですが。写真雑誌などにも表現としてのああしたスタイルへの理解はあるようですし、「もっとも、常識の中からは芸術は生まれないので、あとは社会の許容力の問題であろう。正直日本の許容力は、かなり小さい。尖った芸術は生まれにくく、多くの人は芸術よりも自分の快適さを優先する。」というほどの話ではないように思います。もっとも、私自身が壁の落書きを芸術とは認められない程度に狭量だからそう思うのかもしれませんが。
行政書士目指して勉強中という状況だからかもしれませんが、こういった法的にはグレーゾーンに関わる問題で法律論を展開するなら、法律や判例だけでなくマナー集なども調べる方がよいと思います。数年前に、朝日カメラでしたか、そういう特集を組んでいたと思います。

■2020年02月08日(土)  HDMIケーブルならフロントデスクにあるかもしれませんが
起きて半畳寝て一畳、それでも欲しい15型
ここしばらくではあまりなかった比較的純粋な製品紹介です。
とはいえ共感する点はその後の感想の部分(あるものは使いたい)で、実際AV機器もPCも、それこそスマホやタブレットもHDMIでテレビにつながるようになっているわけで、どうせ見やしない放送や特別番組などよりも、HDMIケーブルが置いてある方がありがたいとは思います。ただ、特に高級ホテルやビジネスホテルであれば、フロントデスクに頼めばHDMIケーブルを借りられるのではないかという気がします。特にビジネスセンターないしは印刷用ブースがあるようなホテルなら。

■2020年02月07日(金)  それって出店過多だったってことじゃ?
ドンキ化しないユニーの店、売り上げ好転 シニア愛着?
もちろん経営側の分析もわかるのですが、そもそも店ごとの性格付けを変えて特定の形態の店の売り上げが好転するということは、同一形態の店を近隣地域に過剰に展開していたということじゃないのでしょうか。まあ、スーパーの出店は企業買収がかかわっていることも多いので、意図的な過剰出店だったかどうかは議論があるでしょうが。
そもそも徒歩圏やそれに近い範囲で生活必需品を扱う総合小売りというのは一定の需要はあるわけで、ドンキを使うような私的な行動が深夜に集中しがちな有職の現役が減っていく局面だけに、商圏や規模さえ踏まえれば利用者は当分確保できると思うのです。とはいえ、それを「競争力」というのが正しいかどうかは難しいでしょう。むしろ地域に密着した、ありていに言って独占的な小売商圏の割拠かもしれません。ネットワーク全体としてはともかく、近代都市商業的な競争の概念が成り立たなくなってきている可能性があります。

■2020年02月07日(金)  ゴミになる前に回収しないのかな
衣類にシューズにバッグに… 生まれ変わる海洋プラごみ
すでに出てしまっているごみの再生処理はもちろん良いことなのですが、そもそも廃棄されるところで回収すればよいという気もするんですよね。まさか回収して回るとかかるコストがごみとして集積されてしまえば安くなるとか、廃棄時の回収費用よりも集積したごみの回収費用の方が安いとかいう話ではないと思うのですが。普通に捨てることに相当の手間と金がかかることを思えばいわゆる不法投棄も動機は理解できますし、利用手段が確立してしまえば集積した廃棄物であっても有限の資源ですから、手続による廃棄規制やその場しのぎの部分的な利用手段の確立はそれこそ持続可能性に欠ける気がします。

■2020年02月06日(木)  アジャイルと言えなくもないですが
ANA、中国便を大幅運休へ 新型肺炎の影響で半減
運行者責任で振り替えをしてでも減便した方がましというなら間違った判断とまでは思いませんが、ダイヤ通りの定期運航という視点からは大手航空会社として褒められた行動ではないとも思います。定期運航路線を持つ公共交通機関としては、ダイヤの変更を十分な余裕をもって周知することは言われるまでもなく重視しているはずです。2/10から運休・減便というのが天変地異並みに余裕のない告知であることは、まあ、承知しているだろうと思います。

■2020年02月06日(木)  なぜに経産省?
コンビニ対立、紛争解決の手続きを 経産省検討会
これ、厚労省か法務省、あるいは公正取引委員会の管轄じゃないかという気がするのですが。もちろんフランチャイザー側は経産省の方が付き合いやすいでしょうが、フランチャイジーにリスクや負担が偏っているという話なわけで、今更経産省が末端小売の保護に乗り出してくるのは筋が通らないと思いますし、契約における立場の非対称は労働関係なら厚労省、商事契約なら法務省、優越的地位の濫用の問題なら公正取引委員会の管轄だと思います。

■2020年02月06日(木)  製品企画から入ると自然なんでしょうね
オフィス家具の使われ方、データで分析 働きやすい職場に 「納品して終わり」から脱却目指す家具メーカー
家具のジャンルは違いますが、コクヨも似たようなことを結構前からやっていたはずですね。もはや大きな事業を維持していくためには「モノづくり」だけでは利益が上がらず、個別ニーズを踏まえた顧客への提案から入るのが利益を上げるうえで楽ということなのかもしれません。もっとも顧客としては、購入前のリサーチや購入後のフォローは必ずしも歓迎できるわけではないと思いますが(特に間に代理店が入る場合は)。まあ、そういうサービスを望まないならば他にいくらでもメーカーはあるという部分もあるのでしょう。流行り物が好きな顧客から代理店に相談が入る事例も、このご時世増えているのかもしれません。
もっとも、コンサルティングなんて弁解にお金を使えるようなところでない限り顧客満足度は低いと思いますけど。悪評というか、なんかよくわからないけど代理店に見積依頼をしたらメーカー営業が来て訳が分からない提案をされたなんて評判が立たないとよいのですが。

■2020年02月06日(木)  Google.co.jpとの間に遅延?
ここしばらく複数の特定のサイトとの間での通信が安定しないようです。google.co.jp、asahi.com、ameblo.jp、fc2.comあたりですが、どうもgoogle-adsで遅れているのではないかと思われる節があります。こちらで何ができるというわけでもないですが、おそらく本体のデザイナーは閲覧時に変な遅延が生じないよう頑張っているというのに、広告で問題が生じていると思うと、鼻で笑いたくなります。

■2020年02月04日(火)  タンポポオムライス(伊丹十三風)はオムライスか
なぜか最近オムライスというとチキンライスの上に乗った半熟オムレツをナイフで開くタイプが出てくるようなのですが、どうにも違和感があります。
オムレツというのは溶き卵を焼き固めた料理であり(まあ、卵焼きですよね)、バリエーションとして具入りのオムレツ(スパニッシュオムレットなど)があります。つまりオムレツとライスからの造語というなら、具として米料理を使ったオムレツであるのが正しいのではないでしょうか。その意味では溶き卵にご飯を混ぜて焼き固めた料理(ライスオムレツ)であるべきで、チキンライスの薄焼き卵包みですら相当違和感があります。ましてやチキンライスの上に乗った半熟オムレツをナイフで開くタイプ(いわゆるたいめいけんのタンポポオムライス(伊丹十三風))はチキンライスオムレツ乗せというべきです。中身が半熟のオムレツはおいしいと思いますし、それとチキンライスを合わせたいという要望も理解できますが、わざわざ(伊丹十三風)などとつけるくらいなら名前のオムレツの部分にもこだわって欲しいものです。
もっとも、カレーライスやハヤシライスと同じく「オムレツかけライス」転じてオムライスだということなら、ある意味正しいのかもしれません(カレーや牛肉細切れ入りドミグラスソースベースのシチューのようにオムレツもかけることができるのだという認識があるのかどうかわかりませんが)。
まあ、すしなんかそもそもの始まりからずいぶん遠くに来てしまっていますから、加熱調理した米を使った酸味のある料理は全てすしであるのだと思えば、米飯が具のオムレツであろうが米飯の薄焼き卵包みであろうがオムレツのライス添えであろうがオムレツ乗せライスであろうがオムライスでいいのかもしれません。いうまでもなく、すしの本義は米飯と魚肉を混ぜて乳酸発酵させた発酵食品であり、押しずしだろうが握りずしだろうが本来すしとは呼べないものなのです。今や発酵食品の方がマイノリティですが。

■2020年02月04日(火)  実質的に無記名の交通系カードの名寄せでしょう
新幹線はスマホで買ってSuicaで乗る「新幹線 eチケットサービス」 JR東日本・JR北海道・JR西日本が3月開始
もちろん便利になること自体は歓迎できますが、この場合発券用のアカウントとカードの番号が紐付けられることになるわけで、実質的に名寄せでしょう。カード番号だけで発券できるのなら別ですが(チャージ自体は自動券売機などでできるわけですから)、乗車券を買った個人を特定して行動を分析する意図がきっちり透けて見えます。

■2020年02月04日(火)  よく3時間で済んだというか
マイクロソフトのビジネスチャット「Teams」約3時間ダウン。SSL証明書更新わすれ
更新忘れ自体は起こりうる凡ミス(もちろんないに越したことはない)ですが、むしろよく3時間で終息したという気がします。なにしろSSL証明書の発行自体はそれなりの本人確認を含めた手続が必要なのが普通で、外部の発行機関に依存している場合は申請後週単位の時間が必要です。マイクロソフトの場合製品に上位の発行機関の証明書を組み込む関係で自前の発行機関を持っているとは思いますが、それでもそれなりの手続を整備していなければ上位の発行機関からの承認が得られません。当然、現場が発行申請を出しても即座に発行とはいかないでしょう。

■2020年02月04日(火)  誰のアイデアなんだか
石川氏の「これからの5Gビジネス」と佐野氏の「5Gビジネス 最前線」両者の5G関連書籍を徹底比較:旅人目線のデジタルレポ 中山智
これ、本当にこの記事で原稿料を貰っているのでしょうか。もちろんアホなネタをいかに読ませるかという意味では原稿書きのプロの仕事ではあるのですが、少なくとも有料の情報誌でこの手の記事があったら購読料返せと怒る人は出ると思うのです。まあ、新聞の連載小説や連載四コマ漫画みたいなものだと思えば…いや、書籍の外観やスペックを真面目なフリをして比較するというのはおもしろいのでしょうか…とある不定期連載みたいに連載自体のテーマがそうだというならまだしも…

■2020年02月03日(月)  そりゃこれだけ音楽を使ったビジネスが広がればね
JASRAC徴収の著作権料、最高額に ネット関連好調
取るべきを取って事業が好調ならめでたいことだと思います。色々と独占が認められている事業体としては疑問のある言動もないではないですが、これだけ音楽を使った活動が広がれば使用料の徴収は増えるでしょう。
少し気になるのは、演奏分野の収入が意外に大きいことでしょうか。古典的な収益源であることは確かなのですが、文化事業としては、演奏の興行というのはそろそろ振興する方向を考えた方が良いようにも思うのです。音源の収録にも呼ばれるようなごく一部の演奏家を除き、演奏会というのは収益よりは発表が目的ではないかと思います。例えば千円のチケットを売り切って10万円の収入の演奏会で1万円の使用料を取られたりしたら大打撃で、そもそも発表自体を委縮させかねません。発表の場が動画共有サービスなどで広がってきているにせよ、ビジネスというのもおこがましいような手弁当の演奏会はむしろ著作権の処理や使用料の面で適切な利用を振興するような制度を作り上げていくのが良い気がします。マネタイズをサポートする動画共有サービスと違って野放図に収益機会が拡大するわけでもないですし。文化事業というのは提供者と聴衆の間を調整するのが本旨だと思うので、単なるピンハネ屋などという誹りを利用者側から受けないような活動も目指してほしいとは思います。まあ、コンテストイベントなどは趣旨に関わらずきっちり課金していくべきだと思いますけどね。

■2020年02月03日(月)  掲示板を建てる金があるなら他にやることがあるでしょう
アメリカ人「毎日この道路を通ると、電子板にとてつもなく巨額な数字が表示されている…なんだと思う?」
この手の議論をする人は国家財政をわかっていないわけですが、そもそもこんな掲示板を建ててしかも額をアップデートするお金があるなら、長期国債を買って債権放棄すれば少しは債務が減るんですけどね。

■2020年02月03日(月)  ストックと場所さえあればね
新型肺炎で圧倒的に医療施設が不足している中国、わずか10日で病院を建設する
現代のプレハブ・コンテナ建築技術からして、そう驚くようなことではありません。一か所で、かつ建材の十分な備蓄があれば、ですが。
仮設建築物というとそれこそ震災や豪雨災害の後始末での仮設住宅の確保の難航が思い浮かびますが、あれは敷地の確保と建材の輸送に時間がかかったためです。それこそ陸上自衛隊の施設科なら、土地を用意して普通科師団の直轄部隊を投入すれば一か所だけなら同レベルの活動ができるでしょう。病院のような軍でも民間でも違いのない施設であればなおさらです。まあ、日本の場合海岸沿いであれば、病院船を展開した方が早いでしょうが。

■2020年02月03日(月)  無線LANのネットワークプロファイルが有線LANアダプタに適用される
メインのノートパソコンでどうもDNSが不安定になっているなと思ったら、ネットワークプロファイルとして自宅の無線LAN中継器のものが指定されていました。自宅ではこれは本来光モデム行のブロードバンドルーターになっていなければなりません。しかし、アダプタを無効にしてから有効にし直しても、無線LAN中継器の電源を切った状態でパソコンを再起動しても、直前のネットワークプロファイルが自動的に選択されてしまいます。
無線LANの場合以下の方法でネットワークプロファイルを削除できます。
[Windows 10] 無線LANプロファイルを削除する方法を教えてください。
しかし、有線LANアダプタのネットワークプロファイルは本来この時のエントリリストに出てきません。というわけで、下記に従ってレジストリエントリを削除し、再起動したところ、ネットワークプロファイルが変更されました。
Windows10でネットワークプロファイルを削除する
なんで無線LANのネットワークプロファイルが選択されてしまったのかわかりませんが(もしかして数日前にノートパソコンを一度ネットワークから切り離した際に何か起きたのでしょうか: それでも無線LANアダプタはハード的に無効にしてあったはずなのですが)、というかそもそも中継器のDHCPサーバーをなぜ呼び出したのかが問題ですが、どうもこのあたり、Windows7に比べて使いにくくなっている気がします。

■2020年02月01日(土)  退会と退室は違うわけですが
永遠のグループ会話…?
ええと、後段の例からするともしかしてチャットの退室とごっちゃになってませんかね?
退会、つまりグループのアカウントの削除は確かに敷居が高く、最悪人間関係が壊れます。これは友達同士の会話で途中退席したり、参加したイベントから途中退席したりするのとは全く別の問題です。もちろん、途中退席であっても上手に切り上げることは要求されますが(それこそしばらく忙しいので声をかけられても対応できないと断るとか)、それこそ歴史の短い地縁的な団体でもない限り問題が起こりがちな退会において要求される対人関係の処理スキルは比べ物にならないほど高いものになります。アカウントだけ残してフェードアウトすることを選びがちなのは仕方ないでしょう。

■2020年02月01日(土)  何で同じ文科省管轄でこういうことが起きるのか
インターハイ、深刻な資金不足 五輪影響、開会式中止も
いや、今年宿泊先が関東一円で払底するのなんか5年は前にわかってましたよね。なんでまた東京五輪のある都市に北関東なんぞでやるのか、開催は都道府県持ち回りとはいえ大規模イベントの先を見越してちゃんと調整するのが監督官庁の仕事でしょうに。いきなりマラソンを抱え込んだ北海道じゃないんですよ。しかも分散開催は良いとして今になって各自治体の予算措置が難航とか高体連が基金集めとか、通常のスケジュールではそうとはいえあまりにも後手に回っています。自治体だっていきなり20年開催を19年に持ち込まれたって対応しづらいのです。せめて18年には分散開催の詳細を固めて各自治体の担当者が根回しに回れるようにするのが当たり前でしょうに。
こういうことをやるから官僚が無能だとか言われるのです。

■2020年02月01日(土)  空港運営事業者は無能か
5G通信による遠隔アバターが成田空港に登場、ドコモが2月3日から実証実験
何でこんなものをドコモがやるのでしょうか。別に性能以外は5Gである必要もないサービスでしょう。
中身としては画像付きのコールセンターサービスであり、今であればユーザーの位置情報を利用して自動的に案内を流すサービスも含むかもしれません。とはいえ通信キャリアでないとできない開発かというとそういう気はせず、むしろ空港運営事業者側から出てくるべき話ではないかと思います。
こういうアプリケーション側の話ばかりしたがるから、メインキャリアは儲けすぎているなんて言われるのだと思いますけどね。もちろん、通信事業者としての技術開発や設備投資とこの手のアプリケーションの開発では、開発費が桁で違うのだと思いますが。ドコモとしては片手間でやる程度の事業だろうと思います。

■2020年02月01日(土)  こだわらない人のための
みんな違うと困るし、みんな同じだとつまらない
端末メーカーからすればアンドロイド自体はただの便利なプラットフォームで、独自仕様の部分にユーザーが依存してくれるに越したことはないのでしょうけどね。
ただの道具として携帯電話端末を使う方からすれば、どの機種も同じ方法で取り扱えるに越したことはありません。端末自体ではなく特定のアプリを使いたい場合も、そのアプリを起動する部分はどの端末でも共通していることが望ましいでしょう。
端末ごとの違い自体に興味を持ち、その端末を使いこなすことに喜びを見出す方なら、独自仕様というのは設計思想も含めてむしろ好ましいものだと思います。
OSとして標準のシェルを用意する場合、どうやって独自仕様のシェルと切り替えるのかが問題にはなるでしょう。つまり最低限、シェルの指定を含む設定部分の仕様だけは共通でなければなりません。端末独自の項目を増やすのはともかく、最低限どんな項目があってどのように配置されており、端末独自の項目はどのように配置するのかが決まっている必要があります。まあ、一時期の新機能組み込みラッシュの時であればともかく、ここ数年は機能や性能の改善はともかく従来の項目の中に位置づけられないような新機能は出てきていないですから、仕様を決めるには良い時期かもしれません。

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