■2019年07月24日(水)
やはりグレイが変にかわいい
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ロードエルメロイII世の事件簿「魔眼収集列車」Grace note 第3話 オリジナルエピソードです。グレイは相変わらずかわいいです。もうちょっとウェーバー君の自堕落ぶりに呆れていてもよいと思うのですが。 ウェーバー君は、やりそうにないことをしました。第4次聖杯戦争当時ならともかく、本作でのウェーバー君はわざわざグレイちゃんをロンドンに連れてくるほどの慎重派です。喫茶店の事件そのものは一刻を争うわけではないのですから、ある意味時計塔の普通の魔術師、つまり開位級の魔術師が出てきた場合ですら一方的に撃退されてしまいかねないウェーバー君、しかも魔術の分析に長けた彼であれば、グレイちゃんが動けるようになるまで待ち、それから地下道に侵入したのではないかと思います。まあそれでも、ひどい目にはあったでしょうけど。それが一人で地下道に入った挙句喫茶店からグレイちゃんに連絡が入り、フラットやスヴィンが出てくることになるというのは、間抜けすぎます。いや、「事件簿」原作のウェーバー君も結構間抜けですが、この話はひどすぎます。 しかも、このストーリーの場合、ウェーバー君が悪役魔術師について照会をかけた時点で、本来法政科が出てきます。ノーリッジの彼がキメラの公文書まで取っているわけですから。本来容疑を固めて法政科に投げれば済んでしまう話なのにノーリッジの学部長が容疑者の確保まで行ったというのは、縄張りだけにノーリッジが管轄権を主張し(普通法政科の管轄権の方が上だと思うのですが: 何しろ職員の殺害で法政科が秘宝管理科まで出向いているくらいですし)、バロトメロイとキメラが「やりたいんならどうぞ〜面倒くさいし」と投げたとしか思えません。つまり、その程度の木っ端魔術師、その程度の些細な事案ということです。ならばそれとわかるように落としてくれないと、ウェーバー君が道化を演じている意味が分からなくなります。しかも首根っこ捕まえて法政科の窓口に引き渡すならともかく、どこのか知りませんが護送車が出てるし。まさか、窃盗罪(いわゆる電気窃盗というやつですね)でスコットランドヤードにでも引き渡したのでしょうか? 魔眼収集列車自体本来相当重量級のエピソードのはずですが、1クールも3話目というのに、こんなしょうもないエピソードをやっていてよいのでしょうか。これで列車に乗るのがようやく6話目とか言わないだろうな…と言ってもハートレスとの決着までは付かないわけで、あれを省くとオークションやって終わっちゃうから、サーバントネタを外してアインナッシュの子供だけで落ちを付けると4話くらいで片付いちゃうとか言わないだろうな…話が全然変わっちゃったなんてことにならないとよいですが。 | | |