日記

■2019年09月29日(日)  本来サーモンなども旬の食べ物のはずですが
スウェーデンの旬の食べ物
新じゃがは日本でもスーパーでセールをやっていますが、それこそ日本でいう新米みたいな感じでしょうかね。ベリーは北欧諸国では夏の風物詩と聞いたことがあります。
ニシンは年がら年中獲れたらしいですが、本来サーモンあたりは秋に獲れるもののはずです。季節感がないのは、保存食にしてしまうからでしょうか。肉の加工食品も、元々は冬の前にまとめて作っていたはずですが、そのまま翌年一杯食いつなぐので、季節感がないのかもしれません。ロシアじゃありませんが、食材に限らず夏と冬しかないというのも確かに理由かもしれません。
日本でもニンジンなんかは季節感なくなってますけどね。
缶詰は19世紀以降のものなので、その前は肉や魚の燻製や乾燥品、塩漬けなどを食いつないでいたでしょう。おそらく缶詰や瓶詰が実用化されて、冬の食生活はだいぶ豊かになったと思いますよ。気温も湿度も低く保存がしやすいとはいえ、密閉して加熱殺菌することで程よい味で柔らかいまま保存できるようになったわけですから。伝統的な製法の乾燥品や塩漬けは、固い、塩辛い、臭いの三拍子です。日本でも、新巻鮭なんか、固いのと塩辛いのはこの通りです。

■2019年09月28日(土)  直火は良くない
小鯵が売っていたので1パック買ってオイル煮にしてみたのですが、不精をしてというか、入るサイズの耐熱容器がなかったのでそのままステンレス鍋にオイルを入れて煮たところ、見事に揚がってしまいました。やはり瓶ごと蒸すか茹でる方が良いようです。まあ、素揚げになってしまっただけなので、スープで煮込んだときのように完全にぼろぼろになったわけではないのですが。基本的には、温度が高くなりすぎるのだと思います。

■2019年09月28日(土)  オールドリベラリズム?
消費税減税は左派ポピュリズム
税金減らせばよいってものじゃないというのは良いとして、どうやって税をかけるかという発想が古いように思います。それこそケインズの時代じゃないんだからというところです。
もちろん付加価値の高い奢侈品自体は存在するわけですが、500万円の自動車は奢侈品かもしれませんが、500万円の自動旋盤は奢侈品ではありません。また奢侈品を買う層は結果として税金が高くても買うかもしれませんが、税金の多寡で値段が決まるなら、税金を逃れようと工夫を尽くすのもこの層です。宝石や貴金属は現代産業に不可欠の材料であることが多く、無造作に課税すれば産業を圧迫し、かといって産業用資材を特別扱いしようとすると最終消費者というよりは奢侈品の流通業者が脱税に走ります。あるいは、何が生活必需品であるか(軽減税率の対象たりえるか)という問いと何が奢侈品であるかという問いとは同じものでしょう。ダイヤモンドが宝飾店に出荷されれば50%の税率、切削工具メーカーに出荷されれば10%の税率というのは、イートインで10%、テイクアウトで8%などというのと同じ話です。どのように適切に課税するのかという法技術や納税側(担税側ではなく)の事務負担としては似たようなものです。標準税率がいくつかというのは浅はかな見方であって、軽減だろうが累進だろうが事務負担が増え、しかも取引の各時点でどの税率を適用すべきかの判断が異なりうる点は変わりません。20世紀中ごろならともかく、現代の政策論はその程度の精度には達しているわけで、床屋政談ならともかく、政策提案ならその点まで考えるべきです。反対論に「そんな高い税金負担できるわけがない」ではなく「そんな手続きへの対応コストを負担させる気か」というものがある点をちゃんと考えなければ、「安易な政策提言」としては同レベルです。

■2019年09月27日(金)  何がしたいのやら
脱獄不要のiOSアプリストアを開発者が公開。ファミコンエミュレータアプリなど登録
なんというかこれ、どっちもどっちという気がしてしまいます。
サードパーティーのアプリストアを認めないAppleが非難されるのは仕方ないとはいえ、アプリストアを立ち上げてそこにあるのがファミコンエミュレーターというのは、サードパーティーストアはセキュリティを無視した海賊版ソフトウェアの配布手段だという主張を裏付けてしまうものだと思うのですが。しかも、手法としてはバックドアの利用の類でしょう。そこまでiOS込みのiPhoneが好きですか。

■2019年09月25日(水)  まず改善に努めるべきは荷主だと思いますが
京急踏切事故で垣間見えたトラックドライバー業界の「構造的な闇」とは
まあ、記事中にある通り、大型自動車の免許を取るのも大変で、必要に迫られて大型の免許を取るころには別の仕事についているのが普通ということはあると思います。入門編的な段階としていわゆる軽トラックでの配達業務があるようにも思うのですが、中型以上を運用する事業者とは別れてしまっているのかもしれません。
大きな運送会社にはそれなりに若い方がいますが、それこそ倉庫と倉庫の間で荷物を運ぶようなところだと、最低限のトラックと乗務員で仕事をしていて、若い人を育てるどころか新任の経験者に研修を受けさせる余力もなく現場に放り込んでいるところもあるのでしょう。この手の、効率化を進めた結果再生産能力を失った職場はよく聞きます。
とはいえ、ドライバーの労働条件が悪いのを消費者の責任にされても困ります。時間帯指定配達や戸別配達は需要があったにせよ運送業者が開拓してきたサービスですし、無料配送にしても荷主のサービスです。そもそも、消費者としては自宅で受け取る以外の選択肢がありません。最低限時間帯指定配達や休日の配達がなければ、受け取れないでしょう。消費者として、できるのはせいぜい配送の必要のないものを買う(紙の本ではなく電子書籍を買うとか、CDやDVDを買うのでなく動画配信サービスを使うとか)くらいです。また、ネット通販自体も贅沢とは言えないでしょう。通信販売が発達したのは、需要面では地域の小売店が案外使いにくかったからです。
本来改善に向けて取れる行動があるのは、荷主と運送会社でしょう。再配達が負担なら再配達が起きないように、日付指定配達、時間帯指定配達を標準にするとか、配送センター預かりとし受取人の配達指示を受けてから配達するとか、あるいは戸別配達以外のオプションを設けるなど、いずれも荷主や運送会社側でしか対応できないことです。また戸別配達を避けるなら、集配所を極力分散させることも効果があるでしょう。各集配所の扱う荷物の量が減ることで、配達の負荷の削減にもなります。今のように、そもそも自家用車がないと受け取りに行けないような集配センターに取りに来いと言われても、困ります。
また、配達できない地域というのもあってよいのだと思います。一定水準のサービスがコスト的に不可能であるならば、民間は撤退して公営するという手もあるということです。

■2019年09月25日(水)  パブリックマーケットという概念自体古いのかも
国家を超えるGAFA、日本でのロビイング活動の実態
市場というのを公共物と見るのであれば、それを押さえているプラットフォーマーの行動には制約が必要だということになるのですが。
少なくともこの記事の例は良くないのではないかと思います。
Google、Apple、Microsoftがアプリケーションの流通を管理下に置こうとしているのはそれこそここ10年のトレンドですが、これは一方で、ソフトウェアと供給者の認証という要求に応じた動きでもあります。ダウンロード販売の普及やパッケージソフトウェアにすらマルウェアの混入が見られるようになったことで、ソフトウェアの販売コストにおいて開発費よりも認証の取得や第三者による検証に大きな比率が割かれるようになっています。適切な認証のないソフトウェアやサプライヤーを排除するためにOSサプライヤーが取った策が、アプリケーションをロードする際の認証機構とそれに必要な証明の独占でした。例えばアプリケーション流通の組織化に失敗したとされるMicrosoftですら、アプリケーションロード時に、ストア経由で配布されたソフトウェアと認証プログラムを通ったソフトウェア以外は警告が出ます。各社のいわゆるストアは、提出されたソフトウェアについて相当の検証を行って認証を与えているわけで、ストア以外からダウンロードしていても信用してもらえるごく一部のベンダーを除いては、ストアに出ているから安心して使ってもらえる面があります。単に便利な決済機構を提供しているだけの市場ではありません。
もちろんストアからインストールしたソフトウェアでないと実行がブロックされるという点からすると、OSメーカーがアプリケーションベンダーの首根っこを握っているという非難は仕方ないのですが、そもそもそこでプレイしているという点で、アプリケーションベンダーがストアの信用の提供に乗っていることも事実です。この意味で、ストアの枠の中では成り立たないような商売をすること自体が、そもそもリスキーということも言えると思います。結局、高額の開発費をかけてアプリケーションを開発し、それを販売で回収しようというビジネスモデル自体が、もはや古いのではないでしょうか。それこそ機能さえ把握すれば互換ソフトウェアを低コストで作れてしまう人材はいくらでもいる世の中ですので、その前に短期間でコストを回収してしまうような、あるいはソフトウェアのダウンロードではなく使うことによる体験に対して料金を払ってもらう形でないと、独立ベンダーをやっていくのは厳しいということです。まあ、サービスチャージの場合でも、結局レンタルサーバー業者(GoogleとMicrosoftはこれも兼営しています)に相当額を持って行かれるわけですが。

■2019年09月25日(水)  追加ストレージなど買わずにiCloudを活用して欲しいのではないかと
意地でもType-C端子を搭載しないケドiPhone 11 Pro Maxを買ってしまった
Lightning端子はまあ設計変更が面倒とか部品を買っちゃったから変えるのが面倒とかあまり前向きでない理由がありそうですが、外部ストレージのスロットがないのは、かなりはっきりした設計方針の問題という気がします。Appleとしては、SDカードを買うよりiCloudを活用して欲しいのではないでしょうか。正直使い勝手としては、通信が切れてしまうと使いようがなくなるクラウドストレージよりもSDカードあたりの方が安心感があるのですが、妙なスロットを設けたり、蓋を開けられるようにしたりすると、その分ギミックも必要になりますし、筐体の強度も落ちます。製造者としては、そんな使い方をするよりはクラウドストレージに積極的にデータを突っ込んで欲しいと考えていたとしても、不思議はありません。
正直ユーザーとしても、内蔵ストレージが4TBくらいになるなら容量の問題はありませんし、データのバックアップとしても回線さえ十分な速度でつながるならクラウドストレージでまずいということはあまりなさそうに思います。というか、なくしかねないSDカードよりはクラウドストレージの方が安全でしょう。eSIMも含めて、拡張機器をつながないでよいのであればそれに越したことはないという方針があるのであれば、それこそスマホ程度なら十分合理的だとは思います。

■2019年09月24日(火)  HHKも好き嫌いではありますけどね
記者会見のキーボード音が気になる…
連載100回おめでとうございます。
HHKもいくつかバリエーションを作りつつ定評を獲得しているわけですが、109に慣れた人には使いにくいとか、カショカショ鳴らないとタイプしている気にならないといった人もいます。というか、HHKってiMac系でも使えたんですね。どうもMacというと特殊キーのある専用キーボードでないといけないというイメージがありましたが、完全にAltに置き換わったのでしょうか(サイトで純正キーボードの写真を見ると、刻印こそCommandですが明らかにAlt扱いですね: ただしOptionというキーもあり、昔はOptionキーのほうがAltじみたショートカット用の修飾キーでしたが、この場所はWindowsキー相当でしょうか)。それなら、うちのMac miniもキーボードをセットで買う必要なかったのかなあ。まあ、あのApple謹製薄型キーボード自体は嫌いではないのですが。

■2019年09月24日(火)  電話会社の問題ではあるのですが
nanoSIMが2枚挿さる香港版iPhone 11 Pro Maxを今年も買いに行ってきた
動機は非常によく理解できます。海外旅行をするからと言って、旅行先でいちいちSIMの差し替えをするのは面倒くさいですし、現地SIMをその場で買った場合アクティベーションも必要です。とはいえ国際ローミングサービスの料金は少なくとも現地電話会社のものよりは高いので、居住国と国際ローミングサービスのSIM2枚挿しのデュアルスタンバイが望ましいのです。本来はeSIMで複数のSIMを切り替えられるとよいわけですが…
そして、eSIMで音声通話サービスを提供する電話会社がない以上、緊急連絡先ならともかく、常用にするにはSIMカードの2枚挿しが望ましい。全くその通りです。日常的に連絡を取り合う相手である以上、どのみちSIMを挿し替えたらそちらの電話番号は連絡するでしょうしね。ただし、いずれにせよ国際通話になるわけで、ローミングサービスの料金ほど高くないにせよ、場合によりますが着信側にも課金は発生しますし、発信側の電話料金はさほど変わらないとは思います。
とはいえ、ここまで着信側の所在地が特定できず、かつIP reachableであれば通信費をドンブリ勘定する状況になっているのに、端末の呼び出し符号を使わないと通信ができない仕組みを使い続けるのもどうなのかという気はします。バッテリーの持ちが悪くなるという問題はあるにせよ、電話番号を廃止して全てIP電話でもよいのではないでしょうか。どうせ、仕組みとしてはパケット通信の上に音声通話機能を載せているわけですし。

■2019年09月24日(火)  定期券こそ記名ICカード向きな気がしますが
JR東日本・東海・西日本、IC定期券を相互利用へ 21年春から
今になったのは発券システムの整備の関係でしょうかね。もともと定期券は住所氏名を書いて申請するものですから、記名ICカードやスマホを使ったシステムとの相性がいいはずだと思います。さすがに三社の区間をまたがって移動する人は少ないというか、在来線では無意味だと思いますが、カードに各社の定期利用区間を書き込んで定期券として発行することはさほど難しくないはずです。とはいえ未だ、エリアをまたがった乗車すら清算が必要(各エリア内であれば普通に使えるのに)なのでは、むしろ定期券を重視した施策と言えるのでしょう。
元々近郊区間用として始まったICカードですが、やはり思い立ったらすぐ乗れるというのは便利ですので、路線バスも含めて拡充されるとよいと思います。

■2019年09月24日(火)  絵も音もいいのに
ロードエルメロイ二世の事件簿
ええと、フェイカーの動機が違いますね。あれじゃ無知ゆえにあり得ない目標を設定してユーラシアを半分踏破する羽目になったことに拗ねた感じです。イスカンダルに愛想をつかしたからアイオニオン・ヘタイロイに出てこなかったということになります。
ドクターハートレスがフェイカーを呼び出した動機が不明なのは、この時点では仕方ありません。終わり方からして次回に列車の件だけでも収拾するはずで、順当に行けば次作の予告があるでしょう。順当に行けば、ですが。
話をいろいろかいつまんでしまっているのは、もう仕方がないのですが、やはり前半はない方が良かったのではないかと思います。ドクターハートレスの暗躍事例につながるとはいえ、それこそロードエルメロイ二世の解説で触れるだけだって良い話です。理想で言えば特番で出した方が良かったでしょうが、さすがに特番3本はいろいろと厳しいでしょう。どうせルヴィアゼリッタにせよ迷惑コンビにせよ、この話には直接絡んでこないのですから、2シーズン目が確定した時点で入れるのでもよかったはずです。むしろ今回のエピソードを2話くらいかけるべきです。オルガマリーちゃんの出番が減ったのはまあいいとして、魔眼大投射の描写があっさりしすぎているのが残念でなりません。機関車の変形シーンも、ひょっとすると本来もっとコマがあったのにだいぶ削ったのかもしれません。絵や音、デザインといったパーツの部分では十分よくできていると思うので、流れを端折ってしまっているのが非常に残念です。いや、話の筋やエピソードはあれでもいいから、フリューゲルや清玄やハイネでなくてもいいから、例えばドクターハートレスに、アインナッシュの仔を回収して保管していたというセリフくらいは言わせてあげて欲しいです(「解放した」の一言で済まされちゃってます)。
ところで、トーコトラベルで到着したライネスちゃん、相当ひどい状態になっていたはずですが、そういえば小説でも、一緒に飛んできたカウレス君は平然としていましたね。さすがに登場前に化粧直しでもしたのでしょうか。元ネタは蒼崎のお姉さんの方ですが、あの人は準備をしっかりする方だと思うので、本来の術としては飛行者の保護機能があるはずです。とはいえ魔女が箒で音速を突破したという設定もどうかと思うので、実力不足で保護機能が働かないということはあり得るでしょう。また、アニメではアシストをしていますが、あれは本来魔女の飛行術なので、「飛行者とリンクしたものを目的地に持ち込む」というのが仕込みで(今回の場合ライネスが渡した口座のカードだって良いのです)、移動可能な状態でリンクを活性化させれば勝手に引っ張られる(ので飛行の軟膏でいっちゃってる状態でもどこにあるとも知れない目標に到達できる)ということで、実施の際にはアシストはいらないはずです。むしろ多忙なライネスちゃんは膏薬作りに手伝いを雇っていそうですが、まあ、エルメロイ家ともなればストックはあるのでしょう。とはいえ、魔女術であり、女性しか飛べないという程度の制約はあるので、ルヴィや後見役の獅子劫はともかく迷惑コンビのアシストは無用だと思うのですけどね。

■2019年09月23日(月)  時刻表もなくなっていたのですね
「世界最古の旅行会社」が破産申請 ネット時代に苦戦
トーマスクックは総合旅行会社ですが、JTB同様鉄道時刻表で知られています。JTBの場合は日本の鉄道、主だった長距離バスや定期船を掲載していますが、トーマスクックの場合はヨーロッパの鉄道路線を扱っており、その筋のマニアには愛用者が少なくなかったはずです。
その時刻表も2013年で休刊していたようです。列車を乗り換えながら長距離を旅行するというのは、もちろん一時期飛行機とローカル中距離線の組み合わせにとってかわられていたわけですが、飛行機が何かとエコじゃないと言われるようになっても、復権はしないのかもしれません。今時、座席予約をするような優等長距離列車を乗り継ぐような旅はほとんど必要ないですしね。

■2019年09月22日(日)  とりあえず二重化はできました
RAID5のNASが止まっている状況ですが、そのバックアップにしていた普通のNASに、つないだUSBハードディスクへのバックアップジョブの登録を完了しました。というか、登録はしてあったのですが、USBハードディスクのフォーマットがNTSFで、フォーマットしなおさないとバックアップできない。なのにうっかり普通のコピーでデータを書き込んでしまったため、それを移動させないとフォーマットできなかったのです。結局コピーに一日かかりましたが、フォーマット、設定してあったバックアップジョブの動作確認まで終えました。一応最低限の安全は確保した形になります。

■2019年09月22日(日)  そういう理由です
日本人は旬のものを食べる理由
うん、そういう理由です。このため、「旬」とその食材が一番おいしい時期が違っていることもあります。つまり、初物が出回る時期が旬で、その後においしい時期が来たりします。また、収穫後一定の加工をしてから市場に出てくるものだと、市場に出てくる時期が旬のことが多いでしょう。
ということで、何がいつごろどんな形で出回るかをちゃんと知っていることはかっこいいのです。初物などはプレミアムがついて必ずしもお得でないこともありますが、真っ先に手に入れて蘊蓄を語りながら見せびらかすのも通の楽しみ。初物の出荷競争や入荷争いになってしまうと少し興ざめですが、漁業技術や流通技術を進歩させる原動力にもなっているようです。
昔のキャバクラみたい〜
昔のっていうか、今でもそうじゃないかな。それができない人は行かないっていう。
カットで武家風の人が買った初ガツオを自慢していますが、たぶんあれをやったのはそこそこ裕福な町人です。なので裃に袴ではなく着流しに羽織ではないかと思います。とはいえ所詮初ガツオなので、本当のお町人様(1街区単位で土地所有権を幕府に認められた(将軍から土地を下賜されたと主張できる)人)だけでなく、表店の主クラスでも買えるのですが。武家はというと、絵で感心しているような庶民と付き合いのあるような人は下級旗本以下の零細武家で、バブル期で言う社用族ではあっても、自分で初ガツオを買うのは難しかったと思います。幕府や裕福な大名家の有力幹部が幕府やお家の出入りの魚屋から初ガツオを進呈され、部下や同ランクの武家の知り合いを宴席に招いて自慢しているあたりが正しい絵でしょう。
まあ、似たような話はいろいろありますね。よくあるのが札束を燃やすとか動物に食べさせるとかいう話。あるいは、確かワインをプールに満たして遊んだイギリスの金持ちがいたかと思います。このあたりは近代ですが、近世だと更に無駄遣い感が強くなります。17〜18世紀ヨーロッパの祝典なんかそうですね。小ぶり感のあるところでは、日本だと、江戸時代に高級料亭でお茶漬けを頼んだら2時間かけて水を汲みに行って高額請求を受けたという話もあります。浪費も行くところまで行くと国家財政を傾けるわけですが、いかにもおバカな遊びというのはかかってもせいぜい数百万円、その上に億単位の金をかけて趣味の天体観測や探検、遺跡の発掘に興じる人がおり、さらにその上にもっとお金をかけて趣味で新規事業を開拓してしまう人がいるので、どちらかというと「小金持ちだから無駄なことをする」ではないかと思います。 9/23

■2019年09月21日(土)  いやでもそれ、さぼりですよね
欧米で広がる学校スト、日本では「グレタのようには…」
別に学校なんで、参加をキャンセルしたところで周りに迷惑はかからないわけですが。
通常の義務的な行動をキャンセルして示威行動を行うことをストライキというのは、どうなのでしょうか。学生が学校をさぼって外部で示威行動を行ったところで、本人の学習の進捗に影響は出るでしょうが、教員が困惑する以上の問題にはなりません。むしろ、公衆に対する示威行動、つまりデモンストレーションの影響の方が大きいでしょう。ストライキが職場単位での労働の拒否、つまり雇用者に打撃を与える行為であることとは、明らかに異なります。ストライキに伴う施設の占拠や示威行動は、例えば自営業者が自分たちだけで広場を占拠して示威行動をしてもストライキとは言わないように、ストライキとは別のものです。それこそ、狭い意味のストライキ、つまり賃労働者の同盟罷業としては、賃労働者が適切な手続の下で同盟罷業を宣言し、労働日に普通に外部の広場を借りて示威行動を行ったとしても、争議行為として成立します。事業場を占拠しないと雇用者側が代替労務者の投入という形でスト破りを行う危険があるので、普通は事業場を一部ではあれ占拠しますが、要件ではありません。この意味で、学生が例えば授業の実施を阻止して学校施設を占拠し、示威行動を行ったとしても、少なくとも日本語としてはそれをストライキとは言いにくいと思います(昔はやる立場としてはそう称したらしいですが)。また、少数の者が手続を欠いた形で行う罷業もストライキとは言わないでしょう。この意味では、かつての日本の学生によるストライキは少なくとも学生集会によるスト権の確立という手順を踏んでいたわけで(もっとも労働法制において保護される同盟罷業と異なり、集会での決定の強制力はないわけですが)、個別に授業を放棄して集合したうえで示威行動を行うのとは異なります。
もちろん問題意識を持つ学生の皆さんが学校での就学よりも示威行動による意見表明を選ぶことに反対はしませんが、それはデモンストレーションなりオキュペイションなりと言うのであって、ストライキと言うのは止めてほしいと思います。この点は報道関係者についても同じです。いわゆるゼネストについても、労働団体が一定の規律の下に行うからゼネストでありうるのであって、賃労働者でない人がするのは、あるいは職場での労働者の多数による賛同と雇用者に対する労働者の団体での争議の宣言に基づいていないものは、一緒にやっていてもただのデモンストレーションです。
労働運動の黎明期のストライキはそこまで厳密なものではなかったでしょうが、現在のストライキが労働者の集団が一定の手続に基づいて行う正当なものである以上、ルーズな使い方をするとストライキ自体のイメージが悪くなります。
そういえば、職場の総意に基づいていても、全員で休暇を申請して示威行動を行うのは、確かストライキにならなかったと思います。

■2019年09月21日(土)  セコハン合法というのは今時どうなのか
Steamのゲーム再販禁止は違法。フランスの裁判所が判決
セコハン事業が一定の権益を持っていることは理解しますが、これはどうなんでしょうか。いや、サブスクリプションなら転売してはいけないというのも矛盾していますけども、少なくとも著作物のセコハン事業がなにがしか有益なものでありうるという根拠はもはやないと思うのですが。保護するくらいなら、アーカイブ事業と複写サービスを拡充した方がましでしょう。その上で、実費でコピーを頒布されたくなければ版元は在庫を持っておくようにと脅す方がいいのじゃないかと。まあ、裁判所の判決ですし、現在法がそうなのであればそう判断するしかないでしょうけど。判決文を読んでみたいですね。

■2019年09月20日(金)  待機時間を労働時間から除外するのは慎重であるべきだと思うのですが
バス運転手の待機時間「労働時間は1割」 福岡地裁判決
休憩や昼休みもそうですが、待機時間や宿直が労働時間ではないと言われると違和感があります。実際に拘束はされているわけですし、休憩中も携帯電話で連絡がついたり、飲酒禁止など行動に制限がついたりするのであれば、雇用主の干渉が認められる時間として時間当たり給与の全額(深夜労働に当たるのであれば割増金も)の支払いが認められてしかるべきでしょう。

■2019年09月20日(金)  どっちが寿命なんでしょうかね
どうも最近、P20のWi-Fiのつながりが悪いです。10年以上支障なく(電波の入りは、ですが)使えているiPadと比べる方が間違っているとは思うのですが、自宅で気づくとアンテナが立っていません。P20が寿命なのか、それともステーションの方が寿命なのか…ステーションも確か2年以上前に買ったやつのはずですから、寿命でもおかしくはありません。正直これもあって、無線LANというのは信用できず、PCには基本的にケーブルを引くんですけどね。ちなみにステーションと同じ部屋に持って行くとつながるし、携帯用のルーターでも支障が出ないので、劣化で感度が落ちているのだと思います。
そういう意味では、元々部屋ごとにステーションを1台づつ置こうと思って2台買ったら1台で電波が通ってしまったため、ステーションが1台眠っているはずで、それを設置すればよいだけのはずですが…

■2019年09月20日(金)  日本でもバスや路面電車は激しく遅れますが
イギリス人「日本人の管理職がイギリスに来て働く番組がおもしろい、彼らが発した言葉は…」海外の反応
よくある話題だとは思いますが、この手の話題は日本の「鉄道」を基準に交通事業者を過大評価している部分があると思います。一般の交通から隔離された鉄道の正確な運航は確かに非常に素晴らしいですし、管理における驚異だとは思うのですが、日本でも「軌道」つまり路面電車の類や、バスは、定時運行とは程遠いですし、主として一般ドライバーによる意図しない走行妨害から、運行頻度や速達性を阻害されています。長距離バスなど、出発はともかく到着が数時間遅れることも珍しくありません。遅れることを問題視するメンタリティは鉄道会社とあまり変わらないと思いますが、それが現場のストレスを大きくするだけにとどまっている点は問題だと思います。鉄道は運行者に与えられたリソース、管理者の正しいプランと現場の協力があいまってあれを実現しているわけで、unbelievable!とだけ言っている管理者は役立たずの類です。それなら、非効率な現場の方がまだしもましでしょう。まあ、運行していれば奇跡とか、荷物が届けば幸運とかいうのはさすがにやめてほしいですが。

■2019年09月20日(金)  勝手に決めておいてずる呼ばわりですか
ポイント還元狙いの減資「ずるはダメ」 菅原経産相
社員の同意が得られるなら、減資自体は別に理由に制約はないと思いますが。仮にそれで補助を受けたとしても、確かに役所としては想定外でしょうけど、そこは裁量で対応せざるを得ないようなルールを決めた方が悪いのではないかと思います。やったのが非営利団体や公的な団体であれば、仮にも特権を持つ立場としてそれはどうなのという話にもなりますけど、それこそ社長の一存で減資ができてしまうような事業体なら中小企業扱いでも全く問題ないと思います。むしろ、そういうところと全国ネットの大規模事業者が同じ土俵に立たされる方が、不公平でしょう。
中小店舗を支援するというなら、それこそ導入に時間をかけ、かつ国で小規模事業者向けの標準システムを開発し、その導入に際しては額に上限を設けたうえで30年の年譜で無利子無担保での支払いを認めるくらいの方法はあったはずです。また、軽減税率の適用や還元率の適用についても、標準システムを含めて事前に審査を受けて合格したシステムを導入した店舗を対象とするという方法もあったでしょう。いくら国会で制度改正への反対があったとはいえ、こういう妥協案になった責任は提案側にあるわけで、経営戦略として合理的な対応を一方的にずる呼ばわりするのはおかしいと思います。大手にしても、ロビーイングなどしていないで、減資について株主の説得でもしたらよいでしょうに。

■2019年09月19日(木)  ファミマは都市部以外の展開が薄いから
Amazonからの荷物をロッカーや店舗で。受け取りがより自由になるAmazon Hubが日本で開始
いやこれがね、最寄りのファミマまで徒歩15分だと使いにくいのです。せめてセブンアンドアイと提携してくれればよかったのですが。コンビニ受取もなぜか運送業者によってはセブンイレブンが選べなかったりしますし。そもそもアマゾンの発注の段階でオプションを付けると料金がかかることが多いので、運送業者のサイトから受取時刻指定や受け取り方法を設定することが多いのです。

■2019年09月18日(水)  投資というか、補助金みたいな感じでしょうか
Corning and Apple Announce Continued Collaboration
報道では「投資」となっているのですが、どうも記事を読む限り、Corningが割当増資をしたとか社債を割り当てたといったことではないようです。awardとなっているので、補助金みたいな感じなんでしょうかね。ある意味投資ではあるのでしょうが、リターンは利払いではなく、Appleの需要に即した製品や製造技術の開発という形のようです。開発委託の可能性もありますが、その場合成果はどちらに帰属するのかという話が出てきます。Corningに投資したという以上、成果自体はCorningに帰属するのではないかと思いますし、その場合開発委託とは言わないでしょう。税法上どう処理されるのかよくわかりませんが、少なくとも国庫からの補助金に課税されたなどという話は聞いたことがありませんので、民間の場合でも、それなりの処理ができる税制なのだと思います。

■2019年09月18日(水)  影響は持ち続けるでしょうけど
フリーソフトウェア運動開祖ストールマン、MIT職とFSF代表を辞任。エプスタイン献金関連で失言
ヒッピー世代はこの手の問題については逆の意味で感覚が鈍いのかもしれません。まさか、周りにいたのがウーマンリブの闘士ばかりで、関係を迫られてそのへんの椅子で相手を殴り倒す女性は想像できても関係を強要されるような女性は想像できなかった、などということはないと思いますが。
とはいえ、伊藤氏にしろストールマン氏にしろ、色々な意味で実力はある人なので、業界への一定の影響力は持ったままになるとは思います。各団体の路線にしても、そう簡単に変われない程度に強固ではあるでしょうし(AIラボの場合は伊藤氏というよりはネグロポンテ氏がそうかもしれませんが)。

■2019年09月16日(月)  災害の規模だけの問題でしょうか
なぜ停電の長期化を招いたのか 予想以上の風の猛威に
こうやって災害の規模に原因を求めるのはどうかと思いますが。そもそもこの程度の災害までしか起こらないだろうというのは、根拠があってもただの楽観主義でしかありません。電線を引くお金すらないというなら仕方ありませんが(実際昭和の中頃まではそんな感じでしたし)、今時電柱が倒れたらとにかく直す・取り換えるなどというのは対症療法であり、流行らないでしょう。大事なのは速やかに給電を再開することで、ネットワークが寸断されてもとにかく数日で給電を再開できる体制、仕組みを作っておくことが求められます。それこそ路肩に一時的に給電線を這わせて低圧給電する(600Vくらいならそれでなんとかなるはずです)くらいの話を準備しておき、変電所に臨時の給電設備を作っておく、変電所も十分な密度で配置しておくといったことを平時からやっておくのが、インフラ屋の責任です。これがデータセンターなら、遠隔地に大規模な拠点を分散しておけば済みますが、電力や水道はそうもいきません。給電途絶後48時間以内に給水車や給電車の配置を終えるくらいまでの対応能力を身に着けるべきです。まあ、そのあたりは自衛隊に任せて、日頃から箸の上げ下ろしまで監督を受けるのでも構いませんけど。

■2019年09月15日(日)  懐かしいというか
18金「黄金のトイレ」盗まれた 男は逮捕、便器は不明
この作品、表現ではあるでしょうが芸術作品なんだろうかと、確か中学か高校の頃に思ったことを思い出しました。過度に独創性を気取るのもどうかとは思いますが、だからといってこの類は、無駄な努力の天然色(という過去の作品の場合は金箔張りの)見本でしょう。もちろん好事家が趣味に走ってやる分にはせいぜい趣味が悪い程度で済む話ですが(というかこの作品の場合意図的な趣味の悪さではあります)、芸術でござい、作品でございと胸を張られると、違和感を禁じえません。
まあ、ウィンストン卿の生家にあるというのはある意味似合ってはいますね。

■2019年09月15日(日)  請求金額が高いとは思いませんが
任天堂、海賊版ROMサイトに権利侵害1件ごとに2億円以上の損害賠償を請求
1件につき千件のダウンロードと思えば、商標侵害はともかくとして(意図的に商標権者のものと誤認させているとも思えないですが、こういうのも不正使用に当たるのでしょうか?)著作権侵害についての賠償請求金額は高いとは思わないですが、こういうのを見るたびに、じゃあ1本5000〜10000円というのは高くないのかとは思います。製造原価はともかくとして、年に最低2サイクルで十数タイトル出しているわけですから、漏れなく押さえようなどと思えば年に20万円ほどかかることになります。それを散々宣伝してターゲット、つまり主に子供の購買欲を掻き立てるというのは、悪徳商法とは言わないのでしょうか。まあ、任天堂がやらなくても何かしら他のもので同じようなことが起こるというならばそれはその通りで、それは衣類とかアクセサリーとかお菓子とかスポーツ用品とかでありうるわけですが、とはいえどうせろくでもないことをしてるんだから発売後5年でコピーフリーだっていいじゃないかと思わないでもないですね。
データを抽出して転用したとかいう話だと、別の問題も出てきますけど。

■2019年09月15日(日)  netplanならそれはそれでよいのですが
Netplan
16以降のUbuntuのネットワーク関連設定はこれを使うようです。
これはこれでよいわけですが、できれば英語でもよいのでサイトにそう書いてあるドキュメントを置いてほしいです。なにしろ非公式のドキュメントというのは古いものから新しいものまでまとめて検索に引っかかってくるので、特に読みやすいメモ程度のものだと日付から対応バージョンを推測する羽目になります。
まあ、UNIX系OSの設定ファイルも、大昔のただのシェルスクリプトからだいぶ変わりましたね。普通のガイド本だとGUIを使った設定しか載っていないことがままありますが、今のところGUIでしかできない設定というのはグラフィックスがらみでしか見た覚えがないので、とにかくファイルがあり、viで読み書きできるというところは信じてよいようです。

■2019年09月15日(日)  文芸作品は「文学」ではないような気はしますね
文学軽視と作家ら反発 高校国語再編、実用性を重視?
音楽もそうですけど、作品を享受するための感性を育むのと、作品を成立させている言語表現の技法や言語による論理の構築技術を習得するのとは別の話です。学校で身につけるべきなのはあくまでも明瞭な文章表現を可能にする言語能力ですから、少なくとも日本の文学作品の相当部分が軽視されることはむしろ当然だと思います。キケロやカエサル、マキャベリ、グイッチアルディーニあたりに匹敵する随筆、論説の大家がいるというなら別ですが。また、社会科の一環として一定のグループの中からいくつかの作品を選んで読むことも(そこに古文や漢文が含まれることも)望ましいと思いますが、中世古典作品の文語が現代語のベースになっているならともかく、日本語の場合特定地域の口語をベースにしているわけですから、文学作品を読んでも表現の幅は広がらないでしょう。現代日本語のいわゆる文学系の文芸作品に至っては、芸術としてのトータルな価値はともかく、言語表現のお手本としてはむしろ悪い見本しかないのではないでしょうか。
そもそも、文芸と文学は一緒にすべきでしょうか。文「学」という以上logosによって立たないといけないわけで、これは元々文学だった漢文系の古典学やラテン語・ギリシャ語古典学を見れば明らかです。Literatureはというと、これはむしろ文芸と訳すべきで、言語による表現の技術です。古典的教養における言語表現の技術というのは、適切な形式にのっとって意見を表明し、他人にそれを理解させる技術です(だからレトリックが入っている)。学校で学ぶものとしては、文学によって明快に分析され、用法が確立した表現技術を、十分に体現した作品を例として学ぶのが筋で、業界の流行を顧慮する必要はないでしょう。学校が前衛芸術のシンパを育成する場だったのは、100年以上前のことだと思います。

■2019年09月14日(土)  二週間電気なしで過ごせと
千葉県停電、2度目の見通し修正 完全復旧は「最大で2週間程度」 「経験したことがない規模の設備損壊」
仮にもインフラを担っている事業者が言うことですかね、これ。二週間経てば復旧しますじゃなくて、ネットワークの普及まではこうやってつなぎます、二週間で通常の給電に戻る見込みですと言うのが筋でしょう。乗客の生命に責任を負っているJRが運休にするならともかく、雨が降ろうが槍が降ろうが電気を供給するのが電力会社の責任でしょうに。そのためにいろいろと優遇されているのですし。復旧に取り組んでいることはわかりますが、顧客は電力の供給(ネットワークを通して給電しているサードパーティーの発電事業者ならネットワークを通して顧客まで電力を供給すること)に電気料金を払っているのであって、ベストエフォートで設備を維持することに払っているわけではありません。ただでさえ評判が下がり気味なんですから、電気の供給だけは赤字になろうがやり遂げるくらいの根性は盛って欲しいものです。

■2019年09月13日(金)  相変わらずあそこはネタに走るなあ
そこまでする!? 氷で冷やすスマホクーラーが登場!
ストレートな発想というか、保冷剤で十分ですよね?ネタ方面に突っ走るならドライアイスや液体窒素の方がいいわけですし、水でやろうというのは相当力の抜けたジョークグッズというべきでしょう。

■2019年09月13日(金)  欠勤扱いされるといやという話もありそうですが
「来なくていい」と言われても不安? 台風があぶり出す“会社員という病”
えーと、リモートワークってインフラが確保されているのが前提なんですけど?
それはそれとして、「移動」を差し控えることはともかく、会社員をしていると「欠勤」という言葉には過敏になるかと思います(というかわざわざ子供のころから欠席はいけないことだと刷り込んでますよね)。ルールでも連絡でもいいですが、雇用者が責任をもって出勤の停止を命じなければならないのであって、「不要不急の仕事の場合、自宅待機せよ」というのは本来あってはならない指示です。また、地域の学校と勤務先でその種の判断が違っていることも問題かもしれません。なにしろ学校が休みなのに出勤はしなければならないとなれば、家にいる子供の面倒を誰が見るのだということになります。
とはいえ、会社に行く、会社にいるということに安心を感じる場合があることは事実だと思います。よその国では気軽に欠勤の連絡をするということも聞いたことがありますが、半休を取ることすら憚られるような雰囲気というのはやはり良くないのでしょう。本来であれば、「必要があれば職場に行く」くらいの感覚でよいのかもしれません。その意味で、会社に行って安心しているという感覚は問題ではあるでしょう。

■2019年09月12日(木)  趣旨としては、端末購入補助に充てる資金があるならネットワークの充実と通信料金低減に回せ、なのでしょうけど
ソフトバンクとauの“新端末購入プログラム”は改正法の趣旨に反する? 問題点は2つ
なんかもう、いい加減3大キャリアは端末の販売は止めたらという気になってきますが、本当に仕組みの穴をほじくることに全力を傾けてますね。規制を必ずしも真面目に受け取る必要はないというのはその通りですが、そもそも対象となっている事業者が規制の穴探しに血道をあげるからややこしい議論になっているわけで、もうここまできたら、3大キャリアは自由ではないのだと決めつけ、そこからスタートした方が良いのではないでしょうか。

■2019年09月12日(木)  罰当たりというか、もはやオリジナリティはないと思いますが
学生作の「ウルトラマンブッダ」に抗議殺到 罰当たり?
まあ、顰蹙を買うようなパロディではあるでしょうね。どちらかというと、こういうどこかで見たようなパロディを、ただの遊びとしてやっているように見えることでしょうか。つまり、二次創作の同人誌の類です。「悪意はありません」とのことですが、むしろ悪意がある、つまり仏像を崇める風潮や仏教に立脚した社会に対しての批評としてのパロディである方が、他人の聖なるものを茶化し、貶める行為の背景としては良かったのではないかと思います。そうまでして主張すべきことがあるなら聞くべきであるというのが表現の自由ですが、面白そうだからやってみましたと言われてしまっては、白けるだけでしょう。

■2019年09月12日(木)  別に話題作がなくてもレンタルビデオ屋はやっていけていますが
ティム・クックは『全裸監督』を作れるのか
このタイトル、色々間違っていると思うのですが…そもそも、映画館を置き換えるのか、テレビドラマを置き換えるのか、レンタルビデオ屋を置き換えるのかでずいぶんと戦略が変わってくるはずです。新作なんてディズニーのど定番でよく、後はヒットした映画やテレビシリーズが揃っていればよいという考えもありでしょう。深夜枠のアヴァンギャルドな番組を見ている層は、声は大きいでしょうしアップルの重要なユーザーではあるでしょうが、数としてはポケモンやワンピースを子供と見に行っている層に訴求した方がボリュームは大きいと思います。

■2019年09月10日(火)  ちょっと巻きを入れすぎてませんか
ロードエルメロイ二世の事件簿
ここ2回でフェイカーがらみの話に入っていますが、これ、どう収拾を付けるのでしょうか。フェイカーって何?どういうサーバント?というのがロードエルメロイ二世の事件簿全体の謎のひとつなのですが、これが最終的に解決するのはグランドロールにおいてです。今回がトリシャ殺害の謎解きですから、小説の魔眼収集列車の話自体は後2回あれば終われると思うのですが、フェイカーというかヘファイスティオン(自称)が出てきた理由までは十分には語れないでしょう。というか、フェイカーという設定自体がまだ導入されていません。ということは、次作に続くのでしょうか。まあ、ロード方はキャラが立っているので、6回あればなんとかなるかもしれないし、それこそロードエルメロイ二世のアクションを中心にして、グランドロールはすっ飛ばす構成もありだとは思うのですが。

■2019年09月10日(火)  よく聞く悩みではあるのですが
ヘッドホンが臭い?イヤーパッドのメンテナンス
メンテナンスで長持ちするのであればそれに越したことはないのですが、所詮柔らかいものなので、交換が一番ではあると思います。頻繁に使っていると皮の部分が痛んできたりもしますし。とはいえ、交換用のパッドは高級モデルしか用意されておらず、しかもなかなか量販店では見かけないんですよね。ヘッドホンを買ったらそのあたりも一緒に買うくらいでないと厳しいかもしれません。プロユースだともっとライフサイクルが長いのでしょうか。

■2019年09月10日(火)  最外殻電子に関わるわけですし
東工大、分子にも周期律があることを発見、「分子の周期表」を作成
確かに言われてみれば、あってもおかしくはないですね。元素の場合、最外殻電子の個数や軌道で周期のどこに位置するかが決まるわけですから、分子であっても同じようなことが起きるのは理解できます。

■2019年09月10日(火)  とりあえず停止画面が見られません
UNIXデスクトップを寝室側に移したのですが、そのさいケーブルを引っ張ったのか、HDL-GTが停止、パワーランプが赤く転倒し、アラームが鳴りっぱなしの状態になりました。マニュアルに従って初期設定のIPアドレスを叩いてみたのですが、停止画面が現れません。pingも通らないようです。こういうときは、UNIX系のmountの方が、ディレクトリツリーを保ったまま外部のストレージを組み込めるので、便利なんですよね。Windows系はリソースやノードが全部見えるのはありがたいのですが、個別の識別子を介してしかアクセスできないので、ネットワーク上のアドレスまで同じにしないとアプリケーション側でリンクを張っている場合に不具合が出ます。
さて、UNIXデスクトップですが、最初はデカいディスプレイにつなごうと思ったのですが、やはりというべきか4kの呪いで、そもそもブート時のロゴすら表示されません。しかたないので小さいディスプレイをつなぎました。ここまで来るとなぜプレーヤーの類はつながるのかと疑問になってきますが、ネゴシエーションで何か失敗しているんですかね。
HDL-GTは、まずネットワークがちゃんと動いていないことは確実のようです。スイッチングハブの対応するポートのインジケーターが点灯していません。するとNAS側のインターフェースが壊れたか、ケーブルが抜けているかということになるのですが…9/11
マニュアルを読み直したところ、UNIXデスクトップは4k対応らしいのですが…なんで起動時のスプラッシュが表示されないんだろう? 9/15

■2019年09月09日(月)  家紋でも貼っとく方がましなんじゃないの?
スーツケースの「迷子」なくします 子供用発信器を応用
ターンテーブルの前で自分の荷物はどれだっけと悩む向きには役に立つかもしれませんが…普通スーツケースが迷子になると言ったらロストバゲージのことでしょう。そのソリューションでは全くありません。
スーツケースにユニークIDがついて簡易にそれが読み取れるとか、スマホからスーツケースに呼び出しをかけると世界のどこにあっても位置情報が返ってくるとかいうのであれば色々と楽なわけですが…とりあえず目立つ特徴を与えておくしかなくて、こういうアクセサリがついているとか、表裏両面に家紋の図柄を貼っておくとかするしかないのですよね。

■2019年09月09日(月)  新しいのはより丈夫だとは思いますが
非稼働の研究用原子炉、冷却塔倒れる 台風影響か 茨城
今度は台風ですか。一応設計時に検討はしているはずですが、経年劣化や気候の変化までは読めませんしね。
より新しい炉はもっと丈夫だとは思うのですが、ただでさえ日本の原子炉は、古いものを使い続けて、専門家からさっさと立て替えたらどうだなどと言われている状況なので、基準が変わると動かせない炉も出てくるかもしれません。
ところでJAEAはJMTRの代替炉は作らないのでしょうか。JMTRは材料試験炉といい、高速の中性子を照射することで材料が被る影響を調べたり、照射によって有用な放射性物質を作り出すために使われていました。ないと困るというか、海外発注になってしまう用途も多いため、2006年の運転休止以来関係者が気を揉んでいます。

■2019年09月07日(土)  チューナー付き液晶ディスプレイを片付けました
サブマシンのモニタ代わりに買った24インチテレビは、部屋の隅に鎮座していましたが、箱が出てきたので本体とリモコンだけ箱に収納しました。付属のスタンドを分解して入れれば片付け完了になります。
ちなみに、でかいのを買ったことで余ったわけですが、でかいのにはチューナーは付いていないですし、かといって現在のサブマシンは4k解像度には非対応(つないでもPC側に認識されない)、BluRayプレイヤーも故障中です。メインマシンをつなぐか4kを繋げるビデオ出力を持ったサブマシンを買うしかないのです。まあ、プレイヤーを買ってもよいのですが、性能はともかく使い勝手はPC用ソフトの方が、記憶装置が豪勢な分だけ良かったりするのですよね。まあ、ソフトはソフトで、主に不正コピー防止がらみで、ハードウェアに制約があったり、ネットにつながっていないと再生できなくなったり、バージョンが古いと再生できなかったりするのですが。
9/8 スタンドも収納しました。

■2019年09月07日(土)  内閣提出法案をなくしてよいというならそれでよいでしょうが
自民・森山氏「日本の国会は総理の拘束時間が長すぎる」
そもそも日本の内閣総理大臣は国会に対して責任があるでしょう。外交は外務大臣の分掌であって、内閣総理大臣はそれを取りまとめて国会に報告するのが筋です。
比べている対象として、少なくともアメリカ合衆国大統領とフランス大統領はおかしいです。アメリカ合衆国大統領はそもそも議会に出る資格がありませんし、フランス大統領も議会とは独立した機関です。ドイツの場合、大統領を引き合いに出しているのかライヒスカンツラーを引き合いに出しているのか記事からは読めませんが、大統領だとしたら立場上おかしいですし、ライヒスカンツラーは相当の日数ライヒスタークには出ているはずです。そのあたりの制度の違いやそれに伴う執政手続上の制約を抜きにして(例えばトランプ氏が政策実施に当たって議会対策に苦労しているのはよく知られた話です)、議会対策が内閣総理大臣の執政に支障になっているなどと主張することは、内閣が国会に対する責任を負い、国会に対する提案権も持っているという現行制度に対する否定になるでしょう。
まあ、内閣に認められている権限のうち衆議院の解散と予算の提出、会計管理、決算の提出、そしてそのほかの法案提出権を廃止し、内閣の構成員と国会議員の兼職も禁止、内閣の編成は議員の提案に基づき国会が議決するものとでもすれば、制度上議会対策の必要はなくなるでしょうけど。

■2019年09月06日(金)  寄付を受けられる企業・個人に優遇措置というのもどうかと思うのですが…というかこれは優遇措置なんでしょうか
京アニへの寄付、初の税負担軽減 個人・企業に優遇措置
京都府…
まあ、寄付金に税金がかかるというのは、寄付する側にも寄付された側にも納得しがたいものはあるとは思うのですが、おまけのように書いてありますけど、赤十字や募金会がやるのであれば優遇措置とは言わないでしょう。使途も遺族と負傷者への給付のようですし、法的に認められた非営利法人が行うのであれば非課税になる方が当たり前の内容と思います。告知的な内容(実施主体と口座)を除けば、むしろ行政機関が口を出したことの方にニュースバリューがあると思うのですが、これでは内容としては拍子抜けです。なんでそこに京都府知事が国に陳情をする流れが出てきたのか、そこの方が問題だと思います。募金を立案してから課税当局の承認が下りるまで数か月以上かかるというのはありそうな話ですし、そのあたりが今回迅速に対応できたのだとすれば優遇かもしれませんが。
また、正直この件の被害者が優遇されるのもどうかとは思います。もちろんサポートは金銭的なものも含めてされてしかるべきですが、死亡や負傷を含めて犯罪被害というのは残念ながら年間である程度出ているわけです。少なくとも地方自治体や国はそのレベルで何ができるかを考えるべきであって、個別の案件で優遇をうわさされるようなことはすべきではありません。まして個別の営利事業に対する優遇措置ともなれば論外でしょう。個人への救済を超えて、京都アニメーションの被害事業所ないし被害事業の再建に優遇と言われうる措置が講じられるのであれば、問題と言えます。
もうひとつ、寄付話が出てくるだけいいと思うのですけどね。それこそ京浜急行さんとか、今頃後始末に頭を痛めていると思うのですが。

■2019年09月06日(金)  「モバイルノート」ではタッチを生かせないのではないか
モバイルノートにタッチは不要なのか
まず、現行のタッチ操作は高精細のグラフィックスや細かいオブジェクトの操作と適合しません。金融機関のATMのような、数少ないコマンドを大きなアイコンで配置するモデルならともかく、パソコンで行う操作は文中のカーソルの設定のようにピクセル単位の細かいものです。マウスのような十分精密な位置指定ができるデバイスを前提にしたもので、ペン先ですら、現行のデバイスの精度では不十分です。
次に、二次元の枠の中に仮想的に積み重なった操作対象に対して、指さすならともかくタッチして操作するというのは不自然だと思います。操作するのであれば、適切なアクションは「掴む」でしょう。
この点で、モバイルノートというのはタッチとは相当相性が悪いように思います。結局20世紀のパソコンを携行可能な薄型軽量にしただけだからです。だからといって、2000年ごろからの10年間のようにパソコンの方をスマートホンに合わせようという方向性は、よく言えば先祖返り、悪く言えば退行であって、不便でしかなかったことは結果が示しています。目的が少数で決まっているなら構わないわけですが、パソコンの場合一覧性も重要だということが示されたと思っています。
そもそも「動く絵」では、見るだけならともかく操作するのには向かない、というのが、テレビをベースに発達してきたパソコンのUIの結論ではないかと思います。タッチ、ないしはより身体的なUIは、ARの延長線上にあるのではないかと思います。

■2019年09月04日(水)  とっくにあるものだと思ってました
スマホ決済の不正、保険でカバー 「補償なし」に対策
まだその手の保険がなかったんだということがむしろ驚きです。そもそもスマホ決済を立ち上げるうえで、不正利用によって利用者に損害が発生した場合どうするかというのは非常に問題になるはずです。少なくとも第三者によるアカウントの乗っ取りによる損害は、十分に防止策を講じた上で補償するのが常識のはずです。外部の保険業者を利用するか、補償費を内部に積み立てておくかは選択の問題ですが、損害が発生することを予想し、補償の仕組みを整備し、原資を確保しておくのが当然なのです。でなければ怖くて使えません。

■2019年09月04日(水)  休みの取りやすさは重要でしょう
「世界一真面目な労働者は日本人」と触れ回っては、いけない理由
まだそういう説を触れ回る人がいるんだ。
それはともかく。
著者は竹内洋関西大学名誉教授のコメントとして日経新聞の記事を引いて示していますが、90年代後半から2000年代くらいにはすでに同様の論旨の解説がいくつか出ていたはずです。
著者は「働き方改革を進めるためには、まずはこの国民病と言ってもいい「ゆがんだ労働観」をぶっ壊すところから手をつけなくてはいけないのではないか。」と書いていますが、何が歪んだ労働観なのかがはっきりしません。「何があろうと新卒で採用された事業体に定年退職まで勤める」という意識だとしたら、まあ、歪んではいるでしょう。しかし、「生涯一溶接工」で管理職も多能工化も関係ないという志向が歪んでいるかと言われると、当面問題はないのではないかという気がします。また「仕事とプライベートのバランスが取れること」というのと「休みやすいこと」というのは大して変わらないでしょう。有給の日数や振り替え休日の制度自体はそれなりに充実しているのに、行使しようとすると仕事に支障が出る、あるいは定例の会議があるのでまとまった休みが取れないといった状況が「仕事とプライベートのバランスが取れ」ているとは言わないでしょう。プライベートに配慮したタスクの割り当てがなされ、休みを取るための制度的保証があり、管理職も休暇取得願を淡々と処理してくれるという程度の「休みの取りやす」さを望むことを歪んでいるというのは違うのではないかと思います。
とはいえ、おっしゃる通り、触れ回ると恥をかくとは思いますね。
そもそも「真面目な労働者」というのは良いことなんでしょうか。どうも、会社の歯車として何も考えることなく与えられた仕事の達成に勤めるというイメージしかないのですが。そういう「真面目な労働者」がろくでもないことをやってきた事実はいくらでもあります。最近であれば、郵便局員による不当な金融商品の詐欺的な販売なんて、「真面目な労働者」のやることの典型でしょう。

■2019年09月03日(火)  荒れ放題にするよりは地域にとってましでしょうしね
不法占拠、怒らないイタリア 勝手に食堂、劇場、工房…
特に都市部では、不動産所有権や不動産用益権というのは活用の義務を伴うことが前提であるように思います。このために持ち主が活用できていない物件を平穏に占拠して活用すること自体は、コミュニティとしてはあまりうるさく言わないのかな、と思います。持ち主も、そもそも利益を生んでいない物件なので、保守費用を出さずに済むなら気にしないし、占拠した結果活用できて利益が出るところまでいけば儲けものとでも思っているのでしょう。もちろん、色々と問題があることは記事にある通りですけどね。
むしろ日本の所有権絶対思想の方が、頑迷固陋と思われるのではないでしょうか。所有権を取り上げてしまうほどではないけれども、活用できていないなら利用自体は緩く考える方が有益で、そもそも所有権自体が便宜的な制度だと思っていそうです。
また日本の不法占拠を忌避する感覚には、治安悪化への懸念もある気がします。欧州では都市部だと得体のしれない人ばかり集まっていることがむしろ普通で、滞在客と住所不定者というのはむしろ同じ扱いである気がします(不動産所有者層にとっては賃貸物件居住者もそうかもしれません)。そして、その程度で悪化するほどそもそも治安が良くありません。

■2019年09月03日(火)  そもそも「返礼品」というのがおかしくないですか
大阪府知事「総務省のおごり」 ふるさと納税の勧告受け
遡及適用というよりは、立法時に立法意図を十分仕組みに反映できなかったというのが問題でしょうかね。泉佐野市の例はまあ、どう見ても濫用ではあるわけですから。
大阪府知事のコメントはだからどうしたというレベルの話ですが、菅内閣官房長官のコメントは「健全な競争」というのをどんなものだと考えているのか、気になるところです。

■2019年09月02日(月)  フォークランドに侵攻してきたアルゼンチン軍を撃退したことの方が大事かもしれませんが
「イギリス人に質問、アメリカ独立戦争(イギリスから独立)について、学校や教科書の扱いはどうだった?」回答いろいろ
まあ、このあたりは、特に教養教育の枠組みの中では難しい部分はあると思います。アメリカ合衆国だって、ネイティブアメリカンの歴史やメキシコの歴史を十分に扱っているのかという話はありますし(ネイティブアメリカンについては、それこそ日本史における北日本進出や島津の沖縄侵攻よりはしっかりやると聞いていますが)。
とはいえ、歴史と称するストーリーテリングに堕していないかどうかは気にしたいところです。

■2019年09月02日(月)  付加サービスで訴求するアイデアしか出てこない?
auが「やめやすい」プランで先攻する理由
ええと、こっちのネタで来ましたか。
付加サービスでお得感に訴求するという戦略はありだと思います。少なくとも長期割引の先取りよりははるかにまっとうでしょう。とはいえ、通信だけでは訴求できないと言われているようで、これはこれで情けない気もします。
通信可能エリアも普通に儲かるレベルのところはだいたいカバーし終えて、通話状況も打てる手はすでに打ってしまい5G待ち、料金もむやみに下げたくないということでしょうか。定額サービスだって、目に見えるメリットがありそうな層には普及を終えた感がありますし。
とはいえ、統合という形でアプリケーションを選別する方針には、ユーザーの相当数にメリットがあるとはいえ、抵抗を感じますけどね。透明であること、データを流す管であることが通信回線のもたらす福利だと思うので。まあ、そこを無節操に食い荒らす輩もいるわけですが。

■2019年09月02日(月)  こういうものこそスマホでARがよいのでは
東京メトロ、東京の街全体を舞台にした謎解き街歩きゲーム開催
ガイドブックばかりだと偏るので、こういうオリエンテーリング的な企画はしっかり展開していくとよいと思うのですが、本来こういうものこそ、スマホでARの出番だと思うのですよね。ポップするモンスターを狩るだけがゲームではないので、それこそ赤門の脇に恨めし気に立つ万年大学浪人の亡霊から東大や敷地の由来を聞く、あるいはクイズに答えてスタンプを貰うというのもゲームではないかと思うのです。とはいえ、まだ通年展開する企画でないとコストが引き合わないのでしょうか。モンスターのポップ状況は頻繁に変わっているようなので、時期に合わせて何がポップするとか何を話すとか程度の調整はリーズナブルにできそうですが。23区内の交通各社合同で当初2年くらいのスパンの企画にすれば、予算面では十分な規模にできそうな気がするのですけど。

■2019年09月01日(日)  表音文字の空白区切り
「防災の日」向けて
日本人ではないからと言って英語が話せるわけではないというのは、一応頭ではわかっているのですけどね。
そして、「ひらがなで書くと ことば と ことば の あいだ に くうかん を あけます。」という通り、仮名文字の空白区切り(日本語の場合助詞の前に空白を挟むかどうかは悩ましいですが)がアルファベットの空白区切りに慣れた人には一番楽だろうと思います。アルファベットの空白区切り自体、中世以降に発達した書き方のはずで、その前は単語で区切ることなく続けて書いていたのですが(例えばローマ帝国期の建造物の銘文は分かち書きされていません - 中点で区切るなどの書き方はあったようですが)、やはり区切りが明確であるというのは利点だと思います。

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