日記

■2019年07月30日(火)  自分で施工できるのですね
ラグジュアリーなLVI社のタオルウォーマー
森永タオルウォーマー
こういうのは蒸気式のセントラルヒーティングシステムの一部だと思っていましたが…電気ヒーターで加熱したオイルを循環などというものもあるのですね。たしかに、壁の中に配管を巡らせないといけないセントラルヒーティングシステムよりは、電気式の方が色々と楽ではあるでしょう。まあ、うっかりするとつけっぱなしにしそうなのが問題ですが…

■2019年07月29日(月)  sqlite3_*16()はどうもおかしい
WindowsはUTF-16ベースです。つまり文字列の取り扱いは基本的にwchar_tで行います。sqlite3では、末尾に16のつかない関数はUTF-16、つまりcharがベースです。16付きの関数を使ってみたのですが、sqlite3_open16()でデータベースを開き、sqlite3_prepare16()でステートメントを設定した場合、どうもsqlite3_step()やsqlite3_column()系の動作がおかしくなります。
まあ、面倒ですが、mbstowcs()で変換するしかないでしょう。

■2019年07月25日(木)  非戦闘員の戦闘行為がそもそも禁止ではあるのですが
民間人撃つと?「報い受け知る」戦場の法、ゲームで学ぶ
そういうゲームがあるのですね。
とはいえ、ゲームオーバーというのはなんか変な気はします。クリアはできるのに軍事裁判のムービーが流れた挙句に大幅減点されるとか、クリアしたところでアカウントが削除されるとかの方がそれらしいのではないでしょうか。
また、民間人かどうかを見分ける基準も重要です。ゲームなら属性が設定されているわけですが、実際の人間に民間人とか戦闘員というタグが付いていてARで識別できるわけではありません。そこで、戦闘員とわかるようなマークを着用するわけで、非戦闘員が戦闘員と誤認されるような服装をしていたり、戦闘員が非戦闘員に見える服装をしていたりするとこれも戦時国際法違反です。当然、非戦闘員が戦闘員に見える格好をして戦闘行為を行うことも、戦闘員が先頭に際して相応の格好をしていないことも、戦争犯罪です。つまり、戦地で非戦闘員が迷彩ジャケットを着てうろついていて、それを攻撃してしまった場合、相当にややこしいことになった挙句に、被害者が悪いということにもなりえます。もちろん、戦闘地域での非戦闘員の行動にも、一定の制約があります。
確か昔も、非戦闘員として逃げ回るとか、非戦闘員を攻撃してしまうとペナルティがあるボードゲームか何かがあったような気がしますが、ルールとしてはともかく、兵隊のレベルでできることというのはあまり多くないので、指揮官としていかに非戦闘員への攻撃を防止できるか、あるいは発生してしまった場合にいかに対応するかをゲームにする方が、なんというか色々いいのではないかという気はします。
またこの手のルールを知らずに戦闘参加してしまうのは、まず自分のいるところが戦闘地域になってしまった場合だけでしょう。その場合、重要なのはいかにして非戦闘員であることを明らかにしつつ戦闘地域から脱出するかのはずです。まあ、ゲームにした場合、クリア時の達成感はあるでしょうが、カタルシスはあまりなさそうというか、クリアするまでストレスフルではないかと思われるのが問題ですね。

■2019年07月24日(水)  やはりグレイが変にかわいい
ロードエルメロイII世の事件簿「魔眼収集列車」Grace note 第3話
オリジナルエピソードです。グレイは相変わらずかわいいです。もうちょっとウェーバー君の自堕落ぶりに呆れていてもよいと思うのですが。
ウェーバー君は、やりそうにないことをしました。第4次聖杯戦争当時ならともかく、本作でのウェーバー君はわざわざグレイちゃんをロンドンに連れてくるほどの慎重派です。喫茶店の事件そのものは一刻を争うわけではないのですから、ある意味時計塔の普通の魔術師、つまり開位級の魔術師が出てきた場合ですら一方的に撃退されてしまいかねないウェーバー君、しかも魔術の分析に長けた彼であれば、グレイちゃんが動けるようになるまで待ち、それから地下道に侵入したのではないかと思います。まあそれでも、ひどい目にはあったでしょうけど。それが一人で地下道に入った挙句喫茶店からグレイちゃんに連絡が入り、フラットやスヴィンが出てくることになるというのは、間抜けすぎます。いや、「事件簿」原作のウェーバー君も結構間抜けですが、この話はひどすぎます。
しかも、このストーリーの場合、ウェーバー君が悪役魔術師について照会をかけた時点で、本来法政科が出てきます。ノーリッジの彼がキメラの公文書まで取っているわけですから。本来容疑を固めて法政科に投げれば済んでしまう話なのにノーリッジの学部長が容疑者の確保まで行ったというのは、縄張りだけにノーリッジが管轄権を主張し(普通法政科の管轄権の方が上だと思うのですが: 何しろ職員の殺害で法政科が秘宝管理科まで出向いているくらいですし)、バロトメロイとキメラが「やりたいんならどうぞ〜面倒くさいし」と投げたとしか思えません。つまり、その程度の木っ端魔術師、その程度の些細な事案ということです。ならばそれとわかるように落としてくれないと、ウェーバー君が道化を演じている意味が分からなくなります。しかも首根っこ捕まえて法政科の窓口に引き渡すならともかく、どこのか知りませんが護送車が出てるし。まさか、窃盗罪(いわゆる電気窃盗というやつですね)でスコットランドヤードにでも引き渡したのでしょうか?
魔眼収集列車自体本来相当重量級のエピソードのはずですが、1クールも3話目というのに、こんなしょうもないエピソードをやっていてよいのでしょうか。これで列車に乗るのがようやく6話目とか言わないだろうな…と言ってもハートレスとの決着までは付かないわけで、あれを省くとオークションやって終わっちゃうから、サーバントネタを外してアインナッシュの子供だけで落ちを付けると4話くらいで片付いちゃうとか言わないだろうな…話が全然変わっちゃったなんてことにならないとよいですが。

■2019年07月23日(火)  李下に冠を正さず
出版社の青林堂、本で労組中傷 都労委が「不当」認定
表現の自由というのはもっと穏便に行使するもので、労使紛争の最中にその相手をけなす本を出版するのは穏当とは言えないということなのでしょうね。こちらが東京都労働委員会の出した命令書です。
命令書を読む限り、問題となった本に書いてあるのは中小企業の経営者が酒場で愚痴るような内容と思えるのですが、そんな本を今時信じる人がいるのかというのはさておき、問題がある時ほどその問題について慎重な行動をとるべきということでしょう。その点では、当の相手方を非難する本を出版するような行為はまさに李の下で冠を正すようなものだったと言えます。

■2019年07月23日(火)  C#のエントリポイント
.NETライブラリは基本的に屑である。よって、
・空のC# Windowsプロジェクトを生成し、エントリポイントを確認すること。おそらくMainではないものと思われる→Mainではあるらしい。ただしコンソールウインドウが出てくることから、コンソールアプリケーションとしてコンパイルされてしまっている可能性もある。
・CにおけるWinMain()相当のコードを作ること→インスタンスハンドルは取得できた。
・Windows APIベースでアプリケーションを動作させること。
・.NETのオブジェクト操作部分は積極的に活用する。
・.NETのウインドウシステムライブラリの部分は、使用したい既存のライブラリが要求する範囲でカバーする。
・XAMLのサポートはけして行わない。

■2019年07月23日(火)  キャンピングカーは中型が標準なのでしょうか
ふらりと旅に出たくなる、あこがれのキャンピングカー9台
この手の紹介記事は、ときどきそれは一般向けじゃないだろうというものが紹介されていることがあります。明らかにプロ向けの機材であるときは良いわけですが、普通の機材に何か違うものが混じっているわけです。
この記事もそうで、だいたい現在の普通免許証で運転できそうな機材なのですが、「お値段なんと1300万円超の超豪華キャンピングカー「BORDER BANKS typeT Evolusion」」だけは違います。1300万円は普通用の自動車ベースでも不思議ではないでしょうが、記事の内容から見るとどうも相当デカい車ではないかという気がしました。メーカーサイトに当たってみると、必要な免許の記述はないようですが、ベース車種の記載がありました。ベース車種のメーカーサイトにも免許の記述は見当たりませんでしたが、検索候補に免許というキーワードが出てきていました。この候補で出てきたサイトで確認すると思った通り、中型限定解除が必要です。この前に出てくるトレーラーと合わせて、何らかの注記があった方が良いと思うのですが、もしかしてキャンピングカーを買う人は大型免許くらい持っているのが当たり前なのでしょうか?

■2019年07月23日(火)  こういうのは掘り下げが足りないというのでしょうね
若者敬遠、老いるバス運転手 人材不足で路線縮小も
まあ、わかるんです。少なくともタイトルは間違っていないでしょう。そもそも、高いと言われるバス運賃でも、1運行あたり元が取れているかというと正直怪しい路線が多数あります。これで人件費を増やすとも言いにくいでしょうし、各社扱いに苦慮していることでしょう。
しかし、若者敬遠とか若者採用策に力を入れるとか言う前に、バスを運転するには大型免許、それも旅客営業運転ですから二種が必要ですよね?当然各社育成体制を整えているのだとは思いますが、免許を取るまで見習い扱いとか取っても先の見通しが明るくないとか、そもそも運行事業者でどうなるわけでもない事情がありはしないでしょうか。
サンケイビズの記事として適切かどうかはともかく、ITMediaのビジネスオンラインの記事としては掘り下げが足りないと思うのです。

■2019年07月23日(火)  時々間違う問題コード検出機能 - 初期化してあるのにな
Visual Studioのコードエディタの場合、文法違反ではないが疑わしいコードに緑の波下線が引かれます。例えば自動変数を未初期化で使ったり、void型ポインタをキャストなしで他の型のポインタに代入していたりすると警告してくれるわけです。
crst->next == NULLという式について、緑の波下線が引かれました。警告理由は「初期化されていないメモリ'*crst'を使用しています」だそうです。この場合、crstが自動変数ではないかと疑うわけですが、関数内にはありません。この変数はファイルスコープでstaticとして定義されています。ファイルスコープの変数は実行開始時に必ず初期化されますから(初期化値がない場合は0に初期化されます)、この時点でこの警告が出るのはおかしいのですが、そもそも定義位置で初期化されています。どこかで定義が上書きでもされているのかとしばらく探しましたが、見当たらないようです。もちろん関数内で初期化されてはいないわけですが、そもそもその場合は変数が未定義という指摘が出るでしょう。後は、ファイルスコープの変数は検出はされるが初期化の有無は記録されないために未初期化として警告が出ているあたりでしょうか。他のファイルスコープの変数を見る限りそんなこともなさそうなのですが…
Communityだからまあそんなものかで済ませますけど、Professionalだったら報告案件です。

■2019年07月23日(火)  「無能な役人」ではなく「役人として無能」、とはいえ
「土用のウナギ予約を」環境省公式ツイート、炎上し削除
本来官僚というのは整合性を非常に気にするはずで、それこそ無駄と思われるほどに人数とお金をかけてでも縄張り内での整合性の確保を旨とするように思います。その意味で、それこそこれが総務省か農林水産省あたりのツィートだったらまだ「しょうがないよね」で済んだのかもしれませんが…まあ、チェックするリソースがなくなってきているとか、整合性よりも迅速性が重視されるようになってきているとか、縄張り意識が局や課のレベルにとどまっているという可能性はありますが、大臣や議員じゃあるまいし、行政官僚や司法官僚が整合性を軽視し始めたら終わりという気はします。もちろん、脊髄反射的なツールが役所や企業も利用する広報手段になってしまっていることも問題ではあるのですが。頻度と迅速性が問題になるツールで整合性も含めた厳重なチェックをやっていたら、どこかで矛盾は出ます(アクシデントへの反応ツィートが遅れて、ツィートの意味がなくなるどころか炎上するとか)。それでも「ツィッターもやってないなんて広報への意識が低い」などと言われかねないわけですから、役所も大変ではあります。

■2019年07月23日(火)  電子書店間の取り扱い開始時期の相違
Amazonから「スーパーカブ」5巻の取り扱い開始のお知らせが昨日来ました。冊子体およびKindle、角川運営のBook Walkerでの取り扱い開始を確認しました。ebookjapanでは本日時点でまだ取り扱いがありません。Cocoro Booksはまあ、検討するまでもないかな、と。
発行がカドカワスニーカー文庫ですから、冊子体とBook Walkerでの取り扱い開始が同時であることは納得できます。AmazonのKindleも、冊子体をAmazonに出荷するなら同時にするような話は出てくるでしょう。問題はそれ以外の電子書店での取り扱いが遅れている件です。電子書籍なんてコンテンツができてしまえばどれも製作システムには大差はないはずで、特に角川のような大手であれば、ワンセットのコンテンツデータから複数の電子書店向けのデータを作り上げるシステムを用意することは可能であるはずです。それが同日に取り扱いできていないということは、どちらかと言えば各書店の角川との交渉が不調であることを示しているように思えます。
売っているのが単なる電子データで、それこそどの書店から買おうが一貫した管理ができるというなら別ですが、いずれの書店もサードパーティーのリーダーでの管理を積極的に認めているようには思えません(では公式リーダーの出来はというと、あれなわけですが: あれで読めるのは文芸書と漫画くらいで、例えば現在の公式リーダーでやたらと脚注がついた専門書を読む気にはなれませんし、複数の書籍を広げることも難しいです(ebookだってタブになってしまう))。ならば、できるだけ多くの書店に迅速にデータを供給することを希望します。色々難しい部分もあり、不正利用の防止とか収益の確保の都合もあることは理解しますが、もう少しユーザーの利便をまじめに考えていただきたいと思います。
リーダーがしょうもないと言えば特にKindle。結構専門書も出てるのに本文と注釈や索引を同時に表示することもできないとか、レイアウトに難があるとか、表示フォントを変えられない(しかもデフォルトのフォントが読みにくい)というのは問題があります。PDFですら引用先に飛ぶくらいはできるのですから、本来マークアップはできているはずの注釈や索引にはもっと積極的な対応をお願いしたいものです。

■2019年07月23日(火)  インフラ企業翼賛というものでしょう
リニア建設を阻む静岡県――川勝知事の「禅問答」がもたらす、これだけの弊害
「禅問答」というのが適切な評価なのかどうかが、この記事を読んでいるだけではわかりませんが、そもそも静岡県を通っている時点で、静岡県に発生する不便を解消することが前提でしょう。個別の不便を全体の便益でバランスできるなどという発想が何をもたらしたか、ここ50年の公害問題を概観するだけで明らかだと思います。もちろん東京・大阪間の交通が便利(かつ「エコ」)になること自体は歓迎できることでしょうが、それは静岡県には正直関係ありません。路線を敷きたい側が静岡県を説得し、負担を負うべきです。敷設場所の決定はその後に行うもののはずです。
そもそも、「これからは飛行機の時代、広域高速輸送の時代だ」などと言って一県一空港を進めたのだって元はと言えば国土交通省と経済界であるわけで(それが土建屋への利益誘導だったかどうかはともかくとして)、静岡空港を維持するかどうかも含めてJR東海に留まらない輸送システム全体の問題でしょう。ここで鉄道輸送にシフトして空港は廃止するとなれば、空港への投資の是非が政治問題化しかねません。それをリニアを開通させることに矮小化させるような議論こそ問題です。

■2019年07月23日(火)  本人確認と秘匿に頼ったシステムでよいのか
「二段階認証を知らない」を笑えない理由
なんというか、なぜ認証をするのかというのはユーザーにとってどうでもいいのだろうなあってね。そもそもセキュリティなんて、オーバーヘッド以外の何物でもないわけです。さらに言えば、万全のセキュリティシステムなどありえません。というか、簡易だが本質的にセキュリティを確保する手段として欠陥を持っているか、セキュアだが面倒くさいかのいずれかです。目的とする利便とは全く関係ないところで、いわば実装の都合で発生している問題について理解し適切な対応をしろと言われても、普通は後回しにするでしょう。
もちろん、セキュリティの検討をないがしろにした場合損害を被るのはユーザーであるわけですが(なにしろたいていの事故は決済準備高なり与信額なりの不正利用という形をとるわけで)、真面目に検討しようとするとそれで商売になる専門家でもなければ手に負えない話だったりするわけで(逆の、素人が見てもそこで割り切っていいのかと思えるようなシステムも多いですが)、少なくとも庶民の生活の場で考えてなんとかなるような話ではありません。
もちろん現実問題として現用のものからよりましなものを選び出し、普及していくことも大切ではあるわけですが、そもそも「本人確認と当事者以外への情報の秘匿」を基盤とする現用のシステムに代わりうるものがないのかどうか、考えることも必要ではないかという気がします。

■2019年07月23日(火)  オイルサーディン
15日に作ってみました。材料は普通に小ぶりのイワシ(処理済みパック入り12尾で200円くらいだったかな)、にんにく、鷹の爪、ローズマリー、ローリエ、塩、オリーブオイルです。分量についてはこちらを参考にしました。2瓶作り、鷹の爪は1瓶につき4本、ローリエは1枚です。ニンニクは細切りにして合計1玉分、ローズマリーは適当に入れました。塩漬けしたイワシとそれ以外をみっちり瓶に詰め、軽く蓋をして寸胴で瓶ごと茹でたのですが、かなり弱火にしたにもかかわらず瓶の中で泡が出ていたため、温度が高すぎたかもしれません。またおそらくオリーブオイルが加熱で膨張したのだと思いますが、湯煎したお湯の表面に油膜が張っていました。一時間ほど湯煎して蓋を固く締め、室温でしばらく放置しました。
一週間置いてみたわけですが、まず瓶の蓋が硬くて開けられません。まあ、気密が保たれているということなので悪くない面もあるのですが、食べるときには不便です。お茶を入れたときの残り湯を蓋にかけて開けました。開けてしまうと気密が破れるので、以後は冷蔵庫保存で、さっさと消費しないといけません。見かけや臭いは劣化している感じはありませんでした。味は、そのまま食べられる程度の塩気で、もう少し塩が強くてもよかったかもしれません。辛みはほぼ感じませんでしたが、後から口が熱くなってきます。トーストに載せるというよりはサラダのトッピングでしょうか。かなり軽めに仕上がっています。骨は食べるときはあまり気になりませんでしたが、口の中に残る感じがあったので、もう少し加熱時間を長くしてもよいかもしれません。
もう少しうまみが強いといいような気がしますが、もう1本を開けたとき次第でしょう。室温保存でアミノ酸が増えればよし、そうでないなら漬けるときにでもグルタミンでも添加することを考えます。あるいはニンニクをおろしてしまうか。

■2019年07月22日(月)  教師は授業をするための賃労働者
若槻千夏、教師の時間外勤務に関する発言に批判集まる インスタで謝罪「悲しさを覚えてしまった」
賃労働について「保護者や子どもたちが「安心のよりどころ」としている教師が“時間外勤務をしない”という「きっぱり割り切ってしまわれるというお話に対して、一個人として、悲しさを覚えてしまったのは事実です」と告白」してしまう時点でひどい話です。何もかも親と地域に押し付ければよいとは思いませんが、安心して子供を育てていくためのイニシアティブは保護者側にあるというのが実情だと思います。保護者が学校運営に関わることは容易ではありませんが、教員はそれ以上に制度ないしは予算の面で制約されています。それが学校と教師が「安心のよりどころ」とは、親の資格がないのではないでしょうか。

■2019年07月19日(金)  みどりの窓口ではないわけで
「びゅうプラザ終了」で困る人はいない “非実在高齢者”という幻想
もしかすると「困る」という人はびゅうプラザとみどりの窓口を勘違いしたのではないでしょうか。私の叔父の一人は新幹線と最寄り駅までの在来線切符を券売機を使って通しで買えませんが、これはみどりの窓口が対処すべき話です。またそんな叔父も、おそらくICカードは使っていることでしょう。それこそ、券売機のインターフェースを工夫してSUICAに新幹線の切符を書き込めれば済む話です。
鉄道事業者が自分で切符を売るというのは、もしかすると時代遅れかもしれません。なにしろ新青森から新大阪まで新幹線、そこから在来線で大阪市内の最寄り駅に私鉄や地下鉄を組み合わせてという事態が普通に起こります。ならば、旅行代理店が取りまとめてしまった方が早いでしょう。ICカードも、無記名のものであれば発行の支障はありません。不便だというなら子供割引をなくしてしまってもよいでしょう。保護者同伴枠さえあれば十分です。せっかく運賃と付加サービスの二階建てというシステムのところにICカードという便利な仕組みが登場したのですから、カード1枚で日本のどこにでも行けるようにしてほしいものです。

■2019年07月19日(金)  リースこそ簡単に選べて安心なものを
個人向けPCのサブスクリプションってありか?
「先日の富士通クライアントコンピューティング(FCCL)の発表会後、齋藤邦彰氏(代表取締役社長 執行役員社長)に話を訊く機会があったので尋ねてみたところ、おおいに興味があり、需要さえあればすぐにでもはじめたいということだったが、本当にニーズはあると思うかと逆に問われてしまった。」
とのことですが、十分な需要喚起と適切な料金設定、そして(おそらく、クラウドと結びつけた)環境移行支援策があれば、ニーズはあるに決まっています。いっしょに通信回線とプリントサービスまでついてくれば、普通の需要は満たせるでしょう。私みたいに、自宅でもイーサネットでつないだ複合機を共有してNASにデータを突っ込むなんてことをしない限り、サブスクリプションが便利な状況は容易に想像できます。
ただし、単に貸し出すだけではなくて、ユーザーが便利に感じるサービスであってほしいと思います。サポート受付は休日でも20時くらいまでは開いていて欲しいですし、有料でも構わないので引き取りメンテナンスと代機の提供も欲しいです。あるいは、プリンタと紙付きで10月から年明けまでの期間リースもありかもしれません。

■2019年07月18日(木)  経緯よりも消防法が順守されていたかの方が問題のような気が
京都アニメーションのスタジオで火災、怨恨による放火の疑いという話であるわけですが。
現時点で死者16人というのが警察発表のようですが、仮に作業部屋にガソリンを撒いて着火したとして、ここまでの被害が出るのかどうか、防火設備や火災対応、避難指示に問題がなかったかが気になります。報道を見る限り死亡者は煙に巻かれてしまったのではないかと思われますが、あのような低層建築では、複数人に全ての出口を制圧された状態で放火された、あるいは通路沿いに複数個所で発火したのでもない限り、逃げ遅れた人がここまで多数出る事態は異常であるように思います。広い部屋で易燃性かつ発煙性のものが部屋中に積んであったか、避難経路が十分に確保されていなかった(混乱によって通路が有効に機能しなかったとしても、事前に予想すべき事態ではあるでしょう)可能性があります。
最終的に死者は34人ということになったようです。どのような事情でこのような多数の死者が出る事態になったのか、消防当局の調査結果が待たれるところです。
ちなみに小寺・西田の「マンデーランチビュッフェ」Vol.13のニュースクリップで引用されている毎日新聞の記事だと2階での死者が11人、3階から屋上へ上る階段での死者が19人だそうで、朝日の記事だともしかして逃げる間もなかったのかと思わないでもなかったのですが、こちらだと明らかに避難時に問題が発生しています。もちろん亡くなった方は痛ましいというしかないですし、放火というのが犯罪なのは明らかですが、京都アニメーションという事業体が過度に被害者扱いされることには疑問があります。前述のように、十分な延焼防止措置や避難経路整備、避難訓練を行っていなければ、従業員の安全をないがしろにしたという加害者でもありえます。放火犯を糾弾して終わりという視点ではいけないと思います。
また、この件で納品が遅れる or 絶望的なことになった発注者や納品したものが台無しになった下請けには同情を禁じえません。いくら工夫してもこれは避けようがないわけで、あまり無体な辻褄合わせをすることにならないよう、祈るばかりです。
「ハルヒ」キャラデザ・池田晶子さんも犠牲 京アニ放火 窓から飛び降りた報道があったときはそっちに行くのかなと思ったのですが、相変わらずの追悼路線ですね。この手の話よりも、京アニ減税措置要望のその後の経過あたりの方が大事な気がするのですが。8/28

■2019年07月17日(水)  一番古いのは艦齢30年近いですが
新イージス艦「はぐろ」進水式 計画の8隻そろう
なぜかまだ海上自衛隊のプレスリリースに出ていません。慣例としては進水時に命名されるはずなので、プレスリリースが出ていてもおかしくないのですが。一応イージス艦の整備もひと段落ということになります。しかし、1隻目のこんごうの就役が1993年ですから、すでに艦齢が26年になります。2006年に改装を行っていますが、後継艦がAWSベースライン9になっていることを考えると、改装後でもベースライン5のこんごう型4隻は第二次改装ないしは代艦建造の話が出てくると思います。設計のベースになったアーレイバーク級は最初期型のDDG-51アーレイバークもまだ現役なので、改装すればもう20年程度は引っ張れそうな気はします。日本の場合、航空自衛隊や米軍の支援を受けられることが前提なので、米軍艦艇ほどのステルス性の追求も必要なさそうですし。とはいえ、適当なところでもう2隻くらい発注しないと、造船会社が干上がるのでしょうね。
さて、お値段は1700億円少々。もちろん安くはないわけですが、8隻揃えて合計1兆円程度。一方でF-15Jは1機120億円で200機ほど。つまりF-15Jの合計調達価格はイージス艦8隻を超えることになります。もちろん防空戦闘にはVLS装備のDDが加わりますが、最新のあきづきですらお値段は750億円。つまり海上自衛隊の対空護衛艦と航空自衛隊の防空戦闘機は合計調達価格が同じ桁ということになるわけで、戦闘機というのがいかに高価であるかというね。ペトリオットが航空自衛隊の装備品であることを考えるとイージスアショアも航空自衛隊の管轄でしょうから、何よりも予算を持って行く航空自衛隊が憎いという気持ちがわかる気がします。

■2019年07月11日(木)  相変わらずの書き方で、ブログじゃないんだから
セブンペイ問題で「IDとパスワードの限界」を感じた
ちょっとこれ、書いた人から考えてわかって書いているのだとは思うのですが、どんなものでしょうか。
話としては、サービスないしはサービスプロバイダごとに認証基盤を構築しているのではセキュリティを確保できないという話でしょう。実際、いい加減な実装が相当数あるわけで、構築の際に普通に手順を踏めば十分なセキュリティを確保できる認証基盤パッケージの普及は急務と言えます。認証など、構築担当者にとっては結果が必要なだけであり、手軽で安上がりに利用できるのであればパッケージなりサービスなりを使う方が楽です。ただし現状認証基盤パッケージはそれなりに高価で、導入も面倒であり、色々と縛りもあります。また認証基盤サービスを利用するにしても、複数のサービスをサポートするためにはそれなりの手間がかかります。さらに、AppleにせよFacebookやTwitter、Amazon payにせよ、認証基盤だけの利用というのはできないわけで、ユーザー側でもApple製品もAppleサービスも使っていないのになんでSign in with Appleを使わないといけないのかということにもなるでしょう。
個人的には、おそらく出張先の店舗から漏れたクレジットカード番号をApple Storeで不正利用された際に、連絡したところいきなりアカウントを停止されたこともあり(サインインパスワードの変更すらできなくなった)、Appleのアカウントサービスというのはできるだけ利用したくありません。
そういった個人的な経験の反映も含めて、どの認証基盤を使うかというのはユーザーの選択に任せられるべきですし、そうであれば構築担当者には容易に多数の認証基盤サービスをサポートできるインターフェースパッケージが提供されてしかるべきでしょう。また、認証基盤へのアクセスのプロトコルを共通化することも必要です。
そういった話をすっ飛ばして特定のサービスを推奨するのは、無責任もよいところです。そもそもランダム生成されたメールアドレスとパスワードという時点で、Sign in with Appleが単なるクイックハックでしかないことは明らかです。つまり良く言っても仕方ないから当座だけ使うものでしかありません。

■2019年07月11日(木)  こういうのも働き方改革なんでしょうね
パタゴニア、参院選投票日に休業 稼ぎ時でも「投票を」
良い試みだと思います。まあ、職場の最寄で投票できて適宜一時間ほど休憩が取れればよいわけですが、そもそも自宅最寄りの投票所でないと投票できないとか、休憩時間を管理するのが大変とかはありそうです。電子政府にしてスマホで投票というのもありでしょうが、セキュリティの確保が問題ではあるのでしょうね(配布する投票用紙を間違えて無効票とかいう事態は避けられるのでしょうけど)。そもそも職場でスマホの電波が入るかどうかが…

■2019年07月09日(火)  クラウド「ファンディング」
小寺・西田の「マンデーランチビュッフェ」vol.11 論壇
現在のクラウドファンディングの本質が評価であるというのは納得できます。いくらならお金を出すかという定量的な評価である点も含めて、非常に包括的である意味いい加減な評価(いい加減というのはやる前に調査を設計しなくてよいという意味になりますかね)を見ることができるという点で、マーケティング手法としてクラウドファンディングが注目されるのはよくわかります。
ただし、「一方で、消費者からの改善サイクルも含めた「評価」が成立していないなら、それはクラウドファンディングとは言えないのではないか、と思う。」というのは言い過ぎでしょう。もちろん、「クラウドファンディングってこういうものだよね」というときの中身として、評価がキーポイントになっている状況はあり得ます。しかし、「クラファン」くらいになってしまえばともかく、クラウド「ファンディング」はあくまでも資金調達です。不特定多数からの評価が得られるというのは、ファンディングという行為においてはあくまで付随的なものと言わなければなりません。逆に、出資額を主要なベンチマークとした不特定多数による総合的事業評価調査サービスというのを売りにするなら、fundingと言うよりはむしろvoteと言うべきでしょう。
あるいは、未分化であるところが良いという視点もあり得るでしょう。つまり、出資側が千円程度の少額から参加できるリターンを自由に設定できる資金調達市場という程度のくくりであるからこそ、非営利事業のための寄付からパイロット販売まで、多様な使い方ができるというあたりです。
とはいえ、ファンディングである以上、ファンディングを目的としていない案件を上場する場合上場する側には一定の節度が求められるかとは思います。

■2019年07月09日(火)  たぶん時系列なんだろうな
ロード・エルメロイII世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note- 1話
妙にグレイがかわいいですね。というか、かわいい方向性が違うような…演技と演出が間違っているように思います。また、グレイはおそらくもっとなまっていると思います。つまり、グレイのセリフの特徴として一人称主格代名詞が「拙」なのですが、現代英語には一人称主格代名詞は原則としてIしかありません(ちなみにウェールズ語は現代ゲルマン系諸語やフランス語と違い動詞に一人称の形があるため、一人称主格代名詞を使うことはまずないでしょう)。ウェールズ訛りか発音が古いのかわかりませんが(アトラスの契約上巻で、ライネスがグレイの一人称代名詞にウェールズ訛りがあると言っていますね)、Iの発音が標準英国英語と異なっており、それを一般には用いられない日本語の一人称代名詞を用いて表現していることになります。拙自体は立派な謙譲語なので、ウェールズ訛りというよりは古い発音(1950年くらいの容認発音とか)という印象を受けます。このあたりの表現は相当難しいと思うので、用語法などを使うことになると思うのですが、それがちょっといいとこの無邪気なお嬢様風演技では、違和感が出てしまいます。
それに比べるとライネスの言葉遣いはいい感じで古臭いのですが、まあ、ライネスちゃんナチュラルにババくさいから。メインストーリー時点から30年してそのままだったら偉そうだけど若々しい感じではあるでしょうが。方向は違いますが、イノライさんあたりの風格と若々しさを目指してほしいものです。ちなみにイノライさん、原作小説中ではシネコンを買ってますが、何を見ておられるのでしょうね。印象としてはハリウッド系の品のいい作品を4DXで見ていそうですが、目は肥えているはずなので芸術系も押さえてはいるのでしょう。
オリジナルストーリーですが、エピソードとしては納得のいくものです。もちろん、原作小説ではメルヴィンに会うのはロンドンに戻ってからなので、イラクで会っているのは矛盾はするわけですが、ウェイバーがアレクサンドロス大王の故地を回って帰国したのは設定どおりですし、けしかけられてうっかり古代遺跡に一人で遊びに行くなど、いかにも体調が良い時のメルヴィンがやりそうです。
アドラとイゼルマを飛ばしていきなりレールツェッペリンになってしまったためにいろいろ変わっていそうなところに不安がありますが(オルガマリーちゃんの登場が危ぶまれます)、まあ、しょうがないですね。

■2019年07月05日(金)  会社の事業の変更は是か非か
トヨタが狙う建設的破壊 「父の事業に大なた」衝撃走る
正直、トヨタがこういうことをやるのには抵抗があります。トヨタと言えば、ここ50年程、製造リスクを社外に押し付けてきた張本人です。そうであれば、トヨタ自動車工業本体も使い捨ててほしいところで、それこそ会社の資金を株主に回収したうえで新事業でも起こしてほしいものです(というか、今トヨタが廃業するなら喜ぶ自動車メーカーはたくさんいるでしょう)。それがトヨタという事業体を守り抜くような事業内容の変更を目論むというのは、株式会社の在り方としてどうなのでしょうか。

■2019年07月05日(金)  本来リスクのある決済手段
セブンペイあきれた危機感のなさ
まあ、責められても当然だとは思うのですが、二段階認証とてハードルを上げているだけだということの方が重要ではないでしょうか。
結局、ITに頼って本人確認をするような決済手段には一定のリスクはあるということです。これは銀行振り込みでも同じですし、たとえ自宅の金庫でも盗難のリスクはあるわけですけど。そうである以上、事故におけるロールバックの手段が確保されているのであれば(それこそ7payの場合は最寄りの店舗に行って身分証を示して本人確認をすれば済みます)、便利さを取ることには十分な合理性があります。もっとも、なりすまし事故が起こってもかまわないと思っているような事業者に取引情報を集められたいかというのは考えどころではあります。

■2019年07月05日(金)  問題は積み替えかと
鉄と共に消えた「チッキ便」 新たな枠組みで復活させたい
旅客鉄道で貨物輸送をするのは良いと思うのですが、よりによってチッキはないでしょう。
国鉄やJR貨物が車両単位、コンテナ単位の契約しか受けないのは、そもそも積み替えが厄介だからです。定期的に発生する少量の貨物なら駅員と乗務員で何とでもなるでしょうが、チッキのような荷物毎に行き先の異なる貨物を随時扱うとなると、相当しっかりした管理体制や荷役体制が必要になります。1980年代よりはよほど楽になってはいるでしょうが、そもそも流通拠点に設備を集約して高度化することで楽になっている面もあるわけで、旅客扱いだけで飽和しそうな状況を見るにハブ駅での取り扱いだけでも相当な負担でしょう。通常のコンテナ貨物を専用設備のあるコンテナヤードで扱うなら、規格の異なる路線の間でも、コンテナを乗せ換えるだけで済みますが、隙間利用の小口貨物の場合、荷役にしろ仕分けにしろ効率が悪くなります。制度的にはともかく、実務的には個別の契約による直通駅間の長期の定期便か臨時便くらいしかやりようがないと思います。
まあ、貨物輸送の前に託送をちゃんとしてほしいとは思います。特に新幹線など、スーツケースの扱いにはいろいろ問題があるわけで、飛行機と同じになるだけでも便利ではないかと思います。

■2019年07月05日(金)  結局競争市場の是非ということなのでは
“通信と端末の分離”で何が起こる? キャリア、MVNO、端末メーカーへの影響を考える
冷静な印象を受けるのは、現場の担当者だからでしょうか。それぞれの影響を良しと見るか悪しと見るかはともかく、起こる現象はこのあたりだろうと思います。
とはいえ、政策の是非となると、結局競争的市場の実現を良しとするか、限定的な競争に基づく普及の促進を良しとするかということだと思います。もともと、3大キャリアにしろ楽天にしろ、ネットワークを整備し、端末の卸を行うだけの資本調達力でMVNOに差をつけているわけで、そこで差が生じる仕組みになっている限り、よほど制度面での調整をしないとキャリア優位になります。総務省としてはMVNOが頑張ってキャリアにTOBでもかけてほしいのかもしれませんが、現状は明らかに逆です。

■2019年07月05日(金)  自宅で仕事をしてでも雇ってほしい労働者と自宅作業のフリーランスにアウトソースしたい雇用者
月月火水木金金でテレワーク
働く側の視点としてはこのあたりが妥当でしょう。ただし、付け加える点として、自宅に拘束される人も働きたいという事情はあると思います。つまり、育児や介護に従事していても仕事はしたいということですね。このあたりは、実作業自体は引き受けてくれる事業者があるものの、被介護者、幼児を事業者に引き渡すところまでは保護者の責任ですし、その引き渡しは保護者の都合の良い時間にしてもらえるわけではありません。また介護の場合、週に二日くらいはデイサービスを利用できるものの、それ以外は介助はいらないにせよ目は離せないといった状況もあるでしょう。短時間出勤と合わせたテレワークは、こうした状況を緩和すると思います。
ただし、働くというのが供給と需要の関係である以上、需要側、つまり雇い主の都合も問題ではあります。需要側からすれば、高度技術職やセールスであれば雇用に基づくテレワークが成り立つでしょうし、経営幹部を終日拘束するのにも役に立つでしょうが、アシスタント業務までテレワークの対象とするかどうかは悩ましいのではないかと思います。むしろアウトソースしてしまった方がと思う経営者も多いはずで、いわゆる自営型テレワークというのはこのあたりの事情ではないかと疑うことは可能でしょう。
また、当たり前ですが、接客や特殊な設備を使用する作業はテレワークにはなりえません。いかにデスクワークが多いとはいえ、テレワークの影響は限定的ではないかと思います。

■2019年07月02日(火)  生命保険のおまけにしては気が利いています
安否確認システムを中小企業に無料開放 大同生命
これはなかなか良い試みだと思います。安否確認システム自体には思うところもありますが、使わざるを得ないとするなら他社のシステムに便乗する方が簡便ですし、下手に商用サービスを使うよりは保険のおまけの方がコスト面でも楽でしょう。個人の連絡先の収集になってしまう点は要注意ですが、まあ、クラウドの捨てアカでも登録しておけば良いことです。労務管理パッケージに含まれていることが多いと思いますが、そもそもそんなものは導入していないという雇い主も少なくないでしょう。
しかし、個人には連絡がつくものという想定自体が、現実的でないと思うのですけどね。

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