日記

■2019年11月30日(土)  スマホじゃないとは思いますが
モダンPCってなに?
記事中の要件を見て、悪い意味でモダンだなと思うのは私だけでしょうか。まずポータブルであることが前提になっているようですが、だとすればバッテリーでの動作時間が公称8時間では全く足りません。拠点間の移動を想定するならともかく、外部電源と外付けモニタの利用すらできない状況で16時間程度は確実に動作するのでなければ、モバイルとは言えません。一方で拠点間移動が前提なら、オールインワンである必要はないでしょう。また小型の高解像度モニタの視認性がけしてよくないこと、タッチはなおさら使い勝手が悪いことも明白です。タッチ操作が直感的であることは認めますが、指という一種の制約がある以上、少なくとも24インチ以上のモニタで画面上のオブジェクトに一定以上のサイズがないと使い勝手は良くないでしょう。またモバイルブロードバンド接続推奨というのも、コネクティヴィティが水道や電気程度には入手に制約のある商品であることを考えると、「金と市民身分さえあれば文化的な生活を営める」という意味でのモダンという、うがった見方も可能でしょう。まして銀行口座と(携帯)電話がなければ普通の社会生活を営めないように、モバイルブロードバンド回線なしでは(スタンドアローンな使い方であっても)そもそも使い物にならないような想定があるとすれば、モダンという言葉の意味合いはどうにもブラックです。
色々夢が語られながら結局検索端末とコミュニケーションツールにしかならなかったというのがここまでの情報機器ですが、「つながる」ことを今後も情報機器の主用途にしていくのであれば、製造業者という立場ではモデルの提言にはもはや無理があるのではないかという気がします。

■2019年11月28日(木)  ツィートだけならともかくリプの扱いでしょうね
Twitter、「亡くなった人のアカウントを保護する機能を追加するまで休眠アカウントは削除しない」とツイート
ツィートの扱いは難しいだろうとは思います。というか、ツィートってアカウントを閉じると消えるんですね。
ツィッターは単につぶやくためのツールではなく、既存のツィートへのリプという形で派生的なツィートが生まれるような仕組みになっているわけですから、アカウントを閉じるとツィートも消滅するというのは少々おかしいように思います。アカウントを保護する必要はないというか、ツィートが投稿者不明になるだけなら問題ないと思いますが、本体が消えるとしたらさすがに仕様としておかしいでしょう。
というか、個人的にツィッターは、パスワードが無効化されて、アカウントを消すことすらできなくなっているんですよね。

■2019年11月28日(木)  褒められたものじゃないのは確かなんですが
チケット不正転売禁止法で初逮捕 野球チケット高額転売の疑い
他でも報じられていますが、逮捕と言っても、正直立件はできても裁判で揉めそうな気はします。というか、事件を検察官に送致した上での検察による起訴前拘留はともかく、逮捕状を請求できるだけの証拠があるのに警視庁が逮捕して何をしたいのかというのもなぞではあります。まあ、逃走防止ではあるのでしょうが、正直そういう理由であれば検察官が逮捕状を請求すべきだと思うのですよね。警察ないし司法警察官に起訴権限がある国ならともかく、日本では警察は捜査の権限しかないのですから。
それはさておき、もちろんチケットの高額転売、いわゆるダフ屋行為が褒められたものではないことは議論の余地はないと思います。発行元としても鞘取り行為をされるのがうれしくないという主張はわかります。とはいえ、本来であれば発行元が開催回数や席数、つまりチケットの供給を増やして需要を充足するのが筋で、理由はどうであれ正規代理店以外の者が買い占めできてしまうような数のチケットを買い占めて利ザヤが出るような額で売ることの方がよほど問題があるでしょう。方法論としては、例えば抽選権を売って身元情報を確認したうえで抽選を行い、外れた人には相当額をキャッシュバックするといった方法でも転売目的の買い占めは相当程度防げるはずです。商売の方法論としては、安く買って高く売るというのは否定されるべきものではないはずです。それを犯罪として扱うという点に、筋の悪さを感じてしまいますし、これが犯罪ならオークションや古物商、二次市場など論外ということになるようにも思います。
単なる転売行為は、迷惑行為としての現場でのダフ屋行為とは異なります。現場でのダフ屋行為は、イベントという不特定多数が集まる場での治安維持に関して、明らかに不安要素となります。イベントの責任者が制御できない会場での商行為(それこそ屋台の類も含めて)を規制することには、十分理由があります。逆に言えば、それ以外の転売行為が立法という形式で規制できるかどうかは、争う余地があるのではないかという気がします。

■2019年11月28日(木)  事故が減ればよいってものでもないですが
信号ない環状交差点、導入で人身事故半減 通行ルールは
車の密度がさほど大きくなく、かつ低速で通行する状況であれば、ロータリーというのは悪い解ではありません。なにしろ最外周に一定の方向で侵入するというルールさえわきまえていればよいわけですし、軽車両も一番外側にそのまま入ればよいわけで、道路中央を横断せずに済みます。
とはいえ、問題もあります。まず渋滞の原因となります。何しろロータリーの容量を超えてしまえば車両が侵入できず、四つ辻の場合車両は最大で3/4周ロータリーを占有します。容量を増やそうと大型化すると土地の無駄になるうえ、迂回を強いることになります。また車列に割り込むのが基本になるため、高速で通り抜けようとすると邪魔になります。
基本的に、余り混まない市街地において、そもそも制限速度が低い状況でないと適応しないでしょう。また市街地の外にバイパスを通して組み合わせることが必要かと思われます。

■2019年11月27日(水)  NHK解約
とりあえず解約申し込みの電話は掛けました。正直なんでネットでできないのかわからない手続ですが、まあ、事情の聴取とかなんでしょうね。携帯電話の番号の登録が古いもののままでした。マニュアルで確認するのだと思いますが、本人確認ももう少しスマートにならないかと思います。契約者番号なんか、それこそNHKや出入り業者から漏れたのでなければ、本人や身内以外知りようがないと思うのですよね。受信機がなくなったため解約する場合は、受信機の譲渡を証明する必要があるようです。まあ、あげたような場合は営業が訪問して確認するのでしょうが、解約届の提出時にレシートのコピーの同封でよいということでした。

■2019年11月27日(水)  買えない、複写もできないでは仕方ないでしょうに
スクショも違法?著作権の線引きは きょう有識者会議
なんか怪しげなと思いながらも使っている人を犯罪者扱いすることの是非はともかく、財産権がどうこうと言うなら、その前に入手の便を確保して欲しいものです。絶版、品切れ再版未定、在庫なし、仕方ないから古書を当れば妙なプレミアムがついているとか、図書館でも必要部分しか複写できず、所蔵している図書館は遠隔地とか、本当に売る気があるのかと思えます。遅くとも1980年代には乾式コピーによるオンデマンド配布はできたはずですし、今なら(図鑑等を除けば)電子データを提供することも難しくないでしょう。50年も70年も規制をかける以上、その間は入手可能にすることを義務付けるのが筋ではないでしょうか。

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