日記

■2019年12月28日（土）　スマートホームは永久に来ないと思うけど

2019年も低調だったスマートホーム
「実際、筆者はそこまでオートメーションに頼りたいほど広い家に住んでいないというそもそもの話もありますが、買い換え周期とできるだけ安く済ませたいという価値感に、スマート化のメリットが追いついていない問題点が、今年も解消されなかった、というわけです。」ということですが、そもそもスマホとであれ連携してオートメーションさせたいものが家の中にどれだけあるでしょうか。例えばエアコンも、起動後10分でリビングが希望の気温になっているというなら帰宅中にリモートコントロールで起動しておいてもよいでしょうが、数時間かかるような場合は意味がないというか、一度止めてから数時間全力運転するよりもずっと連続して運転している方が電気代にも優しい可能性もあります。風呂も、シャワーしか使わないという私のような無精者は措いておくとして、昔みたいに湯沸かし器で1時間くらいかけて焚いていたならともかく(その場合水張りもスマート化されていないと意味がありませんが)、瞬間湯沸かし器であれば15分くらいで適温のお湯を張ってくれるわけですから、帰宅中に操作する必要はほぼないでしょう。

■2019年12月20日（金）　嘆くようなことでもないでしょうに

漫画の「トーン」が絶滅危機　嘆く作家に届いた熱い展開
「ＳＮＳ上には漫画家から惜しむ声が次々と寄せられた。」とのことですが、貧乏なアマチュア漫画家ならわかりますが、仮にも職業漫画家が嘆くことではないでしょう。コストなど高が知れているのですから、希望のパターンのトーンを作れそうな会社に発注すればよいだけのことです。専用の原稿用紙を使う作家もいたと聞きますが、スクリーントーンの費用なんてその程度のものです。

■2019年12月19日（木）　だからといって育てられない子供を殺すわけにもいかないでしょうに

内密出産に市長「慎重な対応を」　赤ちゃんポストの病院
「実の親から養育を受けられず、出自を知ることができない子どもが出てくることは非常に大きな課題がある。」
課題だと普通に思えてしまうことが課題だと思いますけどね。内密出産は殺人よりはましではないかと思うのですが。

■2019年12月18日（水）　密輸じゃないですかね

海外旅行のついでに“おつかい”で稼ごう　「HAKOBIYA」が日本での展開に本腰
こういうのは法律的にグレーな気がするのですが。まあ、法律的にやばい物資については運営側でチェックするのでしょうが、なんかろくでもないものを運ばせて税関で止められて問題になる事例が出るような気がします。

■2019年12月17日（火）　デザイナーの感性が外れているのではないか

人種差別反対うたうポスターに「猿」　セリエＡ、即炎上
まあ、炎上するだろうなとは思うのですが、よくても、サッカーファンなんてみんなサルという主張に見られてしまうのではないかと思うのですが、そもそもデザイナーもチェックを行った広報担当者もこのデザインで趣旨が伝わると思っていたというのが不可解です。デザイナーにしろ広報担当者にしろいわゆる教養市民階級だと思うのですが、このあたりの感性とサッカーファンの主流を占めるブルーカラーや自営業、若者の感性が乖離しているとしたら、どれだけチェックしてもこの手の事例が出続けることになります。

■2019年12月16日（月）　無担保融資して普通に相続財団から引けばよいだけだと思うのですが

高齢者でも住宅再建　被災地で注目のリバースモーゲージ
リバースモーゲージなんて20年前に陳腐化した手法だというのはともかく、正直「金融屋というのはチキンでものを見る目がない」という以外の論点で記事になることが不思議です。そもそも日本では建物に融資時の資産評価以外の資産価値はなく、それがそれこそ朝日新聞が特集してきた「負動産」問題の根幹になっています。売って済むのならだれも苦労はしないのです。また死後に残債を清算というのなら、相続時に債権を申し出て、相続人が残債を払うなり相続財団の管理者が整理をするなりすれば済むことです。融資時に資産評価をして十分に回収の見込みがあるなら貸せばよいわけで、リバースモーゲージというのは金融屋が怪しげなリスクスワップをするという意味でしかありません。つまり銀行やローン会社が回収リスクや余命リスク、あるいは返済条件によっては精算までの返済猶予のコストを適当に(見方によっては金融工学的手法により隠蔽して)転売する仕組みでしかありません。精算時に売値で苦労することになる(たぶん融資審査において不動産の売却を前提に手加減されるだけで、売れなかったり売値では足が出てしまう場合相続人が責任を取らされます)借り手の関係者もそうですが、金融機関から債権を引き受ける(まあ、普通は何の変哲もないように見える証券を売りつけられるのだと思います)リスク負担者も注意が必要であることは、それこそサブプライムローンの件で明らかでしょう。
終戦直後あたりならともかく、借りられないものを小手先で借りられるようにしたところで無理がひっくり返らないことはこの30年ではっきりしています。リバースモーゲージというなら、建物を建てて賃料なしで売り手に貸して死亡時に土地建物の引き渡しを受けるという特約付きの土地取引くらいはして欲しいところです。建築費の負担、上物の減価リスクと売り手がなかなか死んでくれないリスクは貸し手が引き受けることになりますが、本来そのあたりのリスクを評価したうえで売り手に負担にならない形で儲かるようにするのが金融屋の腕というものでしょう。収入面での期待があるとはいえ、長期のリスクを確定しがたい通常の住宅ローンよりも、評価の面ではよほど楽な部分があると思うのですが。

■2019年12月14日（土）　 Wh表記と各電圧での効率の明記を

間違えたくないモバイルバッテリ選び
「ただ、Cheeroにかぎった話ではないが、バッテリの容量をmAhで表記するのはそろそろやめて、Wh表記を前面に打ち出すべき時期に来ていると思う。」というのはその通りだと思います。元々二次電池というのは固有の放電電圧があるので、電流をどのくらいの時間供給できるかを表記しているのだとしても、それはそれこそ製造者向けの表記であって、ユーザーとしてはどの程度の電力をどの程度の時間供給できるのかが問題です。その意味では、USB-PDで供給電圧が可変になった以上、個々の供給電圧で効率がどうなるか、また供給電流によって効率がどうなるかも明記されてしかるべきです。

■2019年12月13日（金）　イングランドでない地域との対立が大きくなるのかも

英総選挙、保守党が単独過半数を獲得　ＥＵから離脱濃厚
保守党が勝ったのはまあありうる事態で、ジョンソン政権の決まった以上は離脱するという方針に対して労働党やEU派政治家が説得力のある対案を出せなかったということなのだと思います。
むしろ、スコットランド国民党が議席を伸ばしていることが気になります。この政党はスコットランドの独立を掲げているわけですが、同時に親EU路線でもあります。つまり、連合王国内で地域ごとに利害が異なっていることになるわけで、ここで連合王国としてEU離脱を進めた場合、それこそスコットランドが連合王国の外交から分離して残留を主張する可能性があります。歴史的にはスチュアート朝による同君連合の下でイングランド議会主導で合同が進められてきたので、事情が変わったから、王様はウィンザー家でよいがカナダと同じで議会も内閣も別に持つ、当然外交方針も別、というのもありうるのです。また、19世紀にはイングランド・スコットランドと同君連合を形成していたハノーバー王国がヴィクトリア女王の即位とともに別の男性を王に立てた例もあるので、ウィンザー・マウントバッテン家を拒否して別の王を迎えるということだってあり得ます。

■2019年12月13日（金）　ここまではっきり苦情を付けるのは珍しい

Bluetooth機能付きCDプレーヤー「BCPLAY_」を衝動買いしたが……
このシリーズ、それこそクラウドファンディングで入手したものの難ありという記事や使い勝手に難があるが将来に期待といった記事も多いのですが、この記事はセールストークにはっきりと苦情を付けています。たしかに、6時間もつと書いてあったのに使ってみたら45分だったというのはがっかりする話ですが、ここまで極端ではないにせよ2日もつと書いてあるのに入れたアプリによっては半日程度でバッテリーが切れるスマホなんてのは珍しくありません(たいていはアプリの作りが悪いのですが)。
もちろんスペックはできるだけ正確に伝わるように記載されるべきで、45分になるケースがあるなら(わかっているなら)それも記載するべきという主張は全くの正論です。経過次第では役所の指導もありうるレベルでもあります。
とはいえ、このシリーズでここまで否定的な扱いをすることに驚きました。ライターはおそらく記事になった数倍の衝動買いをしているはずで、基本的には取り上げる価値があるものを選んで記事にしているのだと思います。本製品も、製品自体についてはポジティブな評価をしています。その上で、不利なケースを知っていて明示しない、問題への対応も苦情を言ってきた人に対してのみというのを問題視しているわけで、なにしろサブジェクトに「が……」です。よほどの悪印象を受けたのでしょう。

■2019年12月12日（木）　逆に何で充電池がいいと思うのか

伝説的なキーボード、HHKB新モデルが乾電池駆動である理由
コメントの通りというか、むしろ何で充電池にしないといけないのかの方が疑問です。キーボードを無線接続する理由は、納得は行きませんが理解はできます。そして線が外れてしまう以上電源の内蔵は必須です。その電源として充電池を使った場合、放電しきった後は充電が必要になります。スマホの充電すら忘れるのに、寝る前にキーボードを充電器につなぐことなど忘れないわけがないでしょう。またスマホに薄型ボタン電池を使った場合、容量は足りず入手も困難ということになりそうですが、単三電池の場合雑貨屋があるところならほぼ確実に手に入ります。店もないところの場合どうするんだと言っても、HHKをそんなところに持ち出す方がそもそも間違いでしょうし、三ヶ月もつのだから行く前に電池を入れ替えておけばよいだけ、むしろ充電池の方が途中で放電しきってしまい、充電できない状況になる可能性が高いでしょう。
とはいえ、無線接続には個人的に拒否感があります。位置取りが楽になるとはいっても、やはり線をつなぐという安心感には代えがたく感じます。

■2019年12月10日（火）　ポール・ボルカー氏死去

ボルカー元議長死去　ＦＲＢ、インフレ抑制に尽力
懐かしいというか、最初に社会の授業で習ったFRB議長じゃないですかね。もっとも印象としてはその後のグリーンスパン氏の方が強いのですが。
「彼の持論の一つは「銀行の革新で有意義だったのは唯一ATMだけだ」である。」(Wikipedia、ポール・ボルカー)だそうです。今フィンテックなどと騒いでいる様子を、どう見ているものやら。

■2019年12月10日（火）　ゆいちゃん火を吐く

ソードアートオンライン　ユナイタルリング2
ピナではなく、ユイちゃんが火を吐きました。カバーイラストで火を吐いているので何事かと思ったのですが(新キャラかとも疑いました)、火魔法を覚えたときのエフェクトだったようです。というか、誰が持ち出したネタなんでしょうかね。かわいい系のキャラが火を吐いた挙句にけぷっと煙を出しているシーンはほかの作品にもあったと思いますが、キーアイテムをかじるとスキルを習得するという設定はともかく、キーアイテムをかじると口からエフェクトが出るというのはコミカルな設定です。その手の悪ふざけを仕込んでいる茅場氏というのは、神代さんが知ったら張り扇でどつくレベルではないかと思います。そのうち怪獣の着ぐるみあたりを着て火を噴くイラストとかが出てくるんだろうなあ。

■2019年12月09日（月）　とりあえずお礼を言っておくというのは基本ではありますが

イメージを壊さないように
そして後でググる。でも「ショーシャン」をおそらく賞賛と当ててくるほど検索エンジンは気が利くかな？
ただ、これを始めてしまうと本当に空気の読みあいになります。その場だけの話ならよいのですが、「言質」をとったものと思い込む人もいるので、気を付けないといけないのですけどね。
ちなみにこちらは結構よくある話で、当事者同士だと「具体的なことは話さない」など断りのサインは出ているものなのですが、周りでやりとりを聞いていた共通の知人がセットアップしてしまったなどということはあります。

■2019年12月02日（月）　恋愛ものばかりだとありがちな誤解ですが

「付き合い」の意味
無理もないとは思うのですが、正直笑えました。個人的には仕事やご近所のお付き合いのイメージが強いもので…
本来恋愛的な意味の方が婉曲表現によるものだと思うのですが、付き合いをお願いするという形で、相手に一定以上の親しい関係を求めるという点は共通します。例えば公務員や株式会社の人が取引先などと「お付き合い」をするのは昨今問題視されつつあると言えるかもしれません。まあ、発注側が徹底的に調査をしたうえで合理的な発注をしていれば、個人的な範囲でのお付き合いがあっても十分釈明はできるはずで、コミュニケーションが容易な点では縁故主義にも一定の理はあります。その意味で、綱紀がどうとか競争入札とかいうのは、発注側のコスト削減策の悪影響にしか見えないわけです。

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