■2018年12月14日(金)
就労資格が厳しいかというと…
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外国人の色々 3年ビザが取れたようで、おめでたいことです。 個人的な感覚ですが、日本の滞在査証制度は、受け入れ側さえ準備を整えていれば他の先進国と比べて滞在や就労が難しいということはないと思います。ただし、一時滞在からの切り替えや留学査証からの切り替えが狭き門であることは否定できません。とはいえ、それは滞在資格制度よりも雇う側の準備の問題のような気がします。外国人の就労に規制があるのは、おそらくたいていの国で同じです。初めから外国人を雇う前提の雇い主は、就労査証への切り替えを含めた手続を扱う仕組みを設けていますが、そうでないところは、雇ってくださいと言われたところでそもそも何をしていいかすらわからないでしょう。雇う側のリテラシーのなさが問題なのは、手続はエージェント任せのブラックな雇い主にも近いと思います。その点も含めて、日本という国が外国人慣れしていないと言われれば、反論のしようがありません。 人件費の安い国から人買いをしてくるのに規制が厳しいというレベルの外国人就労問題と、海外でまともな募集をしている就職先が少ないことを含めて就労目的での入国が難しいという問題、そしてすでに国内で就学・就労している外国人の就職・転職が難しいという問題は、どうも分けて考えた方がよいような気がします。 | | |