■2017年08月06日(日)16:44
KISS your ass!
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Keep It Simple, Stupidとも言いますし バランスの問題ではあるのでしょうが、UWPはいささかアプリケーション作成者に頼りすぎる仕組みではないでしょうか。XAMLとロジック実装用言語を行き来する仕組みもそうですが、まずもってXAMLとエディタが難解に過ぎます。というより、XAMLとバインディングの仕組みに対してエディタがプリミティブとでも言いましょうか。以前JavaのUI構築に触れた時も思いましたが、何でもかんでもウインドウに還元すればよいというものでもないでしょう。UIに対して最低限の要求がある以上、それを楽に実現できる仕組みが求められると思います。つまり、ポップアップメニューなりタブ切り替えなりの実装ということですが、ウインドウ上に全てのコマンドに対応するボタンコントロールを並べるというUIを標準としない以上、必要なボタンだけを表示し、他は隠すという機能の実現手段は何をおいても単純化されてしかるべきです。ルートウインドウ上にボタンを置いてそれを押すと隠されていたペーンの表示がトリガーされるというのは、ロジカルではありますが、そのまま実装させるのは見通しが悪いように思いますし、それを隠すためのプルダウンメニューとリソースという仕組みだったと思うのですけどね。そして、とりあえずとっかかりになるキーワードを入力しないと候補すら表示されないという入力補助の仕組みも、敷居を高くしていると感じます。中括弧を入力しないとバインディングについて入力補助が働かないのでは、結局のところ最初は全部手で入力した方がましです。にもかかわらず、全て手入力するとエディタが警告を出し、かつその警告が無意味であるというのは、アプリケーション作成者にストレスを与えます。UIデザイナーにとってロジック実現用の言語が最適解でないことは理解しますが、そこでUIデザイナーとロジック実装者のそれぞれに対して個別的な解だけを用意するというのは、短絡しすぎではないでしょうか。HTMLとJavaScriptに脳を汚染されすぎていませんかね。 | | |