■2018年06月30日(土)
G.Zuiko Auto-W 20mm F3.5
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Penの写り方というのはどうだったのかなという興味で買ってみました。Pen Fはハーフサイズ、つまり35mmフィルムの横を半分にしたサイズですから、マイクロフォーサーズはそのさらに半分、ハーフサイズを縦に半分にしたサイズです。つまりマイクロフォーサーズのイメージセンサーはPen F用レンズのイメージサークルに収まります。写真の印象というのはレンズとフィルムおよび焼き付けも含めた現像処理で決まるものですので、当時のレンズを使って、得られた画像をフィルムに合わせて加工してやれば、似たような絵が得られるはずです。と思ったのですが…Auto-W、思ったより癖がありません。画角が標準より少し広いくらいなので、広角っぽい絵にならないのはわかるのですが、F3.5と暗いせいか、若干縁取りのあるボケを示す程度で、にじんだり発色が地味だったりといったことはありません。発色は、Ai Nikkor 50mmF1.4や135mm F3.5の方が地味かもしれません。さすがは伝統ある顕微鏡のトップメーカーです。2mから先は無限遠なので、それなりに寄らないとレンズの影響よりフィルムや処理の影響の方が大きいようです。 | | |